こんな自分がツラい…派遣バイトで初ビラ配り!自分の不器用さにウンザリ
チッス!ケシミニャンです!
ところで、みなさん。
上司にムカついたとき、どんな武器で上司を殴る妄想をしていますか?
ケシミニャンは一斗缶です。
殴る場所は、階段の踊り場と決めています。
さて、第5回は派遣の単発バイトでのお話です。
なんとなく派遣登録
以前勤めていた会社が水素水を売り出したため、会社を辞めたケシミニャン(第2回「この会社も…ヤバくない?」時すでに遅し!私が今の職場に就職したワケ 参照)。
次の会社に採用が決まるまで、転職活動と並行して、少しだけ派遣会社で単発のバイトをしました。
派遣にした理由は、登録するとキャンペーンで3,000円の金券がもらえるから…。
その理由だけで、派遣会社に登録しました。
それにケシミニャンは、1日の単発バイトなら、仕事内容もそれほど難しくないんじゃないかな…と考えていました。
こんな風に、先のことを安易に考えて、「なんとなく」で行動してしまうのが、ケシミニャンの悪い癖です。
派遣会社の担当者と面談をし、登録完了。
担当者「じゃ、明日から家電量販店でスマホのキャンペーンスタッフやってね。3日ぐらい入れます?」
ケシミ「えっ、明日からですか?」
担当者「ビラ配って、抽選会で景品渡すだけだから簡単だよ(笑)。じゃ、明日から3日間お願いしま~す!」
コミュ障のケシミニャンにできるか、多少不安を覚えながらも…。
早速、スマホのキャンペーンスタッフをすることになりました。
気を遣われるケシミニャン
当日、家電量販店の集合場所に向かうと、大学生ぐらいのピチピチギャル(死語)たちが談笑していました。
一緒に、キャンペーンスタッフとして働くメンバーです。
社会人っぽい年齢の人は、ケシミニャンしかいません。
は、恥ずかしい…。
この時点で、ちょっと帰りたい気持ちになりましたが…。
とりあえずケシミニャンは、メンバーたちに挨拶と自己紹介をしました。
ケシミ「おはようございます!ケシミです。みんなより年上なんだけど…(笑)(←精一杯のウケねらいの自虐)。このバイトは初めてなので、色々教えてください!よろしくお願いします!」
みんな明るく感じの良い子たちで、「よろしくお願いしま~す♪」と言ってくれました。
そんな中、一人のギャルが「見れば分かりま~す!よろしくお願いしま~す☆」
と言ったのが聞こえました。
うん…そうだよね…。
見れば分かるよね…。
悪気のない、ストレートな言葉にちょっぴり傷つきました。
具体的な仕事内容は、家電量販店を訪れるお客さんにビラを配り、景品が当たる抽選会に誘導して、スマホに関するアンケートを書いてもらうというものです。
バイトリーダーの指示に従って、仕事が始まりました。
リーダーももちろん、ケシミニャンより年下の女の子です。
リーダー「じゃあ、準備はじめまーす♪AちゃんとBは、ユニフォームもらってきてね~!!!CちゃんとDちゃんは抽選会のグッズ、確認してきて☆
ケシミさんは~…とりあえず、更衣室に居てもらってもよろしいでしょうか…」
やっぱそうなるよね。
社会人っぽい年齢の人には、敬語になるよね。
リーダーの気遣いは何も間違っていないのに、何故か寂しい気持ちになりました。
できないビラ配り
そして、ケシミニャンはお店の入り口でビラ配りをすることになりました。
リーダー「ケシミさんは、ここでビラを配って、お客さんを抽選会に誘導してください!
