秋の味をおうちで手軽に楽しむ「まつたけ(!?)の土瓶蒸し風」

枡田絵理奈の「聴くコラム」 #6

FAMILY
2020.11.06

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元TBSアナウンサーで、現在は広島在住のフリーアナウンサー枡田絵理奈さんによる「聴くコラム」。毎回「食」にまつわる様々なお話をしながら、枡田さんおすすめの「おうちごはん」を一品紹介してもらいます。

第六回のテーマは、気分が上がる食べものや料理について。そしてレシピは、豪華な見た目でおもてなしにもおすすめの「まつたけ(!?)の土瓶蒸し風」です。簡単でおいしい!レシピとともに、ぜひコラムをお楽しみください。


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食欲の秋。大好物の食で自分を甘やかそう

アイスムをご覧のみなさん、こんにちは!枡田絵理奈です。今回も広島の自宅からお送りしています。

季節はすっかり秋ですね。みなさん、秋といえばなにを思い浮かべますか?わたしは秋というと、子どもの運動会があるので、いつもは張り切ってお弁当を作る時期なんですが、今年は時間短縮ということでお弁当がなくなって。なんだかラクで嬉しいような、ちょっとだけ寂しいような、そんな気持ちです。

そして秋といえば、食欲の秋!ということで、せっかくなら食をめいっぱい楽しみたいですよね。今回は、気分が上がる食べ物や料理についてお話したいと思います。

コラムの最後ではおうちで作れる「まつたけ(!?)の土瓶蒸し風」の作り方もご紹介します。ぜひ最後までゆったりと聴いてくださいね。

平和が訪れた枡田家に”かいじゅう”あらわる

さっそく気分の上がる食べものについてお話をしようと思うのですが……その前にちょっとわたしの近況報告でもしようかなと思います。

うちの子どもは3人とも9月生まれでして、9月で1歳、3歳、5歳になりました。真ん中の長女がやっと3歳になって、イヤイヤ期もおわって、わが家にも平和が訪れたなぁなんて思っていたんですが、そんな時間もつかの間、1歳の娘がもう”かいじゅう”になっています(笑)。

どんな”かいじゅう”かというと、例えば、椅子の上をタタッとつたって、ダイニングテーブルの上にチャチャッと乗っちゃって、その上に置いてあったコップの飲み物を床にバーン!とぶちまけてしまったり。「あれ、いない?」と思ったら玄関にいて、家族の靴をガジガジとかじっていたり。ほかにも、なんかもぐもぐしてる?と思ってみたら、ドッグフードを食べていたりとか、「ひゃーダメだよぅ!」と焦って口から取り出したんですけど(笑)。

あとはですね、せっかく用意したお兄ちゃんの幼稚園の荷物から、いろんなものを抜き出して隠していて。朝出かけるときに「シール帳がないよう」「水筒どこいった〜?」という感じでバタバタしたり。子ども部屋をやっときれいに片付けたと思っていたら、ドンガラガッシャーン!という音が聞こえてきて、見にいったら娘がおもちゃ箱をひっくり返していて、トミカとレゴがごちゃごちゃになっていたとか、もうはぁ〜〜って思うことが多々あります(笑)。

そんなときに自分をどうやって元気づけるかというと、わたしは大好きな食べものを食べてリセットするんですが、1番テンションが上がる食べものはやっぱり甘いもの!特に生クリーム系には目がなくて、もうできることなら生クリームをそのまま飲んじゃいたい!と思うくらい好きなので(笑)。自分への小さなご褒美、ということでケーキを買ったり、甘いものをコンビニで買ったりして、スイーツを食べてテンションを上げています。

主人と夜にこっそりと甘いものを食べる。至福のひととき

ただ、子どもたちが側にいると「ママちょうだい」って言われてしまいますし、甘いものをたくさん食べさせ過ぎるのもなぁとも思うので、子どもたちを寝かしつけた後に、主人と2人で甘いものをこっそりと食べたりしています。

寝かしつけが終わってから、しのび足でリビングに行って「寝たよー」と主人に言って。そこから2人でキッチンに立って、パンケーキを焼いて、生クリームをたっぷりとかけて食べたりとか、パフェみたいなものを作ったりとかしています。

最近は、どら焼きを作るのにもはまっていて、パンケーキミックスで作るんですけど、それにあんこと生クリームとイチゴをはさんで食べると、もうこれ、最高!においしいんです。そういうものを食べてテンションを上げています。

夜の甘いものというのは太りますし、主人もアスリートということでオフの前日とか、まぁそういう時にしかできないんですが、そういった”つかの間の贅沢な時間”というのがとっても癒やしになっています。

生クリームはさすがに罪悪感があるなぁという時には、いろいろなフルーツを切って、そこに三ツ矢サイダーを入れてフルーツポンチ風にして食べたりもしていて。それもさっぱりとしていて、とってもおいしくて大好きです。ぜひみなさんも試してみてくださいね。

自分だけのために作る、大好物のローストビーフ

子育て中の方だと特にそうかなと思うのですが、家族の大好物をいつも作っていて、気がつけば「自分の大好物を最近作ってないなぁ」なんて、思うこともあるんじゃないでしょうか。

