綱渕礼子さんに教わる、つくりおき二品「きのこのクミンピクルス」と「和風ジュリエンヌサラダ」
住まいや暮らしに関するテーマを取り扱うコミュニティ「UXD KURASHI LAB. 」の特別企画【365日を彩る豆皿の魔法】と連動して、アイスムでは「豆皿で楽しむ」をテーマに、つくりおきレシピを全3回に渡ってお届けします。余裕のある時に作っておいたつくりおきメニューを、その日の気分でお好きな豆皿に少しずつ盛り付ければ、いつものごはんがもっと楽しくなるかもしれません。
第1回のレシピを教えてくれたのはフードコーディネーターであり、フードスタイリストとしても活躍されている綱渕礼子さん。今回のつくりおきレシピは「きのこのクミンピクルス」と「和風ジュリエンヌサラダ」です。綱渕さんがつい集めてしまうというお気に入りの豆皿についても伺いました。
きのこのクミンピクルス
秋においしい色々なきのこをピクルスに。たっぷり作っておけば食事中の箸休めにはもちろん、一人でちょっと家飲みする時のおつまみにも。ピクルス液に定番のブラックペッパーやクローブ、ローリエの他にクミンシードを入れると、ぐっと個性が出てくせになる味わいになりますよ。
材料(1L保存瓶 1本分)
作り方
- 1. 材料の下ごしらえをする。
- 2. きのこを湯通しする。
- 3. ピクルス液を作り、漬ける。
きのこはそれぞれ石づきを除いて、しめじ、舞茸は小房に分け、マッシュルームは4等分に切る。赤パプリカはヘタとワタ、種を除いて縦細切りにする。
熱湯にさっとくぐらせるか、ザルに広げた上から熱湯をかけて湯通しし、煮沸した保存瓶に赤パプリカと一緒に詰める。
小鍋にクミンシードを入れて、香りが立つまで軽く空炒りする。その他の材料をすべて加えて一煮立ちさせ、熱いうちに瓶に注ぐ。
粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしましょう。2日目以降がおいしいです。
※日持ち目安:約2週間
和風ジュリエンヌサラダ
「ジュリエンヌ=千切り」からネーミング。香味野菜と夏の終わりから秋にかけて出回り始める新生姜などを千切りにして、いただく直前にポン酢とごま油を和えるだけ。食感のアクセントに香ばしいアマニロースト(※)を使うのがポイントです。冷奴にのせたり焼き魚や茹で豚に添えたりするのにも使えます。
※アマニローストはオメガ3脂肪酸、食物繊維、ポリフェノールを豊富に含むアマニ(亜麻という植物の種子)をローストしたもの。ない場合は白いりごまでもOK。
材料(大鉢1皿分)
作り方
- 1. 材料をすべて千切りにする。
- 2. 和えて、盛り付ける。
きゅうりは斜め薄切りにして一列に並べ、端から千切りにする。
大葉、みょうが、新生姜は極細い千切りにした後、ザルに合わせて、さっと流水に流す。
レッドオニオンは繊維に沿って千切り、貝割れ菜は根を落として2〜3等分に切る。
いただく直前にポン酢、ごま油とさっと和え、アマニローストをふる。
お好みの豆皿に盛り付けて召し上がれ!
豆皿があれば残り物のおかずが御膳に!
我が家では、基本的にお刺身の醤油や料理に添えるタレ、薬味入れなど定番の使い方をするのが多いのですが、晩酌時のおつまみを盛る器にも最適。冷蔵庫にあるチーズを切ってのせたり、すぐできるおつまみを作って盛ったり。ちょっとでも満足感があるから食べ過ぎ防止にもなります(笑)。
また、前日の残った料理や常備菜を少しずつ盛り付ける時などにも最適で、色々な豆皿に盛り付けるだけで、ごはんとお味噌汁を追加するだけで豆皿御膳を楽しめます。
お気に入りの豆皿
豆皿はたくさん持っている方ではないと思うのですが、作家さんの作品や骨董がほとんどで、気がつくと好きな寒色系が多くなっていました。カケやヒビが入ったものは金継ぎで大切に使っています。
UXD KURASHI LAB. は、住まいや暮らしに関するテーマを取り扱うコミュニティです。「暮らしを楽しみ、自分らしい住まいを作っていく」をコンセプトに、暮らしに関する調査や、多種多様なジャンルのプロフェッショナルな方との座談会など様々なイベントを企画しています。参加者同士でアイデアを出し合ったり、アンケートに答えることを通じて、住まいや暮らしについて考えていきます。
アイスムと連動した企画も随時展開しています!