リモートで一緒に作る「ゴーヤキーマカレーと簡単ヨーグルトナン」
芸人ボルサリーノ関好江さんに料理を作ってもらいながら、おいしさのポイントなどを伺う本連載。前回に引き続き、子育て中の夫婦を代表して、関さんと同じ吉本興業所属の芸人・桜 稲垣早希さんとその夫でYouTuberのりおなりさんをゲストに迎え、一緒にリモートで調理を進めていきます。
作るのは、苦味とサクサクの歯応えがたまらない夏野菜・ゴーヤ入りのキーマカレーとヨーグルトを使って簡単に作れるナン。暑い日こそ食べたい、お子さんと一緒に作るのにもおすすめなレシピです。
材料(2人分)
作り方
- 1. ゴーヤは縦半分に切って、種と白いわたを取り、2ミリ程の薄切りにし、カレー粉大さじ1/2をまぶし、10分位置いておく。
- 2. にんにくとしょうがはみじん切りにし、玉ねぎはすりおろす。
- 3. 深めのフライパンにオリーブオイルを敷いて、にんにく、しょうが、(もしあればクミンシード)を炒め、香りが立ったら、玉ねぎ、合い挽き肉を加え、さらに炒める。
- 4. 肉の色が変わったら、カレー粉大さじ1と塩こしょうを加え、よく炒める
- 5. なじんだら、無塩トマトジュースとコンソメを加え、しょうゆ、砂糖、カレー粉大さじ1/2で味付けをし、水分を飛ばしながら炒め煮し、水分が減ったら、1.のゴーヤを加えてさっと炒める。
- 6. お好みで温泉卵や型抜きしたパプリカをトッピングして完成。
作り方
- 1. ビニール袋にすべての材料を入れてこねる。
- 2. 手で伸ばし、オリーブオイルを敷いたフライパンで両面を焼く。
ゴーヤは夏の栄養補給にぴったりの野菜
夏まっさかり。体温よりも気温が高い!……なんていう現象も各地で巻き起こっていて、ぐったりしている人も少なくないのではないでしょうか。
今回紹介するのは、そんな暑い時期だからこそ、おいしさが一層高まるキーマカレー。発酵なしで簡単に調理できるナンも一緒に作っていきます。
メインの具材は、疲労回復に効果があるといわれる夏野菜・ゴーヤ。スパイスと合わせると、ぐっと食べやすくなるので、苦いのは苦手……という人もどうぞご安心ください。
ゲストは、前回に引き続き、今年2月に第一子が誕生したばかりのYouTuber・りおなりさんと芸人・桜 稲垣早希さんご夫婦。WEB会議システム「Zoom」を介し、関さんが都度調理法をレクチャーしていきます。
まずは、ゴーヤのワタをスプーンで取り除くところからスタート
ゴーヤ、初めて自分で切りました!苦いのが苦手なんです。ブラックコーヒーも飲めないんで……。
あら。でも、カレーに入れば大丈夫かな。
ワタの部分、めっちゃとってる(笑)。すごい緑だ。
きれいになりました!
すごいすごい。ピーマンのようになっている(笑)。
ワタを取り除いたゴーヤを見せあう両者。続いては2ミリ程の薄切りにしていきます。苦味が苦手ならば、さらに薄く切るのがおすすめ。逆に苦みが好きな人は、厚めに切ってもOKです。
(一生懸命ゴーヤを切っているりおなりさんの様子を見ながら)なんだか、離れている息子を見守るお母さんのような気持ち……。
がんばります!
刻み終わったら、カレー粉をまぶして少し置いておきます。
こうすると、カレー味がゴーヤに馴染むんです。
近所のスーパーの気合がすごい
続いては、にんにくとしょうがを1片ずつ、みじん切りにしていきます。しょうがの皮は、全部剥くと香りが飛んでしまうので、適宜残すのが関さん流。
早希ちゃんちの野菜、すごくしっかりしているね。
近所のスーパー、仕入れにすごく気合が入っているんですよ。にんにくのひと片もこんなにでっかいんです。
わー、立派!
すごいんですよ。鮮魚コーナーに、うつぼが1匹まるごと売っていたりすることもあって。ちなみに、うつぼは私が買いました。手にとったら、鮮魚担当の店員さんがめちゃくちゃうれしそうにしていて。「うつぼ、好きなの?」って聞かれました(笑)。
どうやって食べたの?
さばいて煮付けにしました!
すごい!