わたしも自分の大好物は、ついつい後回しになっていたんですが、最近「自分のためだけに作る料理」というのにはまっていまして。それがローストビーフなんです。わたしローストビーフが大好きで、ランチに行ったりするとよく注文しているんですが、最近はなかなか外に食べにも行けないし……ということで、ネットで作り方を調べていたら、なんと電子レンジで簡単に作れるレシピを発見したんです。

わたしがとっても尊敬している、料理ブロガーの山本ゆりさんという方のレシピなのですが、電子レンジでチンして、あとはアルミホイルに包むだけというレシピで、とってもおいしいローストビーフができるんです!家族全員分のローストビーフを作るとなると、なかなかのお値段になってしまうので(笑)、おいしそうなお肉を見つけたときには、自分の分とちょっとだけ主人の分のお肉を買ってきて、ローストビーフを作って、それをこっそりと食べるのが至福のときです。

自分のためにごはんを作るって、それだけですごく幸せな気持ちになりますし、リフレッシュにもなります。みなさんも家事があったり、お仕事があったり、子育てがあったりと、自分のことまで手が回らない!ってことあると思うんですが……たまにちょっと、心の余裕を見つけたときに、自分の大好物を自分のために作ってみる、なんてのも良いんじゃないでしょうか。

みなさんはどんな食べものを食べると気分が上がりますか?ぜひコメントなどでも教えていただけたら嬉しいです。なんだか、食べもののことを話していたらお腹が空いてきちゃいました。みなさんもこの秋はおいしい食べもので自分を甘やかしちゃってくださいね。

おもてなしにもピッタリ!の簡単すぎる「まつたけ(!?)の土瓶蒸し風」

この「聴くコラム」で毎回ご紹介している、わが家のおうちごはん。今回ご紹介するのは「まつたけ(!?)の土瓶蒸し風」です。秋ですので、まつたけの土瓶蒸しはとっても素敵だなぁとは思うんですが、まつたけは高いですし、そんな手の込んだ料理なんか作れないっていうときに、ぜひ試していただきたいのがこのレシピです。


材料

  • 松茸の味お吸いもの(永谷園)
  • 鶏肉
  • エリンギ
  • 三つ葉(あれば)

作り方

1. 鍋にお吸いものの素と、袋に記載の分量通り(1袋あたり180mL)の熱湯を入れる。
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2. ひと口サイズに切った鶏肉と、まつたけっぽく見えるように切ったエリンギを1の鍋に入れる。
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3. 煮込んだら完成。
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本当にとっても簡単で、お吸いもの自体にもまつたけの味が染み込んでいて、とってもおいしいです。もし土瓶などがあったら、これを土瓶の中に入れて出せば、豪華なおもてなし料理にもなります。今日はなにも作りたくない、というときの一品にもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。

ワンポイントは、お吸いものの中に入っている海苔を一つひとつ丁寧に取り除いて、そこに代わりに三つ葉をのせると、さらに素敵になります。

実はこれ、とってもお料理上手なわたしの大親友のレシピなんです。遊びに行くと、いつも料亭や旅館のようなごはんを出してくれるお友達の家で出てきたもので、あまりのおいしさに感動して作り方を聞きました。ためしに自宅で作ったら、まったく同じ味が再現できて、とてもおいしかったんです。

親友の家にはおしゃれな食器がいろいろあるので、そういった食器や土瓶に入っていたら、すごく素敵な料理に見えるんですけど、わが家には土瓶がなくて、代わりの器で作ったら見た目が質素なものになってしまいました(笑)。

わたしの写真があまりにも見栄えが悪かったので、今回は私が作ったバージョンと、親友が作ってくれたおしゃれバージョンをご用意しました。おもてなしの際には、ぜひ親友の写真を参考にしてみてくださいね。

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親友が作ってくれたおしゃれバージョン

さいごに

枡田絵理奈の「聴くコラム」みなさん、お楽しみいただけましたでしょうか?アイスムのページでは感想やリクエストなどを送ることができるのですが、今日はいただいたコメントをご紹介しますね。

「枡田アナ、連載もSNSも楽しく拝見しております。お子さんは好き嫌いはありますか?子どもが野菜をたくさん食べられるメニューが知りたいです」

ありがとうございます!わが家の子どもたちは、ありがたいことに好き嫌いがほとんどなくて、食に対してすごく貪欲なんですが、野菜はたくさん食べてもらいたいですし、大好きになってもらいたいと思っているので、いろいろと工夫をしています。

野菜をたくさん食べられるメニューとなると、お好み焼きをよく作るんですが、キャベツ、しいたけ、にんじんなど、とにかくいろいろな野菜を細かく切って、それでお好み焼きを作っています。

食べるときには、1.5センチ角ほどの一口大の正方形に切ってあげて、かわいい爪楊枝やピックに刺して一個づつ食べるという感じにすると、子どもたちも食べやすいのかパクパク食べてくれます。ぜひ試してみてくださいね。

こうやって感想をいただけると、わたしも励みになりますので、みなさんも気が向いたらぜひ送ってください。お待ちしています!それでは、また次回お会いしましょう。 枡田絵理奈でした!

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文・音声編集:佐々木沙枝
カバー写真:前康輔