麻婆茄子風のとろみスープと梅オクラ
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。夏野菜がおいしい季節になってきましたね!今回は、夏野菜の代表!とも言える、なすとオクラを使ったメニューをご紹介します。メインは「麻婆茄子風のとろみスープ」。甘めの味つけで、ごはんと合わせてもおいしくいただけますよ。手軽に作れる副菜として、「梅オクラ」のレシピもご紹介。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
麻婆茄子風のとろみスープ
材料(2人分)
作り方
- 1. 長ねぎをみじん切りにする。
- 2. なすはヘタを取って乱切りにする。
- 3. 鍋にサラダ油を入れ、中火で熱する。なすを入れ、3分ほどしっかり炒める。
- 4. なすの白い部分が青くなってきたら、ひき肉を加えてほぐす。お好みで唐辛子も加えて炒める。
- 5. 砂糖、醤油を加えて、しっかりと味を付ける。
- 6. 水500mLを加え、ふたをして強火で煮立てる。沸騰したら弱火にして5分ほど煮る。
- 7. なすがやわらかくなったら、塩を足して味をととのえる。水溶き片栗粉を少しずつ加え、とろみをつける。
- 8. とろみが出てきたら、長ねぎを加え、火を止める。
- 9. 最後にごま油を回しかけたら、完成!
梅オクラ
材料
作り方
- 1. オクラのへたを切り落として、薄切りにする。
- 2. ボウルにねり梅と白だしを合わせて混ぜる。塩分は味をみながら調節する。
- 3. ボウルにオクラを入れて混ぜる。
- 4. 器に盛りつけて、かつおぶしをかけたら完成!
おいしいポイント
簡単でおいしい!を叶えるために、「便利食材」を上手に使おう
今回ご紹介したスープは、なすとひき肉と調味料というシンプルな仕立てでした。ここにしょうがやにんにくを少し入れてもおいしいと思います。みじん切りにして一緒に炒めるのも良いですが、「ほんのちょっとだけ使うのって面倒だな」と思う時もありますよね。
そんな時に便利なのが、チューブのしょうがやにんにくです。そういう「便利食材」を冷蔵庫に備えておくと、毎日のごはん作りで重宝しますよ。私も調理の素材としてよく使っています。私が買い置きしているのは、チューブのしょうがやにんにく、ねり梅、さらにザーサイやキムチです。「なかなか使い切れない」という声も多いですが、スープに毎回ちょこっとずつ入れていくと、最後まで使い切れると思いますよ。
副菜の「梅オクラ」には、「たたき梅」「ねり梅」などの商品名で市販されている便利食材を使いました。ねり梅のような半加工調味料を使うことで、グッと風味が上がったり、おいしくなったりします。ぜひ今回のレシピをきっかけに、使い方を覚えていただけたらと思います。
もちろん、丁寧に下ごしらえしたり、調味料を凝ったりすれば、料理はいくらでもおいしく作れるでしょう。ただ、料理の中でも、とりわけスープや副菜は、手間をかけずにパパッと作れることも大事。ねり梅やチューブのにんにくなどは、簡単に味に変化をつけてくれます。こういう便利食材も上手に使いながら、簡単でおいしいスープや副菜を作っていただけたらと思っています。