夏に食べたい しらいのりこさんの冷やし茶漬け3レシピ
冷たいお茶漬けを試したことはありますか?さっぱりと軽くいただけて、火を使わず作ることのできる、夏にぴったりのごはんなんですよ。お米料理の専門家、『ごはん同盟』のしらいのりこさんに、おいしい冷やし茶漬けのレシピを3つ教えてもらいました。冷たい緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶とごはんの意外な相性の良さを体験してください。
「冷やし茶漬けは、調味料を最低限にして、味とうま味のある食材をメインにすえるとおいしく仕上がります。まずはアボカドと塩昆布を使ったお茶漬けをご紹介しますね。お茶漬けの材料はそれぞれ1人前、お茶は市販のペットボトルでOKです。ごはんはサッと洗うと粘りが取れて口当たりがよくなり、冷やし茶漬けによく合います。さあ、作っていきましょう。」
アボカドと塩昆布の冷やし茶漬け
材料
作り方
- 1. ごはんは水でサッと洗い、水気を切っておく。
- 2. アボカドは角切りにし、オクラはサッと洗い、塩少々で板ずりしたあと、小口切りにする。塩昆布、白ごまと一緒にごはんにのせ、緑茶を注ぐ。
アボカドのコクと塩昆布のうま味が相性バツグン!緑茶が全体をすっきりまとめてくれます。
「オクラは生で食べられますが、サッとゆでて使ってもOKです。刻んで冷凍食品になっているものを使っても便利ですよ。我が家では常備していて、味噌汁の具としても活躍しています」としらいさん。
サバと梅の冷やしほうじ茶漬け
材料
作り方
- 1. ごはんは水でサッと洗い、水気を切っておく。
- 2. 汁気を軽く切ったサバの水煮、みょうがの薄切りをごはんにのせ、青じそをちぎり入れ、しょうがのすりおろしをのせ、ほうじ茶を注ぐ。
サバと梅という個性の強いもの同士が、ほうじ茶が入ると実にさっぱりと食べやすくなるんです。梅干しはくずしながらいただいてください。食欲のないときにぴったりな一品で、味噌や醤油を少し加えてもおいしい。冷たい麦茶や玄米茶も合うそうですよ。
蒸し鶏の冷やしウーロン茶漬け
材料
作り方
- 1. ごはんは水でサッと洗い、水気を切っておく。
- 2. ごはんにほぐした蒸し鶏、高菜漬け、刻んだ細ねぎをのせ、ウーロン茶を注ぐ。
高菜漬けとウーロン茶が違和感なく溶け合って、するするといただけます。
「高菜漬けは余ったら冷凍もできますよ。冷凍状態のままお茶漬けに入れてもOK。またはザーサイやたくあんでやってもいいし、明太子を加えてもおいしいんです」としらいさん。
「冷やし茶漬けは、夏の楽しみのひとつです。今回ご紹介したレシピは、それぞれお茶ではなく冷水で作ってもおいしいですよ。お子さんのお昼ごはんにもいいと思います。お茶漬けは本来あまりもので作るものですから、慣れてきたらレシピにしばられず、自由な組み合わせで楽しんでください!」