新たまねぎとコーンの豚汁
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回は、有賀さんの新刊『有賀薫の豚汁レボリューション』にも掲載されている、春が旬の新たまねぎを使った「新たまねぎとコーンの豚汁」を作ります。甘い新たまねぎを使うと、やさしい味わいの豚汁になるんです。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
新たまねぎとコーンの豚汁
材料(2~3人分)
作り方
- 1. 新たまねぎをタテ半分、ヨコ半分に切ってから、タテ向きにざく切りする。バラバラに分けながら鍋に入れ、コーンを加える。
- 2. 豚肉は5cm幅に切る。
- 3. 鍋に入れたたまねぎとコーンの上に豚肉を広げる。そこに水100mLを加えて、ふたをしたら中火で10分、蒸し煮する。
- 4. たまねぎが柔らかくなったら、水400mLを注ぎ、再び煮立つまで3〜4分煮込む。
- 5. 味噌を溶き入れて、少し沸かしたら火を止める。
- 6. 器に盛り付けて、バターを落としたら完成!
おいしいポイント
簡単!おいしい!栄養満点!暮らしの完全食・豚汁を楽しもう!
皆さんがおうちで作っている豚汁は、何種類ありますか?私の場合は、野菜1品で作る(例えば、白菜と豚、大根と豚、ごぼうと豚)場合もありますし、2種類の具材を掛け合わせたり残り野菜で作ることもあれば、かたまり肉を使った“変わり豚汁”を作ることもあります。
豚汁は、忙しい日にも手軽に作れて、具だくさんで、汁とおかずを兼ね備えた“最強の汁物”なんです。食べるとホッと安心できますし、豚肉と野菜と発酵食品である味噌が入っているので、栄養面での安心感もありますよね。ごはんのおかずにもなれば、お酒のおつまみにも、次の日の朝ごはんにもなると思います。
そんな豚汁にフォーカスした新刊、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)が4月に発刊されました!今回の「新たまねぎとコーンの豚汁」も含め、一冊丸ごと豚汁レシピを掲載した、まさに“豚汁の革命本”となっています!
この本の大きな特長は、だしを使うレシピがほとんどないこと。野菜のおいしさを引き出し、そこに豚と味噌の旨みを加えることで、おいしい豚汁ができるようになっています。50のレシピを載せていて、例えばえのきとバターの「えのバタ豚汁」、トマトたっぷり「トマトン汁」など、パンに合うような豚汁も掲載しています。
“豚汁らしさ”として、器にも凝ってみました!豚汁はたっぷり食べたいと思うので、普通のお椀だけでなく、少し大きめのお椀を探しました。器の大きさは「cm」ではなく「寸」を使って表すのですが、豚汁に一番合うサイズは、5寸皿(直径約15cm)。どんぶりより少しだけ小さいイメージです。ぜひ器にも注目してご覧ください!
簡単、おいしい、安心、栄養もしっかり。そんな「暮らしの完全食」ともいえる豚汁を毎日の生活に取り入れると、食卓づくりがとても楽になります。「バラエティに富んだ豚汁を毎日作ってほしい」という気持ちでこの本を企画しました。ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです!