しらこちゃんと巡る おのぼりgirlの東京食べ歩き 第13回 「恵比寿」編
こんにちは、しらこちゃんです。
前回は、初の“食べもの縛り”というものをやってみました!たまにはこういうのも新鮮かなと思って。
今回は、何だかオトナの匂い漂う街「恵比寿」にやってきました。お上りさんの私には、少し背伸びして足を運ぶ街、といったようなイメージがあります。
JR恵比寿駅の発車メロディも相まって、上京前から「エビス」と聞くとついついビールの銘柄を連想してしまっていましたが、それもそのはず。この地に、現在のサッポロビールの工場があったことから、「恵比寿ビール」という製品名に基づいて地名がついたそうなのです。
商品名から地名になるなんて、日本の歴史においても珍しい例だと思います。
私も初めて知った時には目から鱗でした。七福神の中の恵比寿神、なんだか縁起が良いですよね。
恵比寿横丁なども有名な恵比寿には“夜から繰り出すイメージ”がありますが、今回はお昼デートにも使えそうなスポットを紹介していきます!
▼ リストランテ・エ・ピッツェリア ダ・イーヴォ(ピザ・イタリアン)
▼ うどん 山長(うどん)
▼ ウェスティン ガーデン(庭園)
▼ 東京都写真美術館(美術館)
▼ アナログ カフェ ラウンジ トーキョー 恵比寿(カフェ・ビストロ)
▼ Grillマッシュ(ハンバーグ)
リストランテ・エ・ピッツェリア ダ・イーヴォ
休日の12時前、恵比寿に着いたらまずはランチです。今回は2種類の絶品ランチの提案をご用意いたしました。
では、早速1つ目のお店からご紹介していきます。
美食の街・恵比寿はピッツァも激戦区ですが、「本格派な釜焼きピッツァが食べたい!」という方には、本場イタリアで修行されたシェフが手がけるこちらのお店がおすすめ。
恵比寿駅を出て、徒歩で広尾方面に10分ほど。明治通り沿いのひときわ目を引くオシャレな外観のピッツェリアです。駅から少し離れているせいか落ち着いた佇まいで、春には桜の見えるテラス席も人気。
休日のランチは、前菜盛り合わせとデザート、カフェもついたコースになっています。
メインディッシュのランチもありますが、やはりこの日はピッツァかパスタを選べるコースにしました。
まずは前菜です。ランチからこの豪華な盛り合わせはテンションが上がります。
カプレーゼ、フリット、サーモンのマリネ、ハム、海老のマヨネーズ添えなどをそれぞれ少しずつ楽しめるのが嬉しい。
コースのメインには、ピッツァとパスタをそれぞれ1皿ずつオーダーしました。
お待ちかねのピッツァは定番の「マルゲリータ」をチョイス。
ピッツェリアに行くとついつい頼みがちです。
香り立つ薄焼きのピッツァ、トマトソースにモッツァレラがたっぷり。
ナポリ仕込みの本格釜を使用したピッツァは、高温でしっかり焼かれていて、トマトソースの旨味が凝縮され文句なしの美味しさ!大きめサイズですが、生地が薄いのでぺろりといけてしまいました。
パスタは「ボローニャ風ミートソース リガトーニ」をオーダー。
ミートソースとパルメザンチーズが絡んでクリーミーです。アルデンテのリガトーニもしっかりボリュームがあって、ピッツァに負けず劣らずパスタも美味しいお店だと分かります。
甘さ控えめのパンナコッタに、甘酸っぱい木苺のソースがいいアクセントになっています。
カフェはエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノ、コーヒー、紅茶の中から選べるのが贅沢!
da-ivo-ebisu-italian
住所:東京都渋谷区広尾1-6-10 ジラッファビル 1F
電話番号:03-5793-3121
営業時間:11:30~14:00(L.O) 18:00~22:00(L.O)
定休日:火曜日
うどん 山長
「まずはリーズナブルなランチが良いな〜」という方にはこちら、うどん山長がおすすめ。都内でも屈指の名店なんです。
ということで、絶品ランチ2つ目の提案は「うどん」です!
