重信初江さんに教わる季節の漬物作り 大根の浅漬け
旬の野菜を漬物にしてみませんか? 初心者でも作りやすいレシピを漬物名人に教わります。今回扱うのは大根。冬に出番の多い野菜ですが、余りがちなことも。基本の漬け方を覚えると、使い切りにも便利です!
今回の食材:大根
ハリとツヤがあり、持ってずっしり重いものを選んでください。傷などがないきれいな状態であれば、皮をむかずそのまま漬けて構いません。よく「根元に近いほうが甘く、先のほうは辛め」といいますが、冬場は全体的に味わいがよくなるので、あまり気にせず使っていきましょう。(重信さん)
基本の「大根の浅漬け」
材料(作りやすい分量)&用意するもの
重信さんポイント
「塩の量=大根の重さの2%」と覚えておくと便利ですよ!
作り方
- 1. 大根は5㎜厚さのいちょう切りにする。
- 2. ビニール袋に入れて、塩を加える。まんべんなく行きわたるよう、口を閉じて振る。空気を抜いて、口を結ぶ。
- 3. そのまま最低2時間ほどおく。
重信さんポイント
大根から水分が抜けるので、1時間ほどしたらまた空気を抜いて、結び直すといいですよ。こうすることで、塩がしっかりまわって漬かりやすくなります。保存容器に移して冷蔵庫で1週間もちます。食べるときは軽くもんで、水気をしぼってください。
簡単トッピングで風味を変えて楽しもう
シンプルな大根の浅漬けは、香りを加えて楽しむのもおすすめ。重信さんの“推しアレンジ”を教えてもらいました。
ゆかり和え
材料(2人前)
作り方
- 1. ボウルまたはビニール袋に水気を絞った大根を入れ、(A)を入れて和える。
- 2. ときどき混ぜながら30分ほどおく。
「赤じその色合いもきれいなゆかり漬け。香りがよくて、箸休めにぴったりです。お弁当に入れるのもいいですよ。」
ゆず大根
材料(2人前)
作り方
- 1. 輪切りにしたゆずは種を取り、1枚を8等分ぐらいに切る。
- 2. ボウルまたはビニール袋に、水気をしぼった大根、1、(A)を入れてよく混ぜる。
- 3. ときどき混ぜながら30分ほどおく。
「ゆずではなく、国産レモンでやるのもおすすめ。香りがよくて口がさっぱりするので、こちらもいい箸休めになりますよ。」
重信さん、今回もありがとうございました。
大根の浅漬けのような食べ飽きないレシピは、一生役立ってくれること間違いなしです。日常に旬を取り入れる方法としての漬物作り、ぜひ実践してみてください。