ストックしておくとうれしい「夏の常備茶」あの人のおすすめ3選

特別企画

LIFE STYLE
2021.08.23

夏の朝はまず、冷やした麦茶から始まる……なんて方も多いのではないでしょうか。冷たい麦茶が冷蔵庫に入っていると、うれしいものですよね。でもそんな夏の常備茶って、麦茶の他にもいろいろと良いものがあるんです。今回は素敵に暮らしを楽しむ3人の方々に、おすすめの常備茶を教えてもらいました。残暑を乗り切る上で活躍してくれること、間違いなしですよ。

たっぷりと煮出せば格別の香ばしさ『大谷園茶舗』の京番茶

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教えてくれた人:大平一枝さん

文筆家。ライフスタイルに関するコラム、人物ルポを各誌に寄稿する。食にも詳しく、飲食関係の雑誌にもたびたび登場。著書多数。


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大平さん「沸騰したら京番茶を入れて、弱火にして5~6分煮出すと、部屋中に強く独特の香りが漂います。焙煎の香りが魅力的で。私は冷やすのと、常温の二通りで楽しんでいるんですよ。常温でもまろやかで、香ばしく飲めます。夏はどこでも冷たい飲み物を出されるので、常温のおいしさにも惹かれますね。『大谷園茶舗』さんは夫の実家のすぐ近くなんです。京都に出張したときや、帰省したときに買っていますが、東京は『信濃屋』さんなど、一部のスーパーでもたまに見かけます。」

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大平さん「京都の実家では朝、やかんでたっぷりと京番茶を煮出します。そのまま常温でおいておき、家族全員でその日のうちに飲み切る。このお茶に、夏に常温で飲む快適さを教えてもらいました。冷たいものでなくとも、喉は潤うものですね。」

大谷園茶舗 京番茶
http://www.kyoto-ujicha.net/category/item/itemgenre/kyobancha/
200g入り 350円(税別)

買いやすく水出しOKの手軽さもうれしい『伊藤園』の黒豆茶

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教えてくれた人:岡村理恵さん

フリーランスの編集・ライター。食の企画をメインフィールドとし、そのキャリアは20年以上。自身も大の料理好き。


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岡村さん「黒豆茶の、豆だな!と感じる香ばしさが好きなんです。朝はコーヒー派ですが、午後はノンカフェインがいいなと思って。他のお茶とブレンドされていない、黒豆だけというのが好みです。『伊藤園』のものは、ティーバックでほどよい量がポンと入れられて、水出しも出来るのがうれしい。何より近所のスーパーでいつでも買えて、きちんとおいしいというのが、私にはちょうどよいのです。」

伊藤園 黒豆茶
https://www.itoen.jp/products/detail.php?id=375
ティーバッグ14袋入り 500円(税別)

柑橘の爽やかな香りがしみわたる「グリーンルイボスティー×レモングラス」

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教えてくれた人:堤人美さん

料理研究家。日常的な家庭料理からハレの日のごちそう、お菓子やおつまみなど幅広いジャンルのレシピが多くの世代から支持されている。


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堤さん「私の夏の定番茶は、グリーンルイボスティーにレモングラスを入れたもの。グリーンルイボスはキリッとしていながら、後味が穏やかで好きなんです。ハーブとも合わせやすいんですよ。メーカーは特に決めていませんが、オーガニックのものを選んでいます。レモングラスは、苦みを出さずにレモンの香りを加えられるのがいいですね。親戚が家庭菜園で作っているものを乾燥させて使っています。」

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堤さん「分量としては熱湯1000mLに対して、レモングラス40㎝ぐらいのものを4本、ティーバッグ2個。煮出さずにそのまま置いて、適温になったら飲みます。こうするとラクに作れますね。『冷たいものが飲みたい!』と思うとき以外は、体を冷やさないように常温で飲んでいます。それに常温だと、お茶本来の香りも楽しめると思うんですよ。」

三者三様の夏の常備茶、いかがでしたか?手に入りやすいものから、ちょっとしたひと工夫で楽しむものまでお茶もいろいろ。どれも暑い時期にうれしい、爽やかな香りが特徴でしたね。まだまだ温度の高い日が続きます。こまめに、おいしい水分補給を心掛けてください。

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取材・文・撮影:白央篤司