井上和彦さんの声で作る「メキシコのチキンケサディーヤ」
休日の朝にぴったりの“聴くレシピ”をお届けする「ボイレピ♪ 朝ごはん」。
第24回は、声優の井上和彦さんをナビゲーターに迎えて「メキシコのチキンケサディーヤ」を作ります。「小さなチーズのもの」という名前の通り、具材のメインはチーズ。トルティーヤに挟んで焼くだけで手軽に作れるメキシコの軽食です。今回は鶏胸肉を使ったチキンケサディーヤを紹介します。世界各地の家庭の台所を訪れ、一緒に料理をしてきた岡根谷実里さんのレシピです。
料理の音は「しあわせの音」。世界の台所を探検する気分で、いつもとちょっと違う朝ごはんをお楽しみください。
材料(2人分)
作り方
- 1. まずはピコ・デ・ガヨを作る。玉ねぎは粗みじん切りにして水にさらす。
- 2. トマトは粗みじん切りにする。
- 3. パクチーはみじん切りにする。
- 4. 1〜3を混ぜ、塩とライム果汁(またはレモン果汁)で味を調える。
- 5. 鶏むね肉を8〜10ミリ角くらいに切る。塩、こしょう、パプリカパウダーをまぶし、揉み込む。
- 6. フライパンを熱し、オリーブオイルをひいて鶏むね肉を炒める。火が通ったら皿に取っておく。
- 7. フライパンを一度きれいにし、火をつける前にトルティーヤを広げて置く。半分に満遍なくチーズ、鶏むね肉の順にのせ、チーズをさらに少し加えて半分に畳む。空いたフライパンの半分にもう一枚のトルティーヤをのせ、同様に具材をのせて畳む。火をつけて1〜2分焼く。
- 8. チーズが溶け、トルティーヤがパリッとして焼き色がついたらひっくり返して、裏側も1〜2分焼く。
- 9. ケサディーヤを皿に移し、ピコ・デ・ガヨを挟んで、できあがり。
おいしいポイント
フラワートルティーヤの作り方
材料(4枚分)
作り方
- 1. 小麦粉と塩をボウルに混ぜ、真ん中をくぼませる。
- 2. 植物油とお湯を入れ、泡立て器か箸で混ぜる。全体がまとまってきたら、手でこねる。
- 3. ひとまとまりになり、表面がなめらかになってきたら、ラップをして30分〜1時間ほどおく。
- 4. 四つに分割し、打ち粉をした台に広げ、麺棒でのばす。
- 5. 焦げ付かないフライパンを油なしで熱し、4を焼く。ところどころ茶色の焼き色がついたらひっくり返し、裏面も焼く。
岡根谷実里さんの現地エピソード
ケサディーヤはスペイン語でチーズを意味する「queso(ケソ)」に小さいという意味の接尾辞「-illa」がついたもの。最もベーシックでポピュラーなのは、チーズだけを挟んだものですが、かぼちゃの花やマッシュルーム炒めを入れるなど、いろんなバリエーションがあります。「チーズが使われていなかったらケサディーヤじゃない!」という人もいますが、さまざまなバックグラウンドの人が暮らす首都メキシコシティーでは、チーズなしのケサディーヤを作るお店や人も少なくありません。
現地では、「ケソ・オアハカ」というオアハカ州産のチーズを使います。白くてフレッシュで、繊維状に割けるタイプのチーズで、加熱するとモッツァレラチーズのようによく伸びます。また、トルティーヤはとうもろこしで作るコーントルティーヤが主流です。今回は日本でも手に入りやすい小麦粉のフラワートルティーヤを使い、鶏胸肉を使ったアレンジでご紹介しました。朝ごはんのみならず、サンドイッチのようにいつでも食べられる軽食としてもおすすめです。