恵比寿はオシャレなお店が多く、ランチの価格も張りがち。
こちらの山長は、大阪の鰹節屋さんが手がけていることもあり、このエリアの中では割とリーズナブルに、本格だしのうどんランチが楽しめます。
恵比寿駅からほど近く、タコ公園脇の路地に入った隠れ家的な立地のうどん屋さん。
ランチで利用すると、炊き込みご飯がサービスでつきます。
大きめのカウンター席があり、女性一人のお客さんも多いところに、何となく恵比寿っぽさを感じます。
メニューは豊富でカレーうどんが人気。ですが、私のおすすめは豆乳のうどんです。
鰹節でじっくりとられた出汁に、豆乳がまろやかで優しい味わい。クリーム系は人気があるため、女性客が多いのも頷けます。
ランチサービスの炊き込みご飯は、桜えびの炊き込みご飯。
炊き込みご飯も季節によって内容が変わるんです。これも楽しみの一つで、ついつい通ってしまいます。おかわりも無料なので、男性も嬉しいですね。
ランチの時間は混み合うので、少し早めの11時台に着くように行くのをおすすめします。
サラリーマンの方でも家族連れでもご年配の方でも、幅広く楽しめるうどん屋さんだと思います。
udonyamacho.html
住所:東京都渋谷区恵比寿1-1-5 恵比寿オークビル1F
電話番号:03-3443-1701
営業時間:ランチ 11:00~15:30(L.O.15:00)
ディナー 17:30~23:00(L.O.22:30)
定休日:なし(年末年始12月30日~1月6日まで休業 新年1月7日から営業)
ウェスティン ガーデン
好みのお店でランチを楽しんだ後には、都会のオアシスで小休憩。
恵比寿ガーデンプレイスに隣接するウェスティンホテルの庭園は、開園時間内であればホテル利用者以外でも自由に立ち入ることができます。
ここが実は穴場で、都会にいながら緑を楽しむことができるおすすめのデートスポット。
世界最高峰のガーデニングショーで入賞されている、景観アーティストの石原和幸さんとコラボして手がけられているそうです。
都会の喧騒から離れ、緑の中で身も心も休めるひとときを過ごせば、二人の距離もぐっと縮まるのではないでしょうか。
features_westingarden
住所:東京都目黒区三田1-4-1(恵比寿ガーデンプレイス内 ウェスティンホテル庭園)
電話番号:03-5423-7000(ホテル)
開園時間:9:00~日没まで(冬季 11:00~日没まで)
東京都写真美術館
展示室は地下1階から3階まで分かれており、常に3テーマ以上の展示が開催されています。
展示の内容は時期によって変わるので、ホームページで事前に調べていくのがおすすめ。
今回は、8月5日まで開催されている「世界報道写真展2018」を鑑賞してきました。
テーマに基づいて世界中のフォトグラファーが応募した写真の中から、審査員が選んだ作品が展示されます。展示室の中は撮影できませんでしたが、「現代社会の問題」や「環境」などのテーマについて、鋭い視点で力強く表現された作品が並んでいて圧倒されてしまいました。
写真というアートに触れ、その可能性に心動かされること間違いなしのスポットです。
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話番号:03-3280-0099
営業時間:10:00~18:00(木・金曜は20:00まで)
ただし、7月19日(木)~8月31日(金)の木・金は21:00まで開館
休館日:月曜日
アナログ カフェ ラウンジ トーキョー 恵比寿
緑とアートに触れた後は、カフェで一服しながら感想を話し合うのも良いですね。
こちらは、第4回「銀座編」でご紹介したことのある「アパルトマン301」と同じatticグループさんが手がけるカフェ。渋谷や新宿にも店舗があるので、ご存知の方も多いと思います。
