しらこちゃんと巡る おのぼりgirlの東京食べ歩き 第14回 「渋谷」編
こんにちは、しらこちゃんです。
地方で生まれ育ち、東京はテレビで見るものだと思って過ごしてきた幼少期。周囲ではギャル漫画ブームが起きていました。漫画で得たごく浅い知識で「東京に行って、ギャルの街渋谷でアクセサリーを買う」という、これまた薄っぺらな憧れを密かに抱いていましたね。
実際、大人になって上京して訪れた渋谷は、若者の街でこそあるものの“ギャルの街”という当時のイメージとはかけ離れていて驚いた覚えがあります。それでも、やはりW杯やハロウィンなどのイベント時には、他の街にはない盛り上がりを見せる楽しい街ですね。
渋谷って、他の街と比べると坂道の多い地形をしていますよね。
ハチ公前のスクランブル交差点を中心とし、放射線状に広がる街。少し渋谷の歴史について調べたところ、実際に渋谷川や宇田川という川の合流地点に作られた谷街だったことから、道玄坂や宮益坂などの坂も多いのだそうです。
今回はそんな「渋谷」の街で暑い夏にぴったりな避暑的お出かけスポットを提案したいと思います。
今回立ち寄ったお店はこちら。
ブラッスリー・ヴィロン
渋谷に行くときは、ちょっと早起きしてモーニングをいただくのがオススメ。
ヴィロンの中でも、渋谷店限定のフランス式名物モーニング「ヴィロンの朝食」が楽しめるのです。
1Fはブーランジェリー。2Fのブラッスリーでモーニングが楽しめます。時間は9時〜11時まで。
赤を基調としたアンティークで落ち着いた雰囲気の店内に入ると、香ばしいパンの香りがお出迎え。開店の少し前に行くと、どのパンもさくさくの焼き立て状態で食べられますよ。
朝食(プチ・デジュネ)はバゲットとヴィエノワズリー(菓子パン)とカフェ付き。
バゲットはもちもちのセレアル。そして名物のバゲットレトロドールが温かい状態で提供され、どちらも食事によく合います。
そして、朝食の目玉の一つでもあるミオジャムのセット、ジャムの王様です。
数種類の高級ジャムが瓶ごとサービスされ、つけ放題。こんな贅沢な食べ方があって良いんでしょうか。
バゲットにつけるとどれも美味しく、ルバーブ(野菜の一種)などの珍しいジャムもあるのでついつい食べ過ぎてしまいます。
ヴィエノワズリーは、籠に入った8種類ほどのお馴染みのパンの中から好きなものを2種類選べ、ボリューム満点!どれも美味しそうで目移りしてしまいます。
散々迷い、今回はアプリコットとショーソン・オ・ポムをチョイスしました。他にも、クロワッサンが人気だそう。
ショーソン・オ・ポムは、シナモンが香るアップルパイです。可愛らしい木の葉のような形で、中身は端まで林檎たっぷり。さくさくと甘さ控えめで美味しい、大人のアップルパイでした。
紅茶もこれまた香り高く美味しいので、パンとよく合います。ポットサービスなので3杯分ほどあり、量も申し分ありません。
食べきれなかったパンは持ち帰ることも可能です。
モーニングにしては贅沢なお値段ですが、一度食べてもらうとその価値があることがよくわかるはず。
朝から時間をゆっくり使いたい日に、満足できること請け合いです。
ブラッスリー・ヴィロン 渋谷
A1303/A130301/13004627/
住所:東京都渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル
電話番号:03-5458-1776
営業時間:9:00~11:00(モーニング)
11:30~14:00(ランチ)
14:00~17:30 L.O. 16:30 (カフェ)
18:30~23:30 L.O. 22:00 (ディナー)
定休日:なし
円山町 わだつみ
贅沢モーニングを楽しんだ後は代々木公園でも散歩して、おしゃべりするのも良いかもしれません。
今回は避暑的デートということで、お腹が空いてきたら…お次は、ゆっくり涼しげな和ランチを。
円山町わだつみは、私も友人に紹介していただいてすっかりお気に入りになってしまった、隠れ家的なお店です。渋谷では珍しい、喧騒を忘れて食事を楽しめる、落ち着いた趣ある雰囲気です。接待向きという感じ。
まるで、京都の祇園を思わせるような店構え。
ランチは、名物の黒毛和牛のひつまぶし御膳、にぎりランチ、そして要予約のわだつみ名物「姫にぎり」、他にコースが4種類です。
ひつまぶし御前は小鉢付き。この日はマグロのユッケ風が出ました。
そして、美しい和牛の丼もの。和牛ひつまぶしという名の通り、おだしや薬味など様々な楽しみ方があるのです。
