鶏と里いも、きのこの秋スープ

耳で楽しむおいしいスープレシピ #18

FOOD
2021.09.27

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スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。食欲の秋、旬のおいしい食材を思い切り味わいたいですよね!今回は秋の味覚をふんだんに使った「鶏と里いも、きのこの秋スープ」を作ります。きのこの風味と、ホクホクした里いもの食感で、秋の訪れを感じられるスープです。そして、簡単に作れる副菜として「なすとみょうがの甘酢あえ」の作り方もご紹介します。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!

 

鶏と里いも、きのこの秋スープ


材料(2人分)

  • 鶏もも肉…200g
  • 冷凍里いも…6~8個
  • しめじ…1/2パック ※まいたけ、エリンギ、しいたけなど、お好みのきのこでOK
  • 長ねぎ…1/2本
  • 塩…小さじ1/2
  • 醤油…小さじ2
  • こしょう…少々
  • ごま油…小さじ1

作り方

1. 鶏もも肉は、2〜3cm角に切る。

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  • 唐揚げより少し小さいサイズが食べやすいです。里いもの大きさと合わせると良いでしょう。
2. 鍋に水600mLと鶏肉、凍ったままの里いも、塩を入れて煮立てる。(中火~強火)

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  • 冷凍里いもの大きさは商品によってまちまちです。大きめなら6個くらい、小さめだったり切ってある場合には、もう少し量を多く入れるなど、適宜加減してくださいね。
3. しめじは手でほぐし、長ねぎは端から斜めに薄く刻む。

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  • しめじは、石づきの汚れた部分を切って、手で割きます。1本ずつバラバラにせず、2~3本ずつの束にしておいた方が、あとで盛り付けた時にきれいです。
4. 煮立ったらアクを取り、火を弱め、しめじと長ねぎを加えて3~4分煮込む。

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  • 鍋の中は最初濁ってアクが出てきます。ある程度アクが出たところで一度取ればOKです。
5. 醤油とごま油を加えて味をととのえる。
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6. 器に盛り付けて、こしょうを振ったら完成!
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おいしいポイント

  • 鶏肉を水から煮ることで、スープに鶏肉の旨みがしっかり出て、その旨みを野菜に含ませることができます。
  • しめじ以外に、まいたけやエリンギなど、何種類かのきのこをミックスして使うと、きのこそれぞれの旨みの相乗効果で、さらに味わい深くなります。
  • スープを盛り付ける際、お好みですだちやレモンなどの薄切りを添えると、さわやかでより一層おいしいですよ。

なすとみょうがの甘酢あえ

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材料(1人分)

  • なす…1個
  • みょうが…1個
  • 砂糖…小さじ1
  • 醤油…小さじ1
  • 酢…小さじ1

作り方

1. なすをラップで包み、電子レンジ600Wで2分加熱する。みょうがは薄く輪切りにする。
  • 破裂を防ぐため、なすの皮に少し切り込みを入れておきましょう。
2. 砂糖、醤油、酢をボウルに入れて軽く混ぜる。
3. 加熱したなすを冷水につけて冷ます。へたを切り落として、縦半分に切ってから1cm幅に切り、2のボウルに加えて混ぜる。
  • なすはラップごと水につけると、水っぽくならずに粗熱を取ることができます。
4. 砂糖が溶けたら、みょうがを混ぜて、完成!

時短に!食卓の彩りに!便利な冷凍食品を活用しよう

普段料理をしていると、「もう少し時短できないかな〜」と思うことってありますよね。そんな時は冷凍食品がおすすめです。

今回のレシピでは冷凍の里いもを使いましたが、生の里いもを使う場合、皮を洗って、茹でてぬめりを取って…と、割と手間がかかりますよね。里いもだけを煮る時は生から作る方がいいかもしれませんが、汁物など他の具材と合わせる時や「ちょっとだけ使いたい」という時には、冷凍の里いもが便利です。私も積極的に使っています。丸くコロコロした形のものや、大きな里いもをいくつかに切って早く煮えるようにしたものもあります。それぞれに良さがあるので、お好みのものを探してみてください。

里いも以外だと、私は冷凍のほうれん草をよく使います。味噌汁の彩りになりますし、「あと一品欲しいな」という時に「ほうれん草のごま和え」のような小鉢を作るのに使っています。あとは、冷凍きのこもよく使いますね。冷凍されたものをわざわざ買ってこなくても、生のきのこの石づきを取ってほぐし、ビニール袋に入れて冷凍するだけ。すぐに料理に使えて便利ですよ。

ただ、冷凍食品の弱点は生のものより食感と香りが弱いこと。他の食材やスパイスなどで食感や香りを足してあげると、よりおいしく食べられると思います!

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撮影:木村琢也