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毎日のお弁当に!「冷めてもおいしい豚プルコギ」

枡田絵理奈の「聴くコラム」 #47

FAMILY
2024.10.03

元TBSアナウンサーで、現在は広島在住のフリーアナウンサー枡田絵理奈さんによる「聴くコラム」。

今回のテーマは、「お弁当」。普段からお子さんや夫さんにお弁当を作っている枡田さんが、日々心がけていることを話してくれました。

またコラムの最後では、おうちで簡単に作ることができる、「冷めてもおいしい豚プルコギ」の作り方も。簡単でおいしい!レシピとともに、コラムをお楽しみください。


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久々の聴くコラムですが、みなさん、いかがお過ごしでしたか?

私は、この数ヶ月で7キロ痩せました!管理栄養士さんについてもらって食生活を見直したんです。無理はせず食べる順番と食べるものに気をつけることを徹底して、1日3食、食べたものをすべて管理栄養士さんに報告する60日間を過ごしました。その結果、するすると体重が落ちていったんです。

体重が減ったこともですけど、それ以上に、体が疲れにくくなったり動きやすくなったりしたことがうれしいです。一番驚いたのが、『逃走中』に出演したとき、学生時代ぶりの全力疾走だったのにびっくりするくらい速く走れたこと。体が軽いってすごいなと感じました。

「お弁当」じゃなくて「ランチボックス」

さて、みなさんはお弁当作りをしていますか?私は幼稚園の娘の分と、小学生の子の習いごと、夫が遠征に行くときに新幹線の中で食べる分など、なんだかんだでよくお弁当を作る生活をしています。

そんな私が、お弁当を作るときに大切にしているポイントがあります。一つ目は、「親のがんばりと子どもの喜びは比例しない」ということ。親ががんばって作っても子どもがお弁当を残しちゃうこともあれば、手抜きした日に限って子どもが「今日のお弁当最高だった!」と言うこともあって。がんばれば必ず子どもが喜ぶというわけじゃないことを実感してきました。

そして二つ目のポイントは、「子どもが食べる姿を想像する」ことです。その姿を想像しながら、お弁当を作るようにしています。

わっぱにいっぱい詰め込んだ素敵なお弁当を作ることを目標としていた時期もあるんですが、最近の私が目標としているのは、アメリカやヨーロッパの子どもたちが学校に持っていくランチボックス。というのも、「日本と海外ではお弁当のクオリティがぜんぜん違う」という話を耳にする機会があって。調べてみると本当で、日本は彩り豊かで手の込んだお弁当が良いとされていますが、アメリカやヨーロッパではパンとハッシュドポテトだけとか、とてもシンプルなんですよ。「これをお弁当と言ってもいいんだ!」と、衝撃を受けました。

それで私も、ちょっとしんどい日にホットドッグだけを入れてみたら子どもがすごく喜んでくれて。それ以来、「お弁当じゃなくてランチボックスを作ろう」という気持ちで日々のお弁当を用意しています。

子どもたちのテンションを上げる工夫

わが家の子どもたちが喜ぶメニューをいくつかご紹介したいと思います。

まずはパンケーキ。マクドナルドのハッピーセットみたいな、パンケーキのセットのお弁当です。口が細くなっているプラスチックの調味料ボトルに生地を入れて、そこからフライパンに出して、直径5cmぐらいのまん丸のパンケーキを20〜30個ほど作って冷凍保存しておきます。疲れた日はそれを朝からチンして、アオハタの「ブラック&ホワイト」という、パキっと割ると黒と白のチョコレートが出てくるものと一緒にお弁当に入れます。フルーツとナゲットをつけることも。これは私にとっては救済メニューだけど、子どもにとってはごほうびメニューで、一石二鳥なんです。

マクドナルドといえば、お店に行った時にナゲットのケチャップやバーベキューソースを追加で買っておきます。お弁当のナゲットにマクドナルドのソースを添えると、子どもが「マクドナルドだ!」ってすごく喜ぶんです。そういった感じで、小物を工夫して子どもたちのテンションを上げるようにしていますね。

タコライスや冷やし中華、カレーやおにぎらずも人気です。最近は一品でどーんと「これがお弁当です!」って出しちゃう。おかずをいろいろ詰めない日も増えてきました。

あと、お弁当箱をかわいくすることで子どもたちのテンションを上げています。私のおすすめは、アメリカ生まれの「Yumbox」。これが本当にアメリカンでカラフルな色合いで、日本のお弁当箱ではあまり見かけないかわいいカラーなんです。小分けの仕切りがついていて、「ここはたんぱく質のもの」とか「ここはフルーツ」とか書いてあるんですね。そこにミニトマトやソーセージをポンっと入れるんですけど、簡単なメニューでも、このお弁当箱に入れると宝石箱のように見えるんです。

