家族で冒険!川の源流を見に行こう!
「今度の休みにさ、いつも遊んでる川の源流を見に行かない?」
「わぁ!せりちゃん行きたい!」
「源流なんて、一回も見たことがないから楽しみ!!」
冒険が大好きな我が家は、夫のアイディアに大賛成!
いつも遊んでいる川の「源流」を探す冒険に出かけました。
冒険には、必ずせりが描いた地図を持ちます。
今回も地図を見ながら、いざ出発!
出かけたのは11月。すすき野原とコスモス畑がきれいでした。
忙しい日常を過ごしていると、季節があっという間に流れてしまいますが、冒険は「寄り道を楽しむ」のが鉄則!ゆっくり季節を楽しむことができます。
学校の話や習い事のことなど、家族でいろいろな話をしながら林の中を歩いていくと、「一旦、林の外に出る」と、地図が示していました。
川の源流を探すのって、一つの林だけで完結するものだと勝手に思い込んでいたのですが、林を抜けて民家を通り、さらに隣の林から山の中を通り…といった具合で、広範囲に移動するんですよね。そのたびに、「次はここを通るんだ!」とワクワク冒険心を掻き立てられます。常に景色や環境が変わるので、飽きることなく、楽しみながら歩けました。
さて、半分ほど歩いたところで、ベンチを見つけました。ここで、おやつタイム!
山で食べるおやつは、いつも以上においしく感じます。
おやつを食べながら地図を広げ、目的地の確認。
せりが、私があげた「方位磁針」を持ってきていました!いつもは恵方巻きの時にしか使わない方位磁針ですが(笑)、地図と照らし合わせてみると、「本格的な冒険をしているぞ!」と、気分も盛り上がります。
さぁ!少し休んだので、後半戦スタート!
少し体力も回復し、家族でワイワイ話しながら、進んでいきます。
しばらく歩くと、分かれ道にきました。
「せりちゃん。どっちに行けばいい???」
「うーんとね…、右だっ!」
せりは小さい時から冒険をして地図を見ているので、地図を見るのが得意です。
今回も、難なく道を選択。
山の中を歩くと、それだけで清々しいものですが、私は「山ですれ違う人とのあいさつ」も、気分がとても晴れやかになるので好きです。
山の中で人とすれ違うと、必ずお互いに
「おはようございます」
「お気をつけて〜」
などといったあいさつを交わします。これは、どの山に行っても同じ。笑顔であいさつを交わしたり、狭い山道だとお互いに譲り合ったりするので、とても気分が良く、ハッピーな気持ちになります。
そうこうしているうちに、山を抜けました。
なんと!横断歩道!?!
掲示板を見ると、横断歩道の向こう側は、隣の区でした。
「そうかぁ!私たちがいつも遊んでいる川は、隣の区も通っているのね!」
なんだか、ちょっと感動。この川の源流は、隣の区にあるようです!
さぁ。ここまでで、歩き始めてからちょうど1時間。
横断歩道を渡ったら、再び山の中へ入ります。
どんどん歩いていくと、左手に小さな川を見つけました。
源流は、もうすぐそこだ!
「そろそろこの辺だと思うけど…」と、進んでいくと、ついに発見!
丸太の向こうに源流らしきものが見えました!
はやる気持ちを抑えながら、気をつけて丸太を超えていきます。
そして、ついに!!!
源流を発見!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「源流」と聞くと、私のイメージは、土から水がチョロチョロと湧き出ている感じでしたが、実際に見た源流は、雨水が地面を通って染み出してきているような感じでした。
驚いたのは、湧き出ている水の量は少ないのに、1メートルもしないうちに小さな川になっていていること。
この小さな湧き水が川を作り、どんどん大きくなって、いつも遊ぶ川に繋がっているんだなぁと思うと、感慨深いものがありました。そしてこの川が、多くの生き物の命を繋いでいることにも、あらためて感動しました。
「自然ってすごいね〜!」
「川の水、冷たいね!」
なんて言いながら、家族でしばし源流を眺めました。
さぁ、目標達成!!!!
ということで、お腹が空きました。お弁当を食べるべく、今来た道を引き返します。
今回のお弁当は、お弁当屋さんで調達しました。働くお母さんですから、毎度毎度お弁当を作るのは無理です〜っ!手作りでも、お店で買ったものでも、たくさん歩いた後、家族みんなで食べることが最高!
家族みんなが初体験だった、「源流を見つける」冒険。
たくさんの発見とワクワクに満ちた、楽しい冒険になりました。
これからはいつもの川で遊ぶたびに、この冒険を思い出すと思います。
自分の家の近くを流れている川。何気なく見ている川。
その源流を見つけにいく冒険、おすすめです!