甘辛い味は間違いない!四姉弟のテンションが上がるカフェごはんとお茶目な父の顔Tシャツ
いろんな家庭のリアルな1週間のごはんを紹介するシリーズ「となりのおうちの『1週間ごはん』」。今回紹介するのは横浜市の一軒家に住むご家族の、とある夏の1週間の夕食です。DIYの得意なお父さんが作った棚や家具が並ぶ家は、まるでおしゃれなカフェバーのよう。大きなダイニングテーブルを家族揃って囲んだり、庭でバーベキューしたりと、中村家の楽しい日常を覗かせてもらいました。
(後ろ、左から)長女・りずむちゃん、母・ひとみさん、父・りゅうじさん
(前、左から)次女・りのんちゃん、長男・らいどくん、三女・りんかちゃん
母・ひとみさんは美容室勤務。父・りゅうじさんは塗装業を営んでいます。中学生の長女・りずむちゃん、小学生の次女・りのんちゃん、そして幼稚園生の三女・りんかちゃんと末っ子・らいどくんの四姉弟。
庭にカセットコンロを出して簡単焼き鳥
——今回は中村家のご自宅にお邪魔しています。キッチンがカフェバーみたいでかっこいいですね!
ひとみ 棚などはほとんどパパが手作りしたんです。廊下の棚とハンガーは使わなくなったスケートボードを再利用してるんですよ。
——わあ、おもしろい。全体的にジャマイカとかサーフィンとか、そういうカルチャーを感じます。
りゅうじ サーフィンは高校生からずっとやってるので、たしかにサーフカルチャーの影響はあるかもしれません。
ひとみ パパはレゲエのDJもやってたんだよね。だからレコードとかも飾ってあったりします。
(子どもたちが撮影のモニターをじっと見ている)
——ん?何か写ってますか?
ひとみ パパが着てるTシャツのプリント、パパなんですよ。写真の中にパパが二人いる。
——どういうことですか?あー!!これりゅうじさんなんですか!?Tシャツとしてなじみすぎてて全然気づきませんでした……じゃあこの写真、りゅうじさんの顔が二つ入ってるんだ(笑)。
ひとみ もう1枚あるんだよね。パパの顔のTシャツ。
りゅうじ そうなんですよ。持ってきましょうか?でも今それ着ちゃうと、写真の繋がりが悪くなっちゃうかな……。
——別の日の取材みたいに見えるかもと?お気遣いありがとうございます(笑)。
串焼き、白米
——では、ごはんの話を聞いていきましょう。日曜日からスタートします。これは外で焼き鳥を焼いているのでしょうか。
ひとみ はい、庭で串焼き屋さんをしました。鶏だけじゃなくて、豚バラやしいたけなども串に刺して焼くんです。長女が焼き鳥のたれを作ってくれたんですよ。大人は塩味にして、黒胡椒や柚子胡椒、わさびなどをつけて食べたりして。あと白米を用意しておかわり自由にしました。
——お庭で焼き鳥!いいですねえ。これはカセットコンロですか?
ひとみ そうです。準備も楽なので簡単に済ませるときはこれを使います。炭をおこす場合は、パパが朝からやってくれます。
——長女ちゃんがたれを作ってくれたんですね。
ひとみ クックパッドで見たレシピを参考にして作ってくれました。甘じょっぱくてすごくおいしかった。最近は次女の、りのんちゃんがよくお手伝いしてくれます。昨日も大葉を切ってくれたんですよ。「切り方どういうのがいいの」って聞かれたので、「なんでもいいよ」って言って。お手伝いは、まずは好きなスタイルでやってもらおうと思っているんです。
——基本的にはひとみさんが食事を作っているんですか?
ひとみ 普段の食事は私が作ります。休日に友達が来る時とかはパパが作ってくれたりします。ジャークチキンとか、スイーツも作るよね。なんだっけ、マト……。
りゅうじ マリトッツォ?
ひとみ それそれ。こんなに流行る前から知ってて、作ってたよね。お隣さんにも配ったりして。
りゅうじ ホワイトデーにね。クリーム挟むだけだから簡単なんだよ。
——マリトッツォを作ってくれるお父さん、すごい。
残り物と冷食で子どもが喜ぶお子様ランチを
肉混ぜうどん、焼き鳥の残り
ひとみ これは先日、歯医者さんの待ち時間に本で見て、作ってみようと思ったレシピです。豚ひき肉を玉ねぎ、にんにくなどと炒めて、中華風に味付けした肉味噌をうどんにのっける。汁なしのうどんを作ってみたかったんですよね。子どもたちにも好評で、うどん6袋使って食べきりました。
——6袋!さすが4きょうだい…!末っ子ちゃんももう、みんなと同じごはんを食べるんですか?
ひとみ 食べますね。遊びながらですけど(笑)。
——夕食は家族そろって食べてますか?
ひとみ 子どもの習い事などがなければ、基本的には一緒に食べます。パパの帰りがそんなに遅くないので。
——いいですねえ。
さばみりん揚げ、玉ねぎポン酢、ツナコーンオムレツ、ごま塩きゅうり、残った肉味噌のレタス巻き
ひとみ この日は仕事があって、玉ねぎポン酢などは作り置きしておいたものです。で、帰ってきてから解凍しておいたさばみりんを、一口大に切って片栗粉をつけて揚げてみました。焼くだけじゃちょっとおもしろくないかなと思って。
——おもしろくないから一工夫。たしかに揚げたら一味違う感じになりそう。
ひとみ 味はおいしかったんですけど、こうすると骨が口に入っちゃうんですよね。子どもにはちょっと危ないので、もうやらないかも。大きく焼いて骨を取りながら食べるほうが安全だと思いました。
——なんだかお店みたいな盛り付けですね。
ひとみ 一応ちょっと気を使ってみました(笑)。肉味噌レタスとかは、先に食卓に出しておくんですよ。パパがお風呂入ってから、夕食までの間につまんで晩酌できるようにと思って。
——お父さんはお酒を飲まれるんですね。何を飲むんですか?
りゅうじ 基本はビールですね。調子がいいとハイボールにいきます。
——なるほど。じゃあビールに合う感じのおつまみを並べておくと。
ひとみ その間にメインを作って、完成したらみんなで夕食、って感じです。
——お子さんに好き嫌いはありますか?
ひとみ あるにはあるけど……あんまり気にしませんね。食べないから出さない、とかそういうことはしません。とりあえず出す。食べられないものなんてないよ、と(笑)。出しておけば、昨日も最初は「やだー」って言ってたけど、結局食べていたので。
——たしかに4人お子さんいたら、それぞれの好き嫌いに合わせるのは大変ですよね。家の中で集団生活を学んでいる……!
唐揚げ、ごま塩きゅうり、コーン、チーズ、ミートボール、塩おにぎり
ひとみ この日はパパと長女が夕飯いらない日だったんですよね。だから、下3人のテンションが上がって、かつ簡単にできるものがいいなと思い、残り物と冷凍食品を活用しました。作ったのは、唐揚げくらいかな。出勤前に下準備しておいて、仕事から帰ってきて揚げました。
——盛り付けがお子様ランチみたいで楽しいですね!これはテンション上がります。
ひとみ すごく喜んでましたね。
——他の日もそうですが、前日の残り物がうまく活用されているのがいいですね。
焼き鳥など
——また焼き鳥が登場……!
ひとみ この日は祝日だけど仕事があったので、子どもをお友達に預かってもらったんです。それで、お礼として夕飯をうちで食べようということになって。そのお友達家族のリクエストで焼き鳥にしました。焼き鳥を自分でやると、お肉を大きめに切って焼けるので、満足感が大きいんですよね。市販の焼き鳥とぜんぜん違う。
——たしかに、バーベキューって聞いて焼き鳥が出てきたらうれしいかも。
ひとみ 焼肉用の牛肉を焼くとちょっと固いこともあるじゃないですか。子どもがあんまり噛み切れなかったり。鶏肉は基本柔らかいので、子どもも食べやすいんです。
卵と甘辛い味の組み合わせが大人気
照り焼きバーガー、冷凍枝豆、白だし味付けブロッコリー
ひとみ この日は長女が部活の朝練で、いつもより早起きしたんですよね。それで時間に余裕があったので、パンの生地を仕込んで、冷蔵庫の野菜室に入れてから仕事に行ったんです。オーバーナイト法といって、一晩低温発酵させて、朝焼くからそう呼ばれてるんですよね。それを私は、朝に仕込んで夕方焼いています。
——パン作りはお好きなんですか?
