豚ひき肉とれんこんのあんかけごはん
旬のれんこんをおいしく仕上げた、ごま油と醤油が香るとろ〜り温かいあんかけを、ごはんにかけて召し上がれ!
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。秋も深まり、根菜がおいしくなる季節になりましたね。今回作るのは、秋から冬にかけて粘りと甘みが強くなるれんこんを使った、「豚ひき肉とれんこんのあんかけごはん」。朝晩冷え込むこの時季に体をほっこり温めてくれる、秋らしくて満足感のある一品です!さらに、余ったしいたけで作る副菜「しいたけの焼きびたし」のレシピもご紹介。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
豚ひき肉とれんこんのあんかけごはん
材料(2人分)
作り方
- 1. れんこんとしいたけを1cm角に刻む。れんこんはサッと水につけてザルに上げる。
- 2. 鍋にごま油を熱し、豚ひき肉を中火で炒める。
- 3. ひき肉の色が変わったら、しょうがを加えて炒める。しょうがの良い香りがしてきたら、れんこんとしいたけも加えてさらに炒める。
- 4. 水500mLを加えて煮立て、ふたをして3〜4分煮込む。
- 5. 塩と醤油(ひと回し)で味をつけ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 6. 最後にこしょうを振り、ごはんにかけたら完成!
おいしいポイント
しいたけの焼きびたし
材料
作り方
- 1. しいたけの軸を取り、かさの大きさによって2等分か4等分に切る。
- 2. 1をグリルまたはオーブントースターで10分ほど焼く。
- 3. しいたけが熱いうちに、白だし、酢、水大さじ2を混ぜたものに漬ける。
- 4. お好みですだちやレモンを添えて、完成!
根菜と新米で秋のおいしさがぎゅっと詰まったメニューを
秋から冬にかけては、根菜の季節。今回使ったれんこんの他に、ごぼう、にんじん、里いもやさつまいもなどのおいも類、12月に入ると大根やねぎがおいしくなりますよね。根菜というと、煮込む時間が長い、下ごしらえが大変という理由で敬遠される方や、冷凍食品を使うという方もいらっしゃると思います。冷凍食品も便利でいいなと思いますが、素材の扱い方さえ覚えてしまえば、根菜料理も意外と難しくありません。季節の根菜をたっぷり使った料理は、おなかの持ちもいいですし、満足感が高いメニューになります。
根菜は、煮物やおせちといった和食のイメージが強いかもしれませんが、意外と洋風やエスニックにも使えます。また、彩りがカラフルな夏野菜と比べると、地味なイメージもあると思いますが、私はその地味さが良いなあと思うんです。今回のレシピもそうですが、“茶色いごはん”って魅力的ですよね。季節がら、ごはんがモリモリ進むようなおかずを根菜で作ると、秋のおいしさがぎゅっと詰まった、満足感の高い献立になると思います。
さまざまな根菜の中でも、今回使ったれんこんは特に使いやすい食材です。皮つきのまま2cmくらいの厚切りにして、じっくりとフライパンで焼き、塩とわさび、あるいは醤油をかけて食べるととてもおいしいです。あと、私はれんこんだけで豚汁を作ることもあります。れんこんの場合は、少し水にさらすことによって炒め物はシャキッと、スープもサラッと仕上がります。逆にとろみをつけたい場合は、水にさらさずに使ってOK。火を通す時間によっても、短ければシャキシャキで、長めならもっちりします。火を通しやすい根菜なので、カジュアルに使えます。れんこんをはじめ、秋の根菜をぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです!