増田俊樹さんの声で作る「中国 春節の水餃子」
休日の朝にぴったりの“聴くレシピ”をお届けする「ボイレピ♪ 朝ごはん」。
第22回は、声優の増田俊樹さんをナビゲーターに迎えて「中国 春節の水餃子」を作ります。富をもたらす縁起のいい食べ物として、中国の北部で春節(旧正月)に食べられている定番メニュー。世界各地の家庭の台所を訪れ、一緒に料理をしてきた岡根谷実里さんのレシピです。
料理の音は「しあわせの音」。世界の台所を探検する気分で、いつもとちょっと違う朝ごはんをお楽しみください。
材料(2人分)
作り方
- 1. 白菜をみじん切りにする。ざるに入れ、塩を振ってしばらく置いておく。
- 2. 長ねぎをみじん切りにする。
- 3. ボウルにひき肉、2のねぎ、おろし生姜、調味料(塩・醤油・ごま油)をすべて入れ、粘り気が出るまで手で練る。1の白菜の水気を絞って加え、さらに練り混ぜる。
- 4. 水餃子の皮に3の具をのせ、ふちに水をつけて半分に折りたたむ(ここまででひだなし餃子)。両端を引き寄せて重ね、水をつけて押さえてくっつける(元宝餃子:げんぽうぎょうざ)。
- 5. すべて包み終えたら、沸騰したお湯に入れて茹でる。皮が透き通り浮かんできたらすくいあげる(だいたい3分程度)。軽く水を切って皿に盛る。
おいしいポイント
岡根谷実里さんの現地エピソード
日本で「餃子」といえば焼き餃子ですが、中国では水餃子が一般的。主食として食べるメニューです。ただし新年(春節)に餃子を食べる文化があるのは、北部の小麦粉地帯。南部の米地帯では餅を食べます。
水餃子の具は白菜・ニラ・ねぎが定番ですが、魚介を入れたり季節の野菜を入れたりとなんでもありです。白菜は百財(バイツァイ=たくさんの財)と発音が同じなので、財運が上がる縁起の良い食材とされています。現地では硬貨を入れて「おみくじ餃子」にすることも。硬貨の他に、なつめ・落花生・栗の実などを入れることもあるそうです。
「大晦日にたくさん包んでおけば、正月の間は料理しなくていい。茹でるだけなので楽ちん」と現地の方に教えてもらいました。大晦日に一家総出で大量の餃子を包むのは恒例行事のようです。ぜひご家族で「元宝包み」にもチャレンジしてみてください!