ひとみ 好きですね。凝ったものは作らないですけど、時間があったらやりたい。仕事から帰ってきたら、パン生地を野菜室から出して二次発酵させます。それで夕飯の用意をちょろっとしたら、幼稚園のお迎えへ。
——うおお、大変だ。
ひとみ 夕方はバタバタですね。お迎えから帰ってきて、お風呂入らせて、宿題をみているうちにパパが帰ってきて……みたいな感じ。
照り焼きチキンは長女のお弁当にも入れたので、もう作ってあったんです。パンを焼いて、タルタルソースとチキンを挟んだら白パン照り焼きバーガーの出来上がり。枝豆は冷凍食品。冷凍枝豆はめちゃめちゃ使いますね。朝から冷蔵庫で解凍して夜食べるんです。ブロッコリーは白だしで和えて味付けしてます。
——照り焼きバーガー、おうちで出てきたらうれしいですね。
ひとみ 今回初めて作ってみました。パンや照り焼きチキンなどそれぞれは作ったことあったんですけど、バーガーとしては初めて。これは冷めてもおいしく食べられてなかなかよかったです。
——肉混ぜうどんやさばみりん揚げなど、いろいろ新しい料理にトライされている。チャレンジ精神を感じます。
三色丼、にら玉スープ、ナスの煮浸し、白ナスの浅漬け
ひとみ 前日の照り焼きチキンを使って三色丼にしました。炒り卵は出汁と玉ねぎとネギを入れてます。卵があんまりなかったので、かさ増ししたかったんですよね。あと、三色丼といいながら、他に材料がなくてカニカマとブロッコリーをちょっとずつのせてます(笑)。
——卵のかさ増しいいですね。おいしそう。
ひとみ 野菜も取れるしいいかな、と。ナスの煮浸しは作り置きです。私が好きで、作りおきといえばこれです。パパも好きだよね。
りゅうじ うん。
ひとみ 白ナスは、ママ友に農協の人がいてもらったんです。白だしで浅漬けにしました。
——三色丼はよく作るんですか?
ひとみ これはよく作りますね。卵と甘辛い味の組み合わせは最強なんです。子どもは、甘辛かったら食べる。間違いない。
——「甘辛かったら間違いない」。名言出ました(笑)。
ひとみ 普段の三色丼は肉のそぼろで、これも甘辛いじゃないですか。だから、子どもたちは三色丼が大好きなんです。出すと、「よっしゃー!今日三色丼だ!」みたいにテンション上がります(笑)。あとは親子丼ね。
——これも卵と甘辛い味だ。
りゅうじ 親子丼とオムライスは、うちの家族みんな好きだよね。
ひとみ あ、そうかも。親子丼とオムライスはどっちが好き?
りのん オムライス!
——即答だ。
りんか 親子丼!
——ここは意見が分かれるところなんですね……あれ?
りゅうじ 気づきました?
——パパTシャツの別バージョンだ!(笑)帽子も合わせてる……!
りゅうじ これ、ママにも着てもらおうと思って2枚作ったんですけど、イヤだって言うんですよ。
ひとみ 「絶対イヤ」って言った(笑)。でも、別バージョンで着てたらパパだってわかんないかな。同じモデルのシリーズ、くらいに見えるかも。
——そういうブランドみたいですよね(笑)。いやあ、自分の顔をTシャツにするという発想がありませんでした。
ひとみ 私もペットとかの写真でグッズ作るっていうのは知ってたんですけど、自分で自分のTシャツ作る人は初めて見ましたよ。
——でも、中村家の子どもたちは見慣れてるから、将来自分の顔Tシャツを作るかもしれませんね……!
ひとみ この写真よく撮れたからTシャツにしよう、って? それがうちの普通になっていったらおもしろいですね(笑)。
——日々のごはんもファッションも、ご家庭ごとの「普通」があっていいですよね。今日は楽しいお話をありがとうございました!