プラザに売っているフードラップペーパーもおすすめです。100円ショップにも似たようなペーパーは売っているんですが、プラザのものはアメリカンな色合いで、サンドイッチとかを包むと一気におしゃれになるので、こういった小物でお弁当が華やぐようにしています。

5歳の娘の行動に涙

先日、5歳になった末の娘が、朝からせっせと忙しそうにしていたんです。それで私が仕事で家を出るときに「ママ、これ持ってって」と袋を渡してくれたんですね。

新幹線で開けたら、娘が作ってくれたぐちゃぐちゃの昆布のおにぎり。そのおにぎりを、私がいつもやってあげているように、ランチョンマットとお箸をつけて包んでくれていました。お茶とお水のペットボトルも、娘のお気に入りのペットボトルホルダーに入れてくれていました。あと、私が疲れたときに食べているお菓子がいっぱい袋に入っていて。

かわいいなと思ったのが、ゴミ袋までちゃんと入っていたこと。ゴミ袋に「かみ」と「ぷらすち」って書いてあって。つまり、紙ゴミを捨てる袋とプラスチック類を捨てる袋をちゃんと用意してくれていたんですね。

新幹線の中でそれを開いたとき、本当に涙が出ました。いつも誰かのためを思ってお弁当を作っているけど、お弁当を作ってもらうのってこんなにうれしいことなんだなって。久しぶりに作ってもらう立場になって、「また明日からも、子どもたちがほっこりするようなお弁当を作りたいな」という気持ちになりました。

冷めてもおいしい豚プルコギ

聴くコラムで毎回ご紹介している、わが家のおうちごはん。今回ご紹介するのは「冷めてもおいしい豚プルコギ」です。そんなにめずらしいメニューでもないし、変わったことをするわけでもないんですけど、簡単でとってもおいしくて、お弁当にもぴったりなので、覚えておくと助かるレシピです!


材料

  • 豚バラ(しゃぶしゃぶ肉)
  • パプリカ
  • しいたけ
  • 玉ねぎ
  • 焼肉のたれ
  • ごま

作り方

1. パプリカ、しいたけ、玉ねぎを細切りにする(パプリカの代わりにピーマンやにんじんを入れても)
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2. 豚バラと切った野菜をすべて袋やボウルの中に入れ、焼肉のたれをドボドボと入れて揉み込む。
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3. 10分ほど置き、フライパンで焼く。
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4. 器に盛ってごまをかけたらできあがり!
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お弁当にさっと入れても主役になるメニューです。一品で彩り豊かになるので、私はよく作ります。

多めに作っておいて、次の日にはおにぎらずにするのもおすすめです。大きい海苔の上にごはん、豚プルコギをのせて、マヨネーズをシャーとかけてレタスをのせて、またごはんをのせたら海苔で包んでできあがり。ぜひやってみてくださいね!

さいごに

枡田絵理奈の聴くコラム、今回は「お弁当」についてお話ししました。みなさん、お楽しみいただけましたでしょうか?

お弁当を毎日作っている方もいらっしゃると思いますが、お弁当がストレスにならないように、バランスを大事にしてくださいね。

ここで、編集部からの質問にお答えしたいと思います。

そろそろ秋の味覚がおいしくなる頃ですが、おすすめの秋レシピがあれば教えてください。

秋といえばきのこ。私はきのこが大好きで、秋になるといろんなメニューにきのこを入れるんですね。この前、番組のスタッフさんが「きのこのみじん切りがすごく使えますよ」と教えてくださって、それ以来、きのこのみじん切りに目覚めました。

おいしそうなきのこを、しめじ、舞茸、しいたけ、マッシュルームなどなんでもいいんですけど、全部みじん切りにしちゃうんですね。ブンブンチョッパーで細かくして、ジップロックに入れて冷凍保存しておく。で、使う量だけパキッと取り出して使うんです。

クリームとコンソメと野菜と一緒に煮てクリームソースにしてもいいし、オリーブオイルとお塩で炒めてちょっとガーリックを入れたりするのもいい。それをお肉の上にかけたり、サラダにかけてもおいしいです。バター醤油で炒めると、いろんな料理のトッピングにも使えます。ちょっとパスタの味が締まらなかったとき、きのこのみじん切りに味付けしたものをパッとかけると、きのこの旨味で料理に奥深さが出るんです。
きのこの無限の可能性に気づいたので、ほかにも研究中です。皆さんも、きのこの活用方法があったらぜひ教えてください。おすすめの秋レシピもあればぜひ教えてくださいね。

聴くコラムへの感想はアイスムのページにある「感想リクエストを送る」からお送りいただけます。Voicyコメント欄でもOKです。みなさん、ぜひ気軽に送ってくださるとうれしいです。お待ちしています。

それでは、また次回お会いしましょう。枡田絵理奈でした!

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文:吉玉サキ
カバー写真:前康輔