神尾晋一郎さんの声で作る「シンガポールのカヤトースト」
休日の朝にぴったりの“聴くレシピ”をお届けする「ボイレピ♪ 朝ごはん」。
第20回は、声優の神尾晋一郎さんをナビゲーターに迎えて「シンガポールのカヤトースト」を作ります。ココナッツミルクを煮詰めた「カヤジャム」と厚切りバターを挟んだカヤトーストは、シンガポールの朝食の定番。世界各地の家庭の台所を訪れ、一緒に料理をしてきた岡根谷実里さんのレシピです。
料理の音は「しあわせの音」。世界の台所を探検する気分で、いつもとちょっと違う朝ごはんをお楽しみください。
材料(2人分)
作り方
- 1. 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したら火を止め、温泉卵用の卵(2個)をそっと入れる。ふたをせず12〜3分、そのまま放置しておいて温泉卵を作る。
- 2. パンをトースターにセットし、カリッと焦げ目がつく程度に焼く。バターは2〜3ミリくらいの厚切りにする。(食パンの大きさに合わせて、1人分につき2〜3切れくらい)切ったら、冷蔵庫に入れておく。
- 3. カヤジャム用の卵(1個)を卵黄と卵白に分ける。
- 4. ココナッツミルク100gをフライパンに入れ、3の卵黄を加えてよく混ぜる。
- 5. フライパンを弱火で加熱する。ココナッツミルクと卵黄が均一に混ざったら、砂糖も加えて混ぜる。沸騰しそうになったら火を弱め、ダマにならないように気をつけながら約5〜6分ほど煮詰める。
- 6. 色がくすんだ灰色から「おいしそうな茶色」に変わり、とろっとしてきたら、好みの固さの少し手前で火を止め、器にとる。
- 7. 1の温泉卵を取り出して、水の入ったボウルで冷やし、器に割っておく。トーストに6のカヤジャムをたっぷり塗る。
- 8. 冷蔵庫からバターを取り出して、7のトーストにのせてサンドし、半分に切る。温泉卵と甘いコーヒーを添えて完成。
おいしいポイント
岡根谷実里さんの現地エピソード
カヤジャムは、インドネシアやマレーシアをはじめとする東南アジア諸国で食べられていますが、朝食の定番として定着しているのはシンガポール。「Kopi tiam(コーヒーショップ)」と呼ばれる形態のお店が至るところにあり、カヤトーストはその看板メニューです。温泉卵とコピ(コーヒー)がセットになっていて、コピは練乳入りでとても甘いものが多いです。他には、厚切りパンや蒸しパン、フレンチトーストなどにカヤジャムをのせて提供するお店もあります。
日本でも輸入食品店などでカヤジャムを買うことができます。また、カヤトーストを提供する「Ya Kun Kaya Toast(ヤクン・カヤトースト)」は東京に3店舗展開されています。
今回のレシピでは、朝ごはんとして短時間で作れるようにアレンジしていますので、ぜひおうちでもシンガポールの朝食を楽しんでみてください。