阪下千恵さんに教わる、つくりおき二品「なすの油味噌炒め」と「鮭の南蛮漬け」
住まいや暮らしに関するテーマを取り扱うコミュニティ「UXD KURASHI LAB. 」の特別企画【365日を彩る豆皿の魔法】と連動してお届けするつくりおきレシピ、第3回。テーマは「豆皿で楽しむ」です。教えてくれるのは、料理研究家・栄養士の阪下千恵さん。余裕のある時に作っておいたつくりおきメニューを、その日の気分でお好きな豆皿に少しずつ盛り付ければ、いつものごはんがもっと楽しくなるかもしれません。阪下さんが愛用している豆皿と気に入っているポイントも伺いました。
なすの油味噌炒め
長野の郷土料理で、地元ではおやきの具や普段のおかずとして定番の一品です。甘めの味付けが箸休めになり、お弁当のおかずにもぴったりです。
材料(2~3人分/作りやすい分量)
作り方
- 1. なすは縦半分に切り、1cm厚さの斜め切りにし、水にさらして水気をしっかりと切る。
- 2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、なすを4~5分ほど炒める。
- 3. (A)を加えて炒め合わせ、白ごまを加えてひと混ぜし、火を止める。保存容器に移す。
- なすは分量通りの多めの油でしっかり炒めると、しっとり仕上がります。なすの大きさによっても違ってくるので、調味料は一気に入れず、砂糖と味噌をやや少なめに入れてから、味を見てお好みで調整してください。
※冷蔵庫で2~3日保存可能です。
鮭の南蛮漬け
鮭を一口サイズに切っておくことで、メインのおかずにもなり、余ったら小さな豆皿に盛って副菜にもなる使い勝手の良いつくりおきに。野菜をたっぷり食べられるのがポイントです。
材料(2人分)
作り方
- 1. 玉ねぎは薄切りにして水に5分さらし、水気をしっかりと切る。にんじん、ピーマン、パプリカは千切りにする。
- 2. 鮭は1切れを4等分に切り、ペーパーで水気をしっかりとおさえる。塩、こしょう、薄力粉の順にまぶす。
- 3. フライパンに油を中火で熱し、2の鮭を入れて片面2~3分ずつ焼いて火を通し、余分な油をペーパーでふき取る。
- 4. 3のフライパンが熱いうちに、1の野菜を加えて30秒~1分ほどさっと炒め、(A)を加える。保存容器に移して冷ます。
- 野菜に軽く火を通すことでしっとりとなじみやすくなり、冷蔵庫に保存している間も玉ねぎの臭いが広がりづらくなります。
作ってすぐでも食べられますが、2時間以上冷蔵庫でつけてからの方が、味がなじんでおいしくなります。 ※冷蔵庫で2~3日保存可能です。
差し色で食卓の脱マンネリに
ブルー系の食器が好きで、我が家の食器はメインのお皿をブルー系中心で揃えています。そこに差し色として色味をプラスしてくれる豆皿がお気に入り。食卓の脱マンネリに一役買ってくれています。
小さな花形の豆皿は、実家からだいぶ昔に分けてもらった骨董のもので特にお気に入り。お醤油、薬味、漬物、小さなおかずやお菓子まで意外と使い勝手がよく、洋食器の上にのせて、ワンプレート的に使うことも。
豆皿は、小さなおかずなど量が少ないものでも、ちょっとおいしそうに見せてくれる万能選手。おかずはもちろん、小さなクッキー、一口サイズの和菓子をのせると、少量でも満足感がアップして豊かな気分になりますよ。
一人で食べるお昼ごはんも、つくりおきや残ったおかずを豆皿に盛りつけて並べると、定食風になって気分が上がります。小さいので、他の器となじみやすく、柄物も気軽に使えるのも豆皿ならでは。ぜひ取り入れてみてください。
UXD KURASHI LAB. は、住まいや暮らしに関するテーマを取り扱うコミュニティです。「暮らしを楽しみ、自分らしい住まいを作っていく」をコンセプトに、暮らしに関する調査や、多種多様なジャンルのプロフェッショナルな方との座談会など様々なイベントを企画しています。参加者同士でアイデアを出し合ったり、アンケートに答えることを通じて、住まいや暮らしについて考えていきます。
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