お月見とろろ汁とさつまいものお焼き
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回は、月が美しい季節にぴったりの一品「お月見とろろ汁」をご紹介します。だしの効いたふわふわのとろろをごはんにかけて、卵の黄身をひとつ。中秋の名月を眺めながら、ほっとできる優しい一品をお楽しみください。さらに、余った卵白で作る「さつまいものお焼き」のレシピもご紹介します!ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
お月見とろろ汁
材料(2人分)
作り方
- 1. 100mLの湯に白だしを加えて混ぜる。
- 2. 皮をむいた長芋をすりおろしてボウルに移す。
- 3. 2の長芋に1を少しずつ加えながら、箸を5〜6本束ねてよくかき立てる。
- 4. 3をごはんにかけて卵黄を落としたら完成!お好みで刻み海苔を散らす。
さつまいものお焼き
材料
作り方
- 1. さつまいもを3〜4mmの薄切りにして、レンジで2分ほど温めておく。
- 2. 卵白1個分を軽く泡立て、ビール(または炭酸水)50mLを混ぜる。
- 3. 塩ひとつまみと小麦粉大さじ3をさっくり混ぜて衣を作る。
- 4. フライパンに多めの油を引き、衣をつけたさつまいもを弱めの中火で両面焼く。
- 5. 熱いうちにパラッと塩を振ったら完成!
おいしいポイント
令和時代の「お月見」の楽しみ方
今回はお月見メニューということで、満月に見立てた卵黄がど真ん中に輝くとろろ汁と、きれいな真ん丸が表現できるさつまいものお焼きを作りました。さつまいもを焼いてみたら、衣がクレーターのようになって、本物のお月様のようでした(笑)。
お月見は、子どもの頃はあまりやらなかったのですが、近頃は9月になると「月がきれいですね」なんて、SNSなどで見かけることも多くなりました。多くのイベントは同じ場所にいないと開催できませんが、お月見ってどこにいてもできるのがすごいですよね。今の時代はインターネットがありますから、遠く離れた人とコミュニケーションをとりながら同じ月が見られる、とっても素敵なイベントだと思うんです。
特別なごはんというよりは、里芋など季節の食材を取り入れたごはんをみんなで食べながら、お月見を楽しむのがいいのかなと思っています。
お知らせ
有賀薫さんの新刊『ライフ・スープ くらしが整う、わたしたちの新定番48品』(プレジデント社)が9月末に発売されます!