新じゃがいもとベーコンのミルクスープ/プチトマトのしょうがマリネ
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回は、新緑のこの季節におすすめしたい!旬の新じゃがいもを使った「新じゃがいもとベーコンのミルクスープ」を作ります。じゃがいもとベーコンの旨味がたっぷり!そしてハーブが爽やかに香る、春らしい一品です。スープを煮込む間にできる副菜として、「プチトマトのしょうがマリネ」の作り方もご紹介します。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
新じゃがいもとベーコンのミルクスープ
材料(2人分)
作り方
- 1. 新じゃがいもは皮をよく洗って、芽があったら取り、5〜7mmの薄切りにして水にさらす。
- 2. 玉ねぎは薄切り、ベーコンは2〜3cm幅に切る。
- 3. 新じゃがいもの水を切り、鍋に新じゃがいもと玉ねぎ、ベーコン、ローレルを入れ、水2カップを加えて強火で煮る。沸騰したらアクをすくい、火を弱めてじゃがいもが柔らかくなるまで煮る。
- 4. 牛乳と塩を加えて、再沸騰したら火を止める。味を見て、塩で味をととのえたら完成!
プチトマトのしょうがマリネ
材料(2~3人分)
作り方
- 1. ミニトマトはヘタを取って半割にする。
- 2. 鍋にトマト、オリーブオイルを加えて和える。
- 3. 砂糖、酢、塩、おろししょうがを混ぜ、2〜3分ほど中火で煮る。
- 4. 器に移して冷やしたら完成!
おいしいポイント
ハーブやスパイスって、たくさんあり過ぎて、どれを選べばいいのか迷いますよね。
私が使っているハーブで最も汎用性が高いと思うのは、今回のレシピでも使った「ローレル(ローリエ)=月桂樹の葉」です。カレーやポトフ、ビーフシチューなど、洋風の料理によく使われます。ポンと1枚入れるだけで、爽やかな風味が付きますし、肉や魚、玉ねぎなどのにおいをマイルドにしてくれる効果もあります。常備しておくと、いろいろな料理の香りや味に変化が付けられて、料理が楽しくなると思います。
ハーブやスパイスを使いこなすのはちょっとハードルが高いと感じるかもしれませんが、身近なものだと「カレー粉」や「青じそ」なら馴染みがありますよね。まずは気負わずに使ってみてもらえたらと思います。使い慣れていない方は、今回ご紹介した「ローレル」もおすすめですし、そのほかに人気なのは「クミン」。炒め物にパッと振ると、エスニックな風味が付けられます。
乾燥したものは冷暗所で保存します。もちろん賞味期限が基準になりますが、開封時からだんだん風味が落ちていくので、香りのある間になるべく集中して使い切ることをおすすめします。赤とうがらし系のスパイスは冷蔵庫で保管すると、色も味も落ちにくいです。ちなみに、冷凍庫に入れるとさらにもちますが、忘れやすい場所なので、あまりおすすめしないです(笑)。
いろいろな料理の味や香りに変化を付けてくれるハーブやスパイス。ぜひ皆さんもトライしてみてください!
今回ご紹介した「トマトのマリネ」のレシピは、有賀さんの新刊『有賀薫のベジ食べる!』(文藝春秋/2023年3月発売)にも掲載されています。野菜がたっぷり食べられる一冊!ぜひチェックしてみてください。