急に飛び出たうつぼトークに沸く一同。続いては玉ねぎをすりおろしていきます。
ミキサー使おう。文明を……。
でた!ミキサー!
この工程、最終的に玉ねぎが液状になれば、手動でも電動でも、どんな方法でもOKです。
炒め合わせていくうちに出来上がるカレー
さて。材料をすべて切ったりすったりし終わったら、いよいよ炒めていきます。
フライパンにオリーブオイルと、にんにくとしょうがを入れて、香りが出るまで炒めます。
クミンシードがあれば、ここでクミンシードも投入。香りが出てきたところで、玉ねぎを汁ごとドバッと入れます。
玉ねぎの水分が飛んで、もたっとしてきたら挽肉を投下。火が通ったら、カレー粉大さじ1、塩胡椒、しょうゆ、砂糖、コンソメ、トマトジュースを加えていきます。
すごくいい匂いがしてきました!遠隔で同じ匂いが立っているのはおもしろいですね。
ね!同じ匂いなはず。
(味見をして)わー!めちゃくちゃおいしいです!……早希ちゃん!
わ!うま!!
おしょうゆを入れると、すごく馴染みがよくなるんです。日本人に広く好まれる味になるというか。
たしかに!しょうゆがいい味出しています。子どもがよろこびそう。
ね!
キーマの水分が飛んできたら、ゴーヤを入れます。炒め時間は少なめでOK。サクサクっとした食感が残るくらいがおすすめです。
おなかすいてきた……。
完成したら、今度はカレーの上にのせる飾りづくりに着手。パプリカを、クッキー型で型抜きしていきます。
楽しそう。やりたくなっちゃった。
と、ここで稲垣さんも調理に参戦。真剣な面持ちで仲良く型を抜き始める夫婦……。
いいね!学園祭っぽい。
学園祭の準備している時って楽しいですよね。
できました〜!
ナンは専用の粉や調理具がなくても作れる
さて、次はナンを作りましょう。
すごい!ナン、家で作れるんですね。
はい!簡単です。ビニール袋に材料を全部いれて。こねこねしちゃってください。
もし、パサパサしすぎだったりトロトロしすぎだと感じたら、材料を足して、調整をしてみてください。
(すごく真剣にナンをこねながら)……ちょっといま微調整しています。
もくもくとこねてる。職人みたい(笑)。うどんとか作ってそう。
……打ち粉してもいいですか?
打ち粉!
おお、打ち粉したら一気にやりやすくなりました!
いいね。良い感じになってきた。ちょっと嫉妬すら感じる(笑)。
夏にぴったりの味
さてさて、キーマカレーとナンが無事完成。
あ〜おなかすいてきた!
いただきま〜す!
まずはナンを……うまい!ちゃんとナンだ!
わあ!もちもち!……ヨーグルトを入れるから、もちもちになるんですか?
ですね。あと、発酵させなくても焼けるようになる。
時短できるんだ!
真ん中にチーズはさんで、チーズナンにしたり、ピザみたいにしたりもできます。
(顔を見合わせながら)うーーーん!おいしい〜〜!
カレーがすごいやさしい味!ゴーヤのちょっとした苦味がいいですね。
僕、ゴーヤがけっこう苦手だったんですけど、これだったら食べられるかもしれません。カレーのスパイスと相まって、苦味がちょうどいいというか。食感も、めちゃくちゃいいです。うんめえ!夏にぴったり!
ほっ。よかった。
温玉いこうよ。
いこうか。
(温玉をくずしながら)あ〜〜〜ゴールデンタイム♡
「がっつり食べたい時にいい」
今日はナンでしたが、がっつりお米を食べたいときにもいいですね。
いま息子の夜泣きがすごくて、2人とも寝不足だったりするんですが、そこに夏バテも加わってクラッときそうなとき、さらっと食べられるカレーはありがたいです。
キーマカレーを作るのって、もっと大変だと思ってました。もう、おせじ抜きでリピートします。それに、大量に作って、作りおきできるなって思って。タッパーに入れて冷凍しておけば、チンするだけですぐに食べられますよね。
辛いのが好きな人は、にんにくやしょうがを炒めるとき、唐辛子やスパイスを追加で入れてもいいし。具材をなすや他の野菜に変えてもいいし。いろいろアレンジもできます。
まだまだ続く暑い夏。食欲が落ちてしまいがちな時期だからこそ、作り置きしやすく、アレンジ自在なキーマカレーは、しっかり栄養を取りたいときの強い味方になるはずです。