「この会社も…ヤバくない?」時すでに遅し!私が今の職場に就職したワケ
こんにちは!
職場では、陰で「ラ・フランス」と、呼ばれているケシミニャンです(”用無し”だから)。
みなさんは職場の人たちに、陰でなんと呼ばれていますか?
ちなみにケシミニャンは、以前の職場では”例のあの人”と呼ばれていました。
さて、第2回は、ケシミニャンが今の会社に入社するまでのお話を、少しだけさせていただきたいと思います。
先っちょだけ…先っちょだけだからね?
弊社との出会い
話は、3年前。今以上に、ケシミニャンが、世間の右も左も分からなかった頃…。
例えばみなさんが、英会話スクールの講師をしていたとします。
そんなある日、社長から、信じられない新たな経営方針を聞かされました。
「今流行ってるからさ~、水素水売ろうよ~」
みなさんは、自分の生活や家族を養うために、水素水を売りますか?
それとも「この会社絶対やばい…」と感じて、逃げ出しますか?
ケシミニャンは後者でした。
会社という組織の一員である以上、会社の経営方針や意向に沿うのが当たり前ですが…
ケシミニャンにはちょっと、水素水を売るのは無理でした。
突発的に、会社を辞めてしまったケシミニャン。
それからは、派遣や単発の講師の仕事で食いつなぐ不安定な日々…。
そんなある日、とても魅力的な求人を見つけました。
“社員が好きなことをしてお金を稼ぐ!がモットーの会社です!”
…まともな社会人なら、この文言に、圧倒的な「怪しさ」を感じると思います。
ですが、そこは前職の水素水ショックの傷が癒えておらず…。
正常な判断能力を失っていた、ケシミニャン。
水素水を売らされる、前の会社と比べたら、
「自分のやりたいこともできそうだし、これまでの経験や資格も生かせるかもしれない!」
と感じ、その求人がとても魅力的に見えてしまいました。
そんな理由で、その会社に応募してしまったケシミニャン。
早く就職したい、という焦りもあったんだと思います。
そんなうまい話、あるわけないのに…。
今思えば、とても浅はかでした…。
そして、面接試験を受け、あっという間に入社が決まりました。
なかなかヤバかった弊社
(※面接で騙されてるケシミニャンの図)
そんな弊社は、創立されて間もないベンチャー企業でした。
そして何故か、求人票や面接のときに聞いていた業務内容とは、まったく違う仕事を行う日々がスタート。
さすがのケシミニャンも、この時点でうすうす感じました。
なんかこの会社…ヤバくね…?
上司や先輩たちの指導もほとんどなく、いきなり仕事をやらされる毎日…。
しかも、ミスをしたら容赦なく責任もとらされる、精神的にハードな毎日…。
まぁ確かに、中途採用とか、社員数の少ない会社って、即戦力みたいな人を求めるから。
ある程度は、無茶ぶりの連続になりますよね…。
しかし、そこを差っ引いても「未経験のド素人ド新人に、何の説明もなく業務丸投げ」の、弊社の体制はヤバい気がします…。
「できる」と聞いていた仕事を、一向にさせてもらえず、弊社への不信感がつのる日々…。
そしてある日、社長に質問しました。
ケシミニャン「あの、求人票とか、面接のときに”できる”と伺った業務なんですけど…。
私、それができると思って…自分の好きなことができると思って入社したのですが、いつ頃できますか…?」
社長「ん?求人票とか面接で、おれ、そんなこと言ったっけ(笑)。
まっっっっっっっっっっっったく覚えてないや(笑)。
ん~、でもさ~。
社長の”好きなこと”をするのが、本来の会社の在り方じゃん?
ケシミが、おれの好きなことを好きになれば、ケシミの好きなこともできる!ってことになるよな!
なるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガ~ンバ(笑)!」
……………?
ハハッ
こ、こりゃ一本とられたワイ…
山田く~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく燃える座布団と、火炎瓶持ってきて~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!
…そうなのです。
この社長は、自分に都合の悪いことは綺麗さっぱり忘れてしまう。
その上、自分以外のことには、まったく興味がない。
そして、口だけ達者で人を丸め込むのだけはうまい…
サイコパスみたいな社長だったのです…!
………はぁ。
日本語って、本当にむずかしいですね…。
ケシミニャン、頭が悪くて。
学生時代は現代文の「作者のお気持ち」が、考えられないタイプでした…。
それに、ゆとり教育の被害者だし。
だから、求人の文言や、面接のやりとりから、弊社の”隠された意図”を、読み取ることができませんでした…。
ケシミニャンが文科省に何か直訴できるのなら、若者への、国語教育の重要さを強く訴えたいなと思います。
求人や面接で、しっかりと”隠された意図”を、読み取れるように…。
こんなアホな悲劇や過ちは、二度と、繰り返されてはなりません。
衝撃の事実
ケシミニャンは、自分が社会に出てから、それなりに色々なことを経験してきました。
失敗・挫折がほとんどですが、「キャリアを創る」ことのおもしろさや、楽しさ。
そして、重要さを、身をもって知りました(人よりもかなり遅いかもしれませんが)。
“自分と同じように、社会に出てから困っている若者たちの力になれたら…”
なんて夢を抱き、まだまだ半人前ですが、2年前、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。
そんなある日、キャリアコンサルタントたちの勉強会に参加することとなり、ベテランのキャリアコンサルタントと会話したときのことです。
ケシミニャン「あの~私、これまで離転職を繰り返していて。これまで就職した会社、何故か全部変な会社なんですよ~。
水素水売らされたり、変な社長がいる職場だったり…(笑)。どうしてでしょうかね~?」
ベテランのキャリアコンサルタント「あ~…。う~ん…(ちょっと言いづらいような雰囲気)
ケシミさんみたいな、個性の強い人はね…まともな会社だったら採用しないんだよ。
敬遠するんだよね。
だから、巡り合うべくして巡り合ってるんだよね、変な会社に。
ヤバ…個性的な会社にとっては、ケシミさんが魅力的に見えてるんだと思う…」
あ~…
な~る…
長年の疑問が、一瞬で解決しました。
なるほどなぁ…
ショックがかなり大きいけど…それを遥かに上回る、圧倒的納得感がある…
さすがベテラン…
ケシミニャンの長年の疑問を、一瞬で解決しちゃうその鋭さ…
いや、少し会話しただけでケシミニャンのアクの強さを見抜く、その能力…
人って、自分の本当に痛いところを突かれると「その通り…」、という感想以外、出てこないもんですね。
傷ついてもいい場面なのに、あまりにも的確すぎて、切られたことにも気がつかないというか、血も出ないというか…。
手塚治虫の「ブラック・ジャック」の言葉通りでした。
“鋭いメスで切った傷跡は、一切残らない”―と。
…ごめんなさい
嘘つきました
本当は、結構傷つきました…
今でも、かなり引きずってます…
…なんか、そのベテランのキャリアコンサルタントに言われた言葉思い出したら、ちょっと気分悪くなってきちゃった…
ケシミニャンが個性的だから、ヤバイ会社を引き寄せる…
そんな”引き寄せの法則”が…はたらいていたのか…
そんなもんは、引き寄せないでほしい…マジで…
でもそう言われると、そうとしか思えないや…
はぁ…
ちょっと体調悪くなってきたから、ケシミニャン、寝るね
ケシミニャン、気圧の変化とかにも弱いし…
ささくれとかできやすい体質だから…
布団に入り、3本目の発泡酒に手をつけるケシミニャンでした。