レトロでアンティーク調のインテリアが並び、屋根裏部屋のようなお洒落で落ち着く空間が気に入っています。ランチからディナーまで幅広く利用することができ、お昼からお酒も飲めるんです。ソファ席が多いので、映画や美術鑑賞の後に訪れて、ゆったり寛いでお話しするのにもぴったり。
最近は終日禁煙のお店も多い中で、こちらは全席喫煙OK。フードやドリンクのメニューがかなり豊富なのも嬉しいところ。誰と来ても使いやすいのが魅力です。
今回はディナーに備え、ドリンクのみオーダーしました。
ラテアートが可愛いのもポイント!動物など、どの店舗でも可愛く描いてくださるので、女の子は嬉しいんじゃないでしょうか。
なんとペット同伴もOK。時間を忘れてゆっくりできる空間ですね。
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-8-3 東亜恵比寿ビル
電話番号:03-3760-0955
営業時間:Lunch 12:00-17:00 (L.O.16:00)
Dinner 17:00-24:00
TEA TIME 12:00-24:00
定休日:無休
Grillマッシュ
ディナーは最高のハンバーグで!ハンバーグってハズレがなかなかないので大好きです。
Grillマッシュは、私がお気に入りで足繁く通うハンバーグ店。恵比寿はハンバーグ店の激戦区でもあるのですが、こちらのお店は店名の通り、グリル料理と、都内でも珍しいマッシュポテトが売りのお店です。
店舗は恵比寿駅から5分ほど歩いたオフィス街にあります。ちょっとレトロな見た目の、可愛らしいこぢんまりとしたお店。内装もどこか懐かしい感じのするレストランです。
ハンバーグのソースは、デミグラスソース、ガーリックソース、トマトソース、和風おろしソース、ネギ塩ソース、照り焼きマヨネーズソースの6種類から好きなものを選べます。こんなに選択肢が多いのも珍しいですよね。
今回は、やっぱり定番のデミグラスで。
こちらはしっかりと中まで火の通ったタイプです。厚めのハンバーグですが、ふっくらと中は柔らか。合挽肉と玉ねぎのハンバーグに箸を入れると、中から肉汁がじゅわっと溢れてきます。
この瞬間こそハンバーグの醍醐味。
もちろんそのままでも美味しいですが、色々とトッピングがありアレンジが可能。
私のおすすめはチーズです。スタンダードだとなめらかクリーミーなマッシュポテトですが、とろとろチーズのトッピングを選ぶと、マッシュポテトにもったりとした数種類のチーズが加えられて、ねっとりと糸を引きます。
これを目当てに通っている人も少なくないのだとか。私もその一人です。
A5 ランクの和牛を使用した「大人の極上ハンバーグ」も、一度は召し上がっていただきたい一品。
今回はディナーとしてご紹介しましたが、ランチはドリンクとサラダ付きでさらにお得。
大満足のハンバーグタイムを満喫できますよ。
住所:東京都渋谷区恵比寿1-21-7 大谷ビル1F
電話番号:03-3444-1555
営業時間:【平日】ランチ 11:30~15:30 (LO 15:00) ディナー 18:00~23:00 (LO 22:00)
【土日祝】11:30~23:00 (LO 22:00)
定休日:月1回、第3月曜日のディナーは定休(祝日の場合は翌火曜日のディナー)
東京は不思議なもので、山手線でも1駅移動するだけで違った雰囲気の街に行けてしまうので、なんだかどこでもドアみたいだな、と思ってしまいます。
恵比寿は“華やかな男女の集う大人の街”という感じがしますが、朝から訪れてお洒落ランチをどこでしようか悩んだり、じっくりアートを楽しんだりと、お酒以外の楽しみ方もできる街です。その後に夜の街へ繰り出して隠れ家BARへ、というのも良いですね。
一つ一つのお店が洗練されて、レベルが高いのも土地柄という感じがします。
今回、恵比寿の地名についてご紹介しましたが、事前に調べてから街歩きに行くのも、また違った視点で街を楽しめて趣がありますよ。
それでは、次回はまた違う街に繰り出してきます。
(※ご紹介した内容は2018年6月時点の内容です。)