ユニークな組み合わせで楽しくおいしく!ごはん同盟・しらいのりこさんのおうちチャーハン
お米料理を研究するしらいのりこさんの「チャーハン・レッスン」、後編は意外でおいしい組み合わせを教えていただきます。しらいさんの提唱する「チャーハンの基本構成」をおさらいしつつ、レシピを2品お伝えしますよ。新たなチャーハンの世界が開けること、うけあいです!
しらいのりこさんのチャーハン・レッスン
私が思う「チャーハンの基本構成」は
【うまみを担当する具材+野菜】×ごはん
「うまみしっかり、存在感のある食材」と「野菜」の2部構成になります。
〈「うまみ担当具材」の一例〉
ちりめんじゃこ ザーサイ ベーコン 桜エビ アンチョビ 煮干し 鰹節 塩こんぶ
これらがチャーハンの味わいの決め手を担ってくれます。プラスする野菜は香りや食感などを加え、味わいのアクセントになるもの。今回は、私の大好きな組み合わせ二つをお教えしますね。
いりことパセリのバターチャーハン
だしの素であるいりこ(煮干し)は、うまみたっぷり、チャーハンの具にしてもおいしいんですよ。バターとの意外な相性をぜひ知ってほしい!パセリの量に驚くかもしれませんが、炒めることでスッキリと食べやすくなり、いいアクセントを加えてくれます。題して「飾りじゃないのよパセリは」です(笑)。
材料(2人前)
作り方
- 1. いりこは内臓をとりのぞき、フライパンで乾煎りする。(※煎ってあるものは不要)
- 2. フライパンにバター、いりこ、にんにくを入れて中火で熱し、にんにくが色づいたらごはんを入れ、酒をふりかけ、ほぐしながら炒める。
- 3. 刻んだパセリを入れ、ナンプラー、塩、こしょう少々で味を調える。
合いびき肉とゴーヤのカレーチャーハン
うまみを担当する食材、この場合は合いびき肉です。苦味のあるゴーヤがカレー&ショウガ風味ととってもよく合って、蒸し暑いときや、食欲のないときなどピッタリの味わいに。オイスターソースがいい仕事をするので、お忘れなく!
材料(2人前)
作り方
- 1. ゴーヤは半割りに切ってワタをとり、3mm幅に切る。しょうがは千切りにする。
- 2. フライパンに合いびき肉を入れて中火で熱する。脂が出てきたら、しょうが、ゴーヤを加えて炒める。
- 3. カレー粉を加えてひと混ぜし、ごはんを加えて、酒をふりかけ、全体をほぐしながら炒める。ほぐれてきたらオイスターソースを加えて全体をよく混ぜる。
- 4. 味見をして、物足りなければ塩少々で味を調える。
おいしく作るポイント
ゴーヤが苦手な場合は、いんげんやパプリカ、ピーマンに代えても。お子さんには、カレー粉の量を少なくして辛さを調節してください。ごはんは玄米でやってもおいしいですよ!
おうちで作るチャーハンに“正解”なんてありません。いえ、みなさんが作るチャーハンどれもがそれぞれに“正解”なんです!いろんな食材で自由にチャーハンを楽しんでくださいね。