スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回は、秋から冬にかけて脂が乗っておいしい鮭を使った、「パン入りのサーモンクリームスープ」を作ります。とっても濃厚なスープで、体がポカポカ温まりますよ!クリームスープは作るのが大変そうというイメージがあるかもしれませんが、小麦粉を炒めて水や牛乳を加えるだけ。子どもにも大人気の味ですので、ぜひ聴きながら一緒にチャレンジしてみてください。
パン入りのサーモンクリームスープ
材料(2人分)
※4人分は倍の分量で同様に作れます。
- 生鮭…2切れ
- 長ねぎ…1/2本
- ブロッコリー(冷凍)…6個 ※レンジなどで解凍しておきましょう
- バター…大さじ2
- 小麦粉…大さじ2
- 塩…小さじ1/2
- 牛乳…100mL
- バゲット…2切れ
作り方
- 1. 生鮭2切れを、それぞれ4等分(食べやすい大きさ)に切る。軽く塩をふって下味をつけておく。
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- 皮は取っても構いません。
- トラウトサーモンの刺身を使うと、皮も骨もないので、小さなお子さまがいるご家庭におすすめです。
- 2. 長ねぎは縦半分に切り込みを入れてから、1cmくらいの幅に刻む。
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- クリームスープと長ねぎは意外に合います。玉ねぎのように皮をむく必要もないので、長ねぎは重宝する食材なんです。
- 3. 20cmくらいの鍋を用意し、バターと長ねぎを入れて中火にかけて、焦げないように2分ほど炒める。
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- 長ねぎが焦げて茶色くならないように気をつけましょう。
- 4. 長ねぎがしんなりしてきたら、小麦粉を入れ、2分ほど炒める(写真のようになるまで)。
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- バターは焦げやすいので、火を弱めにしても。目を離さないようにしましょう。
- 小麦粉を炒めると、クッキーを焼いたときのような、ふわっとした香りがしてきます。
- 5. 火を止め、水400mLを少しずつ加えながら混ぜていく。最初かたまりだったものが、だんだんなめらかに。
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- 水は一度に加えるとダマになるので、少しずつ入れていくのがポイント。最初のうちは、大さじ1~2杯くらい少量ずつ入れては混ぜる、入れては混ぜるを繰り返しましょう。水を半量ほど入れたら、後は多めに加えても大丈夫です。
- 6. なめらかなスープになったら、再び火をつける。鮭を加えて、しっかり火が通るまで、沸騰してから約3分ほど煮る。
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- 鮭はキッチンペーパーなどで余分な水分をふき取ってから入れましょう。
- 7. 煮ている間に、バゲットを一口サイズに切っておく。
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- カンパーニュなど、硬いパンがおすすめです。食パンであれば、トーストしてから入れましょう。バゲットもトーストすると、さらにおいしいですよ。
- パンはスープを吸って大きく膨らむので、スープに入れるのは少量にしましょう。
- 8. 鍋に塩小さじ1/2と牛乳100mLを加えて混ぜる。牛乳が温まってきたら、ブロッコリーを入れる。
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- ブロッコリーは彩り野菜なので、煮込むというよりは、最後に入れて温めるイメージ。
- じゃがいもやにんじんなどを入れて、具だくさんスープにしたい場合は、最初の段階で煮えにくいものを入れて、途中で鮭を入れるとうまくいきますよ。
- 9. 味見して、塩加減を調整して、パンを入れたら完成。
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- 鮭の塩加減、鍋の大きさなどによって味が変わってくるので、必ず味見をしましょう。
おいしいポイント
- クリームスープを上手に作るには、小麦粉の扱い方がポイント。小麦粉をよく炒めると、小麦粉の香ばしさが出て、とてもおいしいホワイトソースができます。炒めた時に少し茶色くなってしまっても、その後牛乳を加えると白くなるので大丈夫です。
- パンは別に添えても良いですが、スープの中に入れるとボリュームが出て、満足感のあるスープになります。
- このスープは濃厚なので、フレッシュなサラダなどを添えるのがおすすめ。また、酸味のあるドレッシングや酢の物も合いますよ。
- 寒くなるとミルク系のスープがおいしいですよね!このクリームスープは、秋の根菜にもよく合うので、ぜひアレンジして作ってみてください。