野菜の甘みでほっこりとしあわせな気分。絶品!「無水料理のホクホク肉じゃが」

枡田絵理奈の「聴くコラム」 #9

FAMILY
2021.02.09

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元TBSアナウンサーで、現在は広島在住のフリーアナウンサー枡田絵理奈さんによる「聴くコラム」。毎回「食」にまつわる様々なお話をしながら、枡田さんおすすめの「おうちごはん」を一品紹介してもらいます。

第九回のテーマは、「お気に入りの調理道具」について。そしておうちごはんレシピは、絶品!「無水料理のホクホク肉じゃが」です。簡単でおいしい!レシピとともに、ぜひコラムをお楽しみください。


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みなさんはどんなチョコレートがすきですか?

アイスムをご覧のみなさん、こんにちは!枡田絵理奈です。今回も広島の自宅からお送りしています。

年始が落ち着いたばかりですが、2月も節分にバレンタインとイベントが続きますね。一人で気合を入れてみたり、友達や家族と楽しんだり、いろいろな楽しみ方があると思います。

なんといっても!わたしはもうチョコレートが大好き!この時期になるとデパートに行って、ワクワクしながら自分用にチョコレートをたくさん買い込んでしまいます。

普段はなかなか買えない「シャルボネル エ ウォーカー」というシャンパン味のチョコレートが買えるタイミングがあるんですが、それをたくさん買って1年かけてゆっくりと食べようかと考えています(笑)。

バレンタインがある2月は、実はプロ野球選手はキャンプ中で、主人とは一緒に過ごすことができないんですよね。なので、毎年キャンプ先にチョコレートを送っています。

「超本命だよ!」という気持ちを伝えるために、スペシャルなチョコレートをデパートに探しに行って、すごく華やかで豪華なものとか、とにかくもうふつうの義理チョコとは全然違うものを探して送っていたんですが……。

結婚3年目辺りのバレンタイン前に、「もうああいうのいらないから」って言われたんですよね。「なんで?」って聞いたら、「高級なチョコレートって口に合わないんだよね。駄菓子屋のチョコレートのほうがいい」と言われてしまって(笑)。

それ以来、駄菓子屋さんでいろんなチョコレートを買って、駄菓子屋チョコレートの詰め合わせというのを自分で作っています。

主人が特に好きなチョコレートは、「セコイヤ」っていう30円ぐらいのチョコレートなんですけど。10本買っても300円でして、そこにチロルチョコとかアポロとか、そういう子どもが大好きそうなチョコレートのお菓子を入れて、それを詰め合わせにして送ってます。どんなに頑張っても1000円に満たないんですけど、主人は「これが一番うれしい!」ということで、キャンプ先で毎日ちょこちょこと食べているそうです。

妻としてはもうちょっと頑張りたい、という思いはあるんですが、本人にとってそれが一番うれしいんだったら、「まぁいいかな」なんて思っています。

こんな風にイベントがある時期だと、普段よりもお料理をする機会が増えたりしますよね。そこで今回は、「お気に入りの調理道具」についてお話しします。みなさんも、「これがないと困る〜」というような調理道具を思い浮かべながら聴いてみてくださいね。

コラムの最後では、今回ご紹介する”ある調理道具”を使った、とってもカンタンな「無水調理のホクホク肉じゃが」の作り方をご紹介します。ぜひ最後までゆったりと聴いてください。

焼肉好きのわが家に欠かせない、おすすめの調理道具!

みなさんには料理に欠かせないお気に入りの調理道具はありますか?わたしはいくつかありますが、その中でもこれがないと生きていけない!というものに「ザイグルプラス」というホットプレートがあります。普通のホットプレートだと、下の鉄板が熱くなってお肉などを焼くんですが、このザイグルは上に赤外線が出るヒーターがついていて、その熱で焼くんですね。

わが家にはよく食べる野球選手がいますし、その後輩たちもごはんを食べに来ますし、子どもたちも焼肉が大好きなので、とにかく「おうちで焼肉をする機会」がたくさんあるんです。

このザイグルがとにかくすごくて!煙も全然出ないし、カーテンとかに焼肉の匂いがついて困ったということも全くないんですね。油も、ザイグルの周り5センチぐらいに少し付くかなというくらいで、普通のホットプレートとは違って、そんなに飛ばないんですよね。

しかも焼肉屋さんで焼いたような、やわらかくておいしいお肉に仕上がる。このザイグルを買ってから、「焼肉屋さんに行く必要がないんじゃないか?」って思うぐらい、おうちで焼肉をするのが本当に至福のときです。食材買ってきたら焼けばいいだけなので、準備時間も0分ですし、とってもとってもおいしく仕上がります。

ザイグルは油が流れ落ちるシステムになってるんですけど、焼肉が終わったあとに流れたところを開けてみると、「ひゃー!!」って思うぐらいの油が入ってるんですよ(笑)。これだけ油が落ちていたらヘルシーだろうなとも思います。
お肉だけじゃなくて、さんまなど魚類もすごくおいしく焼けるんです。中がふっくらと仕上がるので、お魚の料理の時にもよく使っています。

