中島ヨシキさんの声で作る「中東風フムストースト」
休日の朝にぴったりの“聴くレシピ”をお届けする「ボイレピ♪ 朝ごはん」。
第18回は、声優の中島ヨシキさんをナビゲーターに迎えて「中東風フムストースト」を作ります。ひよこ豆のディップ「フムス」は中東の伝統料理。それをトーストに塗って、好きな具材を盛り付ければ栄養価の高い朝ごはんメニューに。世界各地の家庭の台所を訪れ、一緒に料理をしてきた岡根谷実里さんのレシピです。
料理の音は「しあわせの音」。世界の台所を探検する気分で、いつもとちょっと違う朝ごはんをお楽しみください。
材料(2人分)
作り方
- 1. ひよこ豆の水煮缶はボウルに重ねたざるの上にあけて、ひよこ豆と煮汁を分ける。煮汁もとっておく。(A)の材料をフードプロセッサーにかけ、ひよこ豆の煮汁を少しずつ加えて固さを調整しながら、なめらかなペースト状になるまで攪拌する。
- 2. アボカドとミニトマトをスライスする。
- 3. トーストしたパンに、1のフムスをたっぷり塗る。
- 4. 3にスライスしたアボカドをのせ、白ごまを散らし、レモン(ライム)をしぼり、軽く塩を振る。もう一種類は、スライスしたミニトマトをのせ、バジルの葉を散らし、軽く塩こしょうを振る。
おいしいポイント
岡根谷実里さんの現地エピソード
ヨルダンの家庭で、朝食によく食べていました。フムスは中東の各地域で食べられている伝統料理ですが、たんぱく質が豊富で動物性食材を一切使用していないので、最近は欧米でも注目されていて、ヨーロッパのスーパーでもピーナツバターのように売っています。
アラブやユダヤ、キリスト教徒など、人種や宗教の違いを超えて愛される象徴的な料理がこのフムスです。イスラエルとパレスチナを隔てる高さ8メートルの「分離壁」に"Make hummus, not walls(壁を作るなフムスを作れ)"という落書きがされていたのが印象的でした。
現地では、平焼きのパンにつけてそのまま食べたり、ファラフェル(ひよこ豆コロッケ)とともにパンにはさんで食べたりします。ディップ形式で食べる方が準備は手軽ですが、今回は休日の朝食らしくトーストにぬってトッピングする形にしてみました。色鮮やかなアボカドやトマトの他に、りんごとバルサミコ酢、焼きパプリカ、マッシュルームソテーなどもおすすめです。夏の時期は、きゅうりやズッキーニなども。お好きな具材で楽しんでみてください。