かけ声は、近くでビラ配りしてるBちゃんの真似してください!」
Bちゃん「どーも!!スマホの○○でぇ~す!!今、素敵なグッズが当たる抽選会やってまぁ~~~す♡よろしくお願いしまぁ~~~す♡♡」
Bちゃんは明るい笑顔とかけ声で、お客さんにビラを渡していきます。
↑みんなこんな感じでキャピキャピしてた
ほーん。
あんな感じでやればいいのか…。
ケシミニャンもBちゃんのかけ声の真似をして、お客さんにビラを配ってみました。
しかし、お客さんはみんな、チラッと見るだけで通り過ぎちゃいます…。
リーダー「ケシミさん!!立ちっぱなしで、ただ機械的に配るだけじゃなくって(苦笑)。Bちゃんみたいに、自分からお客さんのほうに歩み寄ってビラ渡してください(苦笑)」
そ、そうか。
ただ配るだけじゃなくって、自分からお客さんの方に動かなくっちゃダメなのか…。
ビラ配りのバイトは人生で初めてだった上、飲み込みの遅いケシミニャン。
自分、不器用ですから…。
リーダーの指摘を受け、少しビクビクしながらも。
ケシミニャンもお客さんに歩み寄り、ビラを渡します。
Bちゃんと同じようにやったつもりですが……
リーダー「ケシミさん!!!!お客さんの動線、意識して!!!!」
ケシミ「どうせん…?」
リーダー「お客さんが進む、な・が・れ!!!!!!!!!!!!!!
お客さんの、進行方向の邪魔になるような位置に立って配っちゃダメなの!!!!!!!!!」
な、なるほどぉ~…。
ビラをお客さんに渡すことだけに夢中になっちゃったけど。
冷静に考えれば、ごもっともです…。
それに、お客さんの進行方向のことを動線っていうのか…(業界用語?)。
自分の考えの至らなさを反省しました。
その後も、リーダーから度々指導されます。
これまでケシミニャンに対して敬語だったリーダーが、どんどんタメ口になっていったのは特に気になりませんでした。
色々な気づき
ビラを配り続けること2時間。
ケシミニャンのビラを貰ってくれるお客さんは増えてきました。
しかし、抽選会まで誘導することはできていません。
ビラを配りつつ、トークでお客さんを捕まえて、抽選会まで誘導する―
これが、なかなか難しいのです…。
近くで配っているBちゃんは、トークも上手で、お客さんを抽選会に誘導できてるのに…。
できない自分が、恥ずかしくなってきました。
そして、お昼休憩になりました。
リーダー「お疲れでーす」
ケシミ「あっ、お疲れ様です…。い、いや~、みんな若いのにしっかりしてるね!!ハハハ…」
午前中、うまくビラ配りすらできず。
お客さんを一人も抽選会に誘導できていない後ろめたさからか。
オバチャンみたいな軽口を飛ばすケシミニャン。
リーダー「この仕事、お客さんを抽選会に何人誘導できたか、ノルマがあるんです。
ノルマ達成しないと、次の仕事も、もっと良い条件の仕事も貰えないので。だから、みんなちゃんとやるんですよ」
へ~…。
ノルマがあるとか、達成しないと次の仕事もらえないとか。
派遣会社の担当者からそのような説明はなかったので、初めて知りました。
彼女達からしたら、派遣の単発のバイトは高時給で割りのいいバイト。
だから、次の仕事のため、ノルマ達成に向けて頑張るのはもちろん、みんなで力を合わせて色々工夫してるのです。
ケシミニャンは、彼女たちのプロ意識の高さに驚きました。
それに比べて。
ケシミニャンは年上のくせに、仕事の飲み込みが遅いポンコツ。
自分の不甲斐なさや、仕事に対する甘さを大いに反省しました…。
やってみて分かること
派遣でのバイトは、ケシミニャンみたいなコミュ障には難しくて大変でした。
また、要領もよく、即戦力になれる人じゃないと厳しいと感じました。
しかし、未経験の仕事をやってみて、勉強になった部分もあります。
人って仕事が変わると、できない・分からないことがたくさんあるんだ、ということです。
何事も自分でやってみないと、その大変さや難しさって、分からないんですね。
その後、2日間同じイベントスタッフの仕事をしましたが。
ケシミニャンは、ノルマを一度も達成できなかったため…
二度と、イベントスタッフの仕事が来ることはありませんでした。