魚を焼いたときに欠かせないのが、大根おろし。「おろし器」にもこだわりがあって、わたしは竹製の「鬼おろし」を使っています。これを使った大根おろしは、シャキシャキっとして、甘みもあって、もうとにかくおいしい!主役になっちゃうぐらいのおいしさなんですよね。

普通のおろし器でもいいんですけど、格段にお料理上手になった気がするし、おもてなしをするときにも印象が違うと思うので、持ってない方はぜひ買ってみてください。お鍋料理や白菜と豚肉の重ね蒸しとか、しらすおろしにおすすめです。娘は2歳の時から大根おろしが大好きで、一緒に鬼おろしを食べています。

思い出と一緒に心も身体もあたたまる、大切なホーロー鍋

もう一つ欠かせないのが、無水調理ができるホーロー鍋。 わたしはストウブを愛用しています。TBSの女性アナウンサーたちの間では、誰かが結婚するときにル・クルーゼやストウブといった、ホーロー鍋をお祝いとしてプレゼントする習慣があります。わたしも結婚するときに、みんなからいただいて。今でも本当に大切なもので愛用しています。

この鍋を使うたびに、みんなのやさしい気持ちを思い出すので、ときめきながらお料理をしています。おかゆや煮込み料理、以前紹介したスペアリブを作るときにも使っていますね。お肉が柔らかくなるので、カレーにもおすすめです。

そして、今回のおうちごはんでも紹介する「肉じゃが」もとってもおいしくなります。ホーロー鍋を持っている方は、今回ご紹介するレシピをぜひ試してみてください。わたしは試したことがまだないのですが、普通の鍋でもこの肉じゃがはおいしく作れるかなと思います。

今回は調理道具についてお話しましたが、参考になりましたでしょうか?最近は便利な道具がたくさんありますので、ぜひ自分のスタイルに合うアイテムを見つけて料理を楽しんでくださいね。

栄養バランスもばっちり!「無水調理のホクホク肉じゃが」

この「聴くコラム」で毎回ご紹介している、わが家のおうちごはん。今回ご紹介するのは、
ホーロー鍋で作る「無水調理の肉じゃが」です。

わたしは通称「みくじゃが」と呼んでいます。私の親友に「みくちゃん」という子がいて、彼女は社会人野球や運動部の選手たちに、お昼ごはんを提供する食堂を営んでいるんです。毎日百何十人のアスリートに対して、ものすごい量のお料理を作っていて。アスリート用の食事なので栄養バランスもバッチリで、わたしの料理の師匠なんですね。

そんなみくちゃんが作る「絶品肉じゃが」が大好きで、よく家でも作っています。この「聴くコラム」のために紹介してもいい?と聞いたら、「もちろんだよ!」と言ってくれたので、今回は通称「みくじゃが」の作り方をご紹介します。


材料

  • お肉(牛でも、豚でも)…200gほど(お好みで)
  • じゃがいも…2個
  • にんじん…1本
  • 玉ねぎ…1個
  • 調味料
  • だしの素…小さじ1
  • 砂糖…大さじ1
  • 酒…大さじ2
  • みりん…大さじ1
  • 醤油…大さじ1.5

作り方

1. じゃがいも、にんじん、玉ねぎは食べやすい大きさに切る。
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2. 鍋に油を引いて、肉を焼いたら、1と調味料を加える。
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調味料はあらかじめ混ぜておく方がいいですが、私は洗い物を少しでも減らしたくて直接入れてしまっています…!

3. ふたをして、じゃがいもがホクホクになるまで煮る

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  • 味が薄ければ、醤油やみりんで調整してください。

この料理は野菜の水分だけで作るのですが、とにかく野菜の甘みがしっかりしていてとってもおいしい!ホクホクの肉じゃがになります。もし使った野菜の水分が少ないようでしたら、ちょっとだけお水を足してください。

最初だけ少し炒めますが、あとは放っておくだけで絶品の肉じゃがができるので、みなさんもぜひ作ってみてくださいね。作り方はアイスムのページにも掲載しています。

さいごに

枡田絵理奈の「聴くコラム」、今回はお気に入りの調理道具についてお話しました。みなさんお楽しみいただけましたでしょうか?

アナウンサーというのは、調べるのが大好きで。調理道具が欲しいなと思うと、ひたすら口コミを見たり、メーカーのホームページを見たりして、いろんな情報を調べてから買うので、わりと調理道具オタクだったりします。また新たにすてきな調理道具を見つけたら、このコラムでもご紹介できたらと思っています。

アイスムのページからは、感想やリクエストを送ることができます。みなさんが感想を送ってくださると、わたしも励みになります!質問などがありましたら、聴くコラムで答えることもできますので、よかったら送ってください。お待ちしています。

それではまた次回お会いしましょう、枡田絵理奈でした!

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文・音声編集:佐々木沙枝
カバー写真:前康輔