食べ方も丁寧に教示してくださり、まずは、そのまま和牛ステーキ丼を堪能します。ご飯も胡椒で炒めてあり、絶妙なミディアム具合のステーキと良く合います。
しばらく食べ進めたところで、次はおだしと薬味をかけて。
お茶漬けのような感じで、暑くて参っている日にもさらさらと食べられます。
最後は、特製の甘みのあるタレをかけて。一度で三度美味しい、満足度高めのランチです。
そして、女性人気の高い姫にぎりは、季節によりネタが変わります。
24貫の小さな姫寿司、こちらにも小鉢、お椀が付きます。
普通のお寿司屋さんでは、なかなかこれだけの種類を食べることはできませんから、色々なネタが少しずつ沢山楽しめるのは嬉しいですよね。親指サイズの小さなお寿司なので、女性でも全部食べきれます。
円山町 わだつみ
住所:東京都渋谷区円山町6-1
電話番号:03-6455-0267
営業時間:ランチ(月曜~土曜)12:00~14:30【ラストオーダー】13:30
ディナー18:00~23:30【ラストオーダー】コース 22:00、アラカルト 22:30、ドリンク 23:00
定休日:日・祝
ちくちくCAFE
ゆっくり大人な京ランチを楽しんだら、お次は究極の癒しスポットへ。
ここ、ちくちくCAFEは、ドールハウスに住むハリネズミさんと触れ合えるハリネズミカフェです。
昨年オープンしたばかりのちくちくCAFEさん。キッチンや学校の教室など、色々なコンセプトのドールハウスの中に住むハリネズミちゃんたちと触れ合うことができます。
事前予約するとステッカーの特典がありますよ!
ハリネズミスタッフは40匹いるそうで、毎日交代で10匹がお店に出ており、動物への刺激を最小限にとどめる工夫をされているそうです。
コースは30分と60分が選べ、コーヒー、紅茶、緑茶のフリードリンク付き。
店内に置かれた10台のケージの前に席があり、60分コースの場合は空いていれば何度でも席の移動が可能。
沢山のハリネズミちゃんと触れ合うことができちゃいます。
この日接客してくれたマロンちゃんは、サービス精神旺盛!マロンちゃんがいるのは、お風呂がモチーフのドールハウスでした。
沢山近づいてきて愛嬌を振りまいてくれました。
60分は意外とあっという間で、ハリネズミちゃんたちと触れ合っているとすぐに時間が経ってしまいます。動物カフェでは、動物ちゃんたちが触られるのを嫌がってしまってほとんど触れなかった、という経験のある方も多いかもしれませんが、こちらでは時間いっぱい楽しむことができますよ。
ちくちくCAFE
白一
渋谷と言うと、やはり若者の街。インスタ映えしそうなスイーツが沢山あります。
そんな中でも、特別暑い日におすすめしたいのがこちら。白一の生アイス。
ソフトクリームを巻いたのちに冷凍庫で冷やし固め、折れないようにして提供されるという、攻めた形状の不思議なアイスです。
まずは見た目にびっくり!かなり高さのあるソフトで、初めて見るビジュアルに驚くと思います。
写真映えするので、みなさん楽しそうに写真を撮られていました。時間が経つと溶けて折れてしまうので、撮影はそこそこにいただきましょう。
見た目だけでなく味も実力派!牛乳ベースでミルク感が強めですが、バニラの風味もしっかり感じます。一度固めてあるので、なめらかというよりはシャリシャリした食感で、暑い日にぴったり。素材にもかなりこだわっていて、乳脂肪分の高い、良質な成分無調整牛乳を使用されているのだとか。
材料をシンプルに仕上げているからか、大きめサイズに見えてもあっさりとして食べやすいので、一人一個でもちょうど良い量。フロートや黒蜜がけもありますよ。
白一
ということで、今回は渋谷に行ってきました!
ティーンの街というイメージが強いですが、今回紹介しきれなかった穴場や変わったコンセプトのカフェなども沢山あり、お買い物スポットも充実していて、幅広く楽しめる渋谷。
ムードあるデートなら円山町や松濤、ちょっとカジュアルに行きたいときは宮益坂や道玄坂、服を買うなら神南と、同じ渋谷の中でも用途によって行くエリアを変えて使い分けられるのも楽しいです。
松濤公園や代々木公園は、木陰でのんびり過ごせるので、暑い夏でもデートに良いですね。
最近は、渋谷から代々木八幡へ続く奥渋谷エリアも、落ち着いていてじわじわ人気を集めてきています。
熱く溶けそうな日が続いて、外出も億劫になってしまうこの時期ですが、たまには街へ繰り出してみて避暑スポットで涼むのも良いものです。
(※ご紹介した内容は2018年6月時点の内容です。)