かぼちゃとひき肉のうどん
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回の主役は、かぼちゃです!かぼちゃが旬を迎え、甘くおいしくなっていく季節になりましたね。そんな今こそ食べてほしい、「かぼちゃとひき肉のうどん」を作ります。体がじんわり温まる、栄養たっぷりの一品です。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!
かぼちゃとひき肉のうどん
材料(2人分)
作り方
- 1. かぼちゃは、種とわたをスプーンでくりぬく。
- 2. ヘタを切り落とし、皮がついたまま1cmの厚みに切る。
- 3. 煮干しは頭と内臓を取り、半分に割く。
- 4. ひき肉、かぼちゃ、煮干しの順で鍋に入れ、水700mLを加えて中火にかける。
- 5. 沸騰したらアクをすくい、味噌の半量(大さじ1と1/2)を加え、火を弱めて10分ほど煮る。
- 6. かぼちゃが煮えたら、1/3くらいに切ったうどんを加えて温める。
- 7. 残りの味噌を溶いて加え、完成!
おいしいポイント
毎日の味噌汁に、便利な「煮干しだし」を活用してみよう!
今回のレシピでは、煮干しを使いました。
煮干しのサイズには「大・中・小」があり、だしを取る場合は、6~7cmくらいの「中羽(ちゅうば)」サイズがおすすめです。
頭と内臓を取って割き、水に浸してから数分煮出すだけで、おいしいだしが取れます。しっかり水に浸さなくてもOKですが、例えば、朝出掛ける前に煮干しを水につけて冷蔵庫に入れておくと、夕食を準備する時にだしが出やすくなります。
煮干しはそのまま具としても食べられるので、カルシウムもたっぷりと摂れて無駄がありません。1回に使うのは5~6尾と少量なので、毎日の味噌汁に使いやすいと思います。まだ使ったことのない方は、ぜひチャレンジしてみてください!
さて、少し話は脱線しますが、皆さんは料理本に「だし」という言葉が使われている場合、どんなだしを指していると思いますか?
基本的に、料理本やレシピで「だし」と出てきた時は、和風のだしのことを指しています。和風だしにもいろいろあり、今回の煮干しだしの他に、昆布かつおだし、九州ではあごだし、精進料理では椎茸だしを使います。それらの中で、料理家の皆さんが言う「だし」とは、昆布かつおだしに近い、比較的クセのないすっきりした「だし」のことを指しています。
料理初心者の方は、昆布かつおだしのだしパックや顆粒だしを使うと間違いがないと思います。ただし、だしパックや顆粒だしの場合は、塩が少し入っていることがありますので、後で加える塩分を調節してくださいね。