調理器具は、自分への投資

わが家の笑顔おすそわけ#38「料理が楽しくなるアイテム」〜ぼくさんの場合〜

LIFE STYLE
2023.10.10

みなさん、調理器具は好きですか?ぼくは毎日クラウドファンディングで最新の調理器具をチェックするほど大好きです。

でも昔は道具や食器に一切のこだわりがなく、「使えればいい」「料理をのせられればよい」と考えていました。しかし、日々料理の仕事をしていくにつれて「この部分をもっとこうしたい」「もっと使いやすいものがあったらいいのに…」と思うようになりました。

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使いやすい調理器具に目覚めたきっかけは、無印良品のシリコーンスパチュラ(ゴムベラ)。

よくあるゴムベラは結構しっかりした固さがあり、混ぜるのにはすごく便利だけど、ソースをすくうには使いにくかったりしました。ところが、友達の家で使わせてもらった無印のスパチュラは、柔軟性のあるゴムでできており、フライパンの縁に当ててスライドさせれば、一滴残らずソースをすくうことが可能!また、従来のゴムベラの役割もしっかりこなすことができて万能です。ぼくはその日の帰りに早速スパチュラを2本購入して帰りました。

それ以降、いろんな調理道具を吟味し、今まで持っていた安い調理道具から気に入った商品へと、少しずつ買い替えをしています。

金物の町として有名な新潟の燕三条。ここで「藤次郎」の包丁や、「諏訪田製作所」の爪切り、アウトドア用品で人気のスノーピークの商品が生まれています。

そんな中で自分が気に入っているのは「ツボエ」の極上おろし金。タガネで一目ずつ鋭利な刃を起こす「本目立て」のおろし金は、すりおろすストレスがなくなる程によく切れて使いやすい!大根をする際に、はじめて「疲れた…ではなく、楽しい!」と思いました。しかもアルミ製ではなくステンレス製なので、食材の変色も起こらないのがありがたいところ。他にも、わさびおろし金や、生姜おろしがあるそうなので、いつか手にしてみたいです。

包丁は今まで使っていたものでもそれなりに満足していたのですが、数か月前に感動するレベルで使いやすい包丁に出会いました。

それは料理研究家さんたちが集まった会食の時のこと。YouTubeチャンネル「COCOCOROキッチン」を運営されている大西哲也さんが出席されていて、そのチャンネルで販売している「忍」という包丁を触らせていただいたのですが…今まで見たどの包丁よりも厚みが薄い!細胞を壊さずにカットできるので、トマトを切ってもべちゃべちゃにならない!しかもステンレスなのでさびにくい!

自分はまずペティナイフを購入したのですが、日々、夕食後の果物の皮を剥きたくて仕方ない気持ちでいっぱいに!(笑)
おこづかいが溜まったら、次は牛刀を購入する予定です。

最後にご紹介するのは、つい最近購入したすり鉢。もともと持っていたすり鉢は子ども二人の離乳食でも大活躍してくれたのですが、溝にすりつぶした食材が入り込み、取り出す・洗う共に大変でした。でもすり鉢って、その溝があるから食材をすりつぶすことができるもの…だから仕方ないとあきらめていました。

ところが先日見つけた「かもしか道具店」のすり鉢には、なんと溝がない!!!!内側はざらざらしていて食材がすべらない。土台に重心を置いた構造なので安定感が抜群!すっている最中にひっくり返る心配もありません。

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なにより嬉しいのは、溝がないので、すった直後に他の食材を加えて、和えられること。ボウルとしての役割も果たしてくれるので洗い物も減らすことができます。

現在、わが家では「どっちがごまをするか」で兄弟げんかが起きるほど、子ども達も積極的に作業してくれます。

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他にも食材にフィットするよう、刃にカーブが設けられているシゲル工業のピーラーや、上下に動かすだけで研げる、Xの形になったシャープナーなど、ご紹介したいものは山ほどありますが、どれもこれも調理を楽にしてくれるだけではなく、気持ちをあげてくれるものばかり!

以前のコラムにも少し書きましたが、面倒な料理も道具や環境を少し変えてあげるだけで、とっても楽しくなったりするんですよね。なので今後も、自分への投資としてどんどん新しい調理道具を見つけていきたいなと思います。(おこづかいが続く限り…)

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