冬こそ外に出かけよう!おでかけがもっと楽しくなる冬ならではの方法!
新しい年が明けました。
昨年は、読者の皆さまからの温かいコメントや感想のメッセージに元気をいただきました。
今年も等身大で、「なるほど!」と思えるような子育てコラムお届けしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、1月に入り、「寒いから、外に出かけるのをやめよう」と言いたくなる日が増えましたね。
お散歩や公園など、子どもと一緒に出かけていますか?
我が家の場合、夏よりも冬、外にでかけることを意識しています。
体調が良くないときは無理をせず、温かい家の中で過ごすのが賢明ですが、いつも通り元気なときは、冬こそ外に出かけてみませんか?
冬は、幸せホルモンが減る
「冬季うつ」という言葉も耳にするようになりましたが、冬は気分が落ち込んだり、イライラしてしまう人が増えると言われています。
原因はいくつかありますが、「太陽の光」もその一つ。
秋から冬にかけては日照時間が短くなるため、セロトニン(幸せホルモン)が減ってしまいます。するとイライラしたり落ち込みやすくなったり、精神状態が不安定になるのです。ちなみに「食欲の秋」なんていいますが、これも同じ理由。「食べることでなんとか精神を安定させよう」と食欲が増えるのです。
では、どうすれば冬でもしっかりとセロトニンを分泌させることができるでしょうか。
そうです。このコラムでは何度もお伝えしているように、日中に太陽の光を浴びて、軽いリズム運動をすれば良いのです。
リズム運動とは、ウォーキングやフラダンスのように一定のリズムで行う運動のこと。15〜30分も続ければ、脳からセロトニンがしっかり分泌されます。昼にしっかりセロトニンを分泌しておくと、そのセロトニンを材料にして夜にはメラトニン(睡眠ホルモン)が分泌されますので、質の良い睡眠も期待できますよ。
ということで、冬こそ外に出かけてみよう!
ちょっとした工夫で、冬のおでかけが楽しくなる!
1. 目的を決めて出かける
子どもはどんなに寒くても喜んで外に出かけますが、大人は気合いが要りますよね。
そんなときは、子どもと一緒に「目的」を決めてみるのはいかがでしょう?
・保育園でよく行く公園に、お父さんとお母さんを連れて行こう!
・二駅向こうまで、歩いてみよう!
・とびきり大きな砂のお城を作ろう!
目的といっても大袈裟なものではなく、上記のような内容でじゅうぶん。たったこれだけですが、「なんとなく公園に行く」のと、「公園に行って〇〇する」のとでは、ワクワク感が違うのです!
我が家では、特に予定のない休日は、娘と何をするか相談します。
「今度の日曜日は、おうちの近くで遊ぼうか。何をしたい?」
「せりちゃんね、パパとママと一緒に〇〇公園のすべり台を100回滑りたい!」
「いいね!じゃあ、お尻が破けてもいいように、一緒にお洋服を選ぼう!」
「は〜い!」
こんなふうに娘とあれこれ話し合っている段階から楽しみが生まれ、近所のおでかけがワクワクしたものになってきます。
昨年、娘が保育園でよく行く公園へ、お父さんお母さんを案内してくれました。
自分だけが知っている場所に親を案内するのは、秘密基地を教える感覚に似ているのでしょうか。歩きながら、一生懸命説明をしてくれる娘。早く案内したくて待ちきれない様子でした。
公園に到着すると、木に登ったり、すべり台やブランコで遊んだり、お友達と宝物を隠した場所やいつもどうやってお友達と遊んでいるかを、次々に教えてくれました。
ちょっとしたことですが、「どこにいって、何をするか?」を決めるだけで、近場でもワクワクしたおでかけになりますよ。
2. ホカホカのごほうび
娘が3〜4歳だったでしょうか。寒い冬、お父さんと二人で公園へ遊びに出かけました。砂場や鉄棒、追いかけっこなどで遊んでいると、あっという間に日が落ち、辺りは暗くなりました。
「おなかすいた〜」と娘。気づけば、お父さんもおなかが空いていました。
「そうだ!せりちゃん、肉まんを買いに行こうか?」
「肉まんって?」
「ホカホカでおいしい食べ物だよ!肉まんデビューをしよう!」
こうして二人はコンビニへ向かい、娘は人生で初めて肉まんを食べました。
「おいしい!おいしい!」
何度もそう言いながら、ハフハフ肉まんを頬張ったそうです。
暖かい部屋で食べる肉まんもおいしいですが、寒い外で遊んだ後の肉まんは、やはり格別ですよね。
せりは、この出来事が「楽しいおいしい思い出」として、今でも心に残っているようです。以来、
「おうちに帰ったら、すぐにあったかいお風呂に入ろうね!」とお風呂を沸かしてから出かけたり、「お散歩の帰りに、ピザまん食べていい?」と言いながらお散歩に出かけたり、ホカホカのごほうびを楽しみにおでかけをすることも多いです。
3. 雪が降った日は、外も部屋も楽しもう!
最後に、雪が降った日のお楽しみ。
私は横浜に住んでいますが、2年に一度くらい大雪になることがあります。そんなときは、もちろん外で雪遊び!ですが本当のお楽しみは、その夜。
昼のうちにきれいな雪をクーラーボックスにたくさん入れておいて、夜に部屋の中で雪遊びをするのです!
レジャーシートを敷いて、部屋の中で雪遊び。
初めてやったのは娘が2歳くらいの頃だったと思いますが、「まさか部屋の中で雪遊びができるなんて!」と大興奮!大喜びで、そして夢中で雪遊びをしました。
雪で作ったかわいいお料理の品々は、子どもだけでなく親まで楽しくなり、一緒になって遊びます。
なんといっても部屋の中が暖かいので、好きなだけ雪遊びができるのも嬉しい!
そのまま少し雪を残して、今度は浴室に持っていき、お風呂のときにお湯をかけて遊んだりもしています。
雪が少し積もりそうな日は、「部屋で雪遊びをするために、きれいな雪を取りに行く」というおでかけもおすすめです。外と部屋、両方の雪遊びをぜひ、楽しんでみてくださいね。
太陽とのお付き合いが少し減ってしまう冬。
お天気の良い日におでかけをすると、心も体も元気になります。
冬ならではの楽しみを見つけて、おでかけを楽しみたいですね!