ほたてとチンゲンサイの中華風コーンチャウダー
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回で20回目を迎えました!!
日中暖かくても、朝晩は寒さが身に染みる季節になりましたね。そんな今回は、今が旬のチンゲンサイを使った「ほたてとチンゲンサイの中華風コーンチャウダー」を作ります。体も心もほっとあたたまる、クリーミーな一品です。そして、簡単でおいしい副菜として「春菊とベーコンのサラダ」の作り方もご紹介します。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
ほたてとチンゲンサイの中華風コーンチャウダー
材料(2~3人分)
作り方
- 1. 長ねぎはタテ半分に切り込みを入れてから、1cm幅に切る。切り終わったら鍋へ。
- 2. チンゲンサイは根元の泥をよく洗って、3cm幅に切る。
- 3. 長ねぎの入った鍋にごま油を加え、中火で炒める。さらに、しょうがのすりおろしを加えて軽く炒める。
- 4. 水300mLとコーンクリーム缶を加えて煮立てる。
- 5. 煮立ってきたら、ほたてとチンゲンサイを加えて3分ほど煮込む。
- 6. 牛乳を加えて、塩とこしょうで味を調節したら、完成!
春菊とベーコンのサラダ
材料
作り方
- 1. 春菊1束は、洗ってよく水を切り、葉をちぎる。
- 2. ベーコンは幅8mmほどに切り、フライパンにオリーブオイルをひいて、カリカリになるまで中火で炒める。
- 3. ベーコンがカリカリになったら火を止め、酢・塩・醤油を加える。
- 4. お皿に盛り付けた春菊の上に、4のベーコンをのせて完成!
おいしいポイント
子どもも大人も大好き!ほっこり!ミルクスープの魅力
今回の中華風コーンチャウダー、いかがでしたか?
「チャウダー」とは、具だくさんのクリームスープのことです(クリームが入っていない場合もあります)。もともとはアメリカ東海岸で移民の人たちが、寒い冬にとれた貝や野菜を入れて作ったのが始まりだそうです。肌寒い時季には、牛乳や具材がたっぷり入った、体の温まるスープがおいしいですよね。
今回のチャウダーでは、ほたてとチンゲンサイとコーンを使っていますが、具材を変えて何度も作りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。チンゲンサイを白菜やじゃがいもに、ほたてをえびや牡蠣など他の魚介類に変えても、とってもおいしいですよ。
一方で、ミルクやクリーム系のスープは、「ごはんのおかずに合わない」と言う人もいます。そんな時には、ちょっとした工夫をしてみましょう。一つはにんにくやしょうがなどを使ってパンチをきかせること。もう一つは味噌などを隠し味に使うこと。工夫次第でごはんのおかずになるのです。今回のレシピでは、しょうがとごま油が入っているので、ごはんにも合う味になっていると思います。
具材や薬味、調味料を変えて、ミルクスープのいろいろな変化も楽しんでみてください!