子ども、妻、自分、それぞれのお弁当
お弁当といえば、私は基本的に作る側。子どもの遠足・運動会・校外学習などなど。このご時世で作る機会が減ったとはいえ、たまにであっても早起きして作るのは大変です。子どもが帰宅した時に「おいしかったよ!」と、必ず言ってくれるからがんばれている部分が大きいですね。
子どものお弁当より妻にお弁当を作る回数の方が多いのですが、元専業主婦の妻は「お弁当を作る大変さ」を知っているので、おかずは一品で良いと言ってくれています。おかげで子ども用のお弁当よりは作りやすいのでありがたいです。
子どものお弁当を作るときは、とにかく彩りを気にします。ウインナーやミートボール、卵焼きをよく入れますが、これだと緑色が足りないのでブロッコリーやほうれん草の炒め物などを入れて彩りが偏らないようにします。
子どもにとっては味ももちろん大事ですが、開ける時のワクワク感も重要です。開けたときに暗い色のおかずばかりだと、テンションが下がるかもしれません。作る側としては最初から最後まで楽しく、そしておいしく食べて欲しいものですから。
キャラ弁をリクエストされることもあるのですが、キャラクターは弁当事情など考えずデザインされているので、青色など普通の食材にない色が必要になることもあります。着色料入りのふりかけなどを使えばできなくはないですが、あまり使いたくない。それにそもそも青色は食欲を減退させそうなので使いたくない。…ということで最近はあまりキャラ弁は作っていません。
妻のお弁当は子どものお弁当とは違い、栄養面を重視しています。基本的に一品ですから、その一品で不足しがちなたんぱく質が摂取できるようなおかずにしています。
以前よく作っていたのはひき肉とピーマンの甘辛炒めとか、鳥そぼろとか、焼き鮭(15分ほど料理酒+白だしに漬けてから焼くとおいしいです!)などです。
でも今は圧倒的によく作るおかずがあります。それは…肉卵焼き!
最近読んだ『ガチ速”脂”ダイエット』(金森重樹 著/扶桑社)で知ったレシピなのですが、ひき肉を炒めて、普通の卵焼き同様に混ぜた卵を入れて焼いて巻くだけ。ただし調味料は塩のみです。これがすごくおいしいんです。食べ応えもすごいです。肉と卵でたんぱく質を豊富に摂れるし、次のごはんまでお腹が減らないというくらいガッツリな一品。お弁当だけでなく、朝食にもよく作ります。また手間がそこまでかからないので、時短料理としても優秀です。問題があるとすれば、慣れるまでは卵を巻く時に崩れやすいことでしょうか。まぁそれも慣れてしまえば問題ではなくなります。
これだけだと野菜が皆無なので、ミニトマトを添えたりして。それっぽくしています。
ただ、子どものお弁当も、妻のお弁当も、残念なことが二つあります。それはふたを開ける瞬間と食べた瞬間の反応を見ることができないことです。
やはり作った側としては生の反応が見たいものです。もちろん帰宅した時においしいかったよ!と言ってくれるだけでも十分なのですが、作る側はとてもわがままなのです。
最近は親子遠足なども軒並み中止され、生の反応を見る機会がまったくなくなってしまったのが非常に残念です…。
最後に、私がたまに買って食べるお弁当についても紹介します。
自分で作った方が安いのでお弁当を買うことはほとんどないのですが、たまに昼食をお弁当にすることがあります。自分一人分の料理(昼食)を作るのが面倒に感じたときです。一人分の料理って、使う食材が中途半端な量で意外と面倒ですからね。あとは、たまに自分以外の人が作った料理が食べたくなったときとか。
基本的に、肉が多いお弁当をよく買います。作ったことや食べたことのないパスタやおかずも気にはなりますが、買うのはいつも焼肉弁当などの肉多め弁当です。なんというか、肉が多くないと食後感が「食べたー」とならないんですよね。家で家族と食べる料理は、肉がなくてもそれなりに量があれば満腹になるのに、とても不思議です。家族と食べると幸福度が違うからでしょうか。
あと、申し訳程度に添えてある漬物も好きです。自分では既製品の漬物を買うことがほぼないので、とても新鮮なんですよ。漬物がないとわざわざ別個に買ったりします。こういう時しか食べないので、無性に食べたくなります。
自分が食べるお弁当はお腹が膨れれば良いくらいしか考えませんが、家族のためのお弁当は喜んでくれるように考えながら作ります。その方が作るとき楽しいからです。どうせなら楽しくお弁当を作りたいですからね。