家族のための買い物は心底楽しいと知った主夫6年目
スーパーは主夫と切っても切れない関係ですが、今回は買う楽しさについて書きたいと思います。
まず主夫になって初めてわかったことですが、スーパーでの買い物は楽しいです。
主フがスーパーについつい長時間滞在し、予定になかった買い物をするのも仕方がないことだと知りました。なので出費を抑えることだけを考えれば「スーパーに行かない」というのが一番良いのかもしれませんが、買い物を楽しむことでストレスを発散できるという側面もあるので、そういうわけにもいきません。本当にスーパーを当てもなくプラプラと回るのは、楽しいんです。
とはいっても目についた気になるものを片っ端から買っていたら出費が大変なことになるので、ある程度はコントロールしなければなりません。
そこで私はスーパーに行く時のルールを決めています。
まず、長時間滞在することを防ぐために、冷凍コーナーや冷蔵コーナーから回ること。冷凍のものを持ったままプラプラしていると溶けてしまいますし、冷蔵のものは短時間で傷みはしませんが、早く家の冷蔵庫に入れたい気持ちにかられます。こうやってコントロールしないと10分で終わる買い物が30分、1時間とかかってしまいます。スーパーの、客の気を引くための陳列は本当にすごいのです。
また、効率的に買い物をするために、スーパーを使い分けること。私がよく行くスーパーは二つあって、一方は近いけどやや価格が高めのスーパー、もう一方は少し遠いけどやや安めのスーパーです。この二つを、自分に時間があるかどうかで使い分けています。
夕食の準備中に調味料や食材がないことに気が付くことってたまにありますよね。代替え品があれば良いですが、ない時に妥協して作っては料理が物足りなくなります。
こういう時、私はひとっ走りして足りないものを買いに行くのですが、当然ながらこの時には買い物を楽しむ時間はありません。そして時間がないので近い方へ行くわけですが、この場合やや高いのはむしろ好都合となります。そこでゆっくり買い物をしようとはなかなか思わないからです。
そして時間に余裕のある時はやや安い方のスーパーに行き、買い物を楽しんでいます。
だから近い方がやや高いスーパーで良かったのかもしれません。これが逆だったら、夕食の準備そっち抜けで買い物を楽しんでしまい、お腹を空かした家族を待たせることになっていたかもしれないからです。
さて、余計なものを買わないように工夫をして回っているスーパーですが、それでも必ず買うものがあります。一つは、自分へのごほうびです。
これはエナジードリンクが定番です。中でも「モンスター」のスタンダードな味がお気に入り。エナジードリンクはカフェインが大量に入っていることも多いので、買うのはスーパーに行った時だけにしています。
スーパーでの買い物に時間をかける→エナジードリンクで集中力を高め、買い物にかけた時間分の遅れを取り戻すというループができてからは、より買い物を楽しむ余裕ができました。
もう一つ、どうしても買ってしまうものがあります。それが子ども達や妻が食べるお菓子やアイスです。
お菓子やアイスのコーナーに行くと浮かぶんですよ、食べた時の家族の喜ぶ姿が。それが浮かんでしまうと「これは買う必要のないものだから」という考えは吹っ飛び、「どれが一番笑顔になるかな…?」という考えで頭がいっぱいになります。
こうなったら「買わない」という選択肢はありません。どれが一番喜ぶか、たまには違うものが良いか、この前喜んだものをまた買うか、などいろんな事を考えながらコーナーを回ります。これがものすごく楽しいのです!この楽しさを一度知ると、買うものを事前にメモし、ただそれを回収するためだけにスーパーを回って最短距離最短時間で終わらせる、そんな買い方はできなくなります。
主夫になったばかりの頃にこの楽しさを知ることができていたら、もっと早くに主夫業を楽しむことができたかもしれません。まあ遅くなったとはいえ、知ることができたので良しとしましょう。
ということで皆さんも、財布と時間と相談しながら買い物を楽しみましょう。
それではー。