夏休み企画!親子で冒険に出かけよう!
「お母さんと冒険に行かない?」
「行く〜っ!!!」
我が家は、こんな感じでよく冒険に出かけます。
きっかけは、保育園で読んでもらった絵本『エルマーのぼうけん』。
この絵本は、年長組のテーマとも言えるものでした。
春から先生が読み聞かせてくれて、みんなが「冒険」に夢中になりました。
保育園では一年を通して「冒険」という名のお散歩に出かけ、近くの森へ「龍」を探しに行きました。そして卒園の時には、担任の先生がこんな言葉をくださいました。
「みんなでエルマーの冒険に出かけましたね。森ではドキドキして怖かったけど、みんなで勇気を持って、そして夢や希望を持って冒険に出かけたこと、忘れないでね。これから小学校に行っても頑張ってください。」
そうか。これから小学校に入学する子どもたちにとっては、新たな冒険の始まりだ。
嬉しいこと、悲しいこと、驚くこと、辛いこと、いろいろとあるだろう。そんな時、年長組のみんなと冒険した時の気持ちを思い出し、乗り越えてほしい。
そんな思いで、この絵本をテーマにしてくださったのかと、私は胸が熱くなりました。
そこで今回は、夏休み企画!
「親子で冒険に出かけよう!」
我が家では、娘・せりが小さな頃からよく散歩に出かけていましたが、年長組から散歩のことを「冒険」と呼び、新たな楽しみ方をするようになりました。冒険にはいろいろなパターンがありますが、今回お届けするのは「前もって準備して冒険に出かけよう!」です。
冒険の前に地図を作る!
冒険といえば、やっぱり地図を持って出かけたい!
今回は、三つほど離れた駅から川沿いを歩き、冒険することにしました。ゴールは自分の家。実際の地図をもとに、自分で地図を作ります。
完成した地図はこちら!
ざっくりとした川の絵が描かれています(笑)。
ここに、冒険でのミッションなどを書きます。
今回のミッションは
・公園を見つけて遊ぶ
・エルマーの龍を見つける
さらに、冒険の中で取り入れることは
・おやつタイム
・休憩
・恋バナ(お母さんが提案)
です!
持ち物リストも作成しました。
前日に、持ち物を各自で準備。準備をすると、冒険への実感が湧いてきます!
「明日が待ちきれないね〜!」とせり。その待ちきれない娘を見て、私までワクワクしてくるのです。
いざ出発!
お母さんが仕事を終え、涼しくなった夕方(17時頃)から冒険スタート。
冒険は、いつも90分以内で完結するようにしています。普通に歩くと40分ほどで歩ける距離を、冒険しながら歩くことで倍になるという計算です。
今回はせりのアイディアで、川沿いを歩きながらの冒険。
早速、あちこちに興味津々!感じたことを地図に書き留めていきます。(途中で書き切れなくなり、裏にも書いていました!)
鴨を見つけました!
なにやらメモをしていたので、見てみると…
「かも おいしそうだし かわいいです。」
まさかの、「おいしそう」と「かわいい」が並列(笑)。
冒険の醍醐味その1・寄り道を楽しむ!
子どもは寄り道が大好き。ですが、日常の登園や登校では「寄り道しないで帰る」と教えているおうちも多いでしょう。小学校の規則でも、寄り道しないことが下校の大前提です。
でも、冒険は違います。「寄り道」こそ、冒険の醍醐味!気になったものがあればいくらでも立ち止まって良いし、遊びながら楽しみながら歩いて行けるのです。
これは、せりが考えた「道しるべ」。
道端に落ちている棒を拾い、棒を倒した方向に進みます。
子どもは、本当に遊びの天才!一緒に冒険すると、子どもの豊かな想像力と柔軟な脳に大きな刺激を受けます。
気ままに冒険を続けていると、「ママ!そろそろ『こいばな』しなきゃ!」と娘。
娘と座れそうな場所を探し、女子トーク。
初恋中の娘と恋バナに花を咲かせようと思った矢先…
バッタを発見!そしてバッタに夢中!
小1女子にとっては、「恋バナ<バッタ」でした(笑)。
さぁ!おやつも食べて休憩したら、後半戦。
川沿いの道は、ここでおしまい。ここからはなるべく車の少ない道を選びながら、歩いていきます。
途中で、お母さんよりも背の高いひまわりを発見しました!
「ママ、隣に立ってみて!」と、せり。お互い写真を撮り合うことに。
寄り道を楽しみながらの冒険ですが、今回のミッションである「龍」と「公園」はまだ見つかっていません。
「おーい!龍!!!」
龍を探しながら歩き続けると…
地図を広げて、立ち止まるせり。
なにやら道端に落ちていたものを拾い上げました。
青い柿!
これを、「道しるべの棒」に突き刺します。
わらしべ長者のようです(笑)。
龍はなかなか見つかりませんが、柿が刺さった棒にゴキゲンで進みます。
冒険の醍醐味その2・ミッション成功の達成感を味わう
冒険の醍醐味その2は、目的を持って出かけ、それをクリアすること。
ミッションをクリアすると、達成感が生まれます。楽しみながら小さな成功体験を重ねていけるのは、嬉しいですよね。
冒険のミッションで一番のおすすめは、「公園を探して遊ぶ」です。
遊んだことのない公園で遊ぶのは、子どもにとってワクワク!公園は地域の至る所に点在しているので、見つけやすいです。
さて、龍と公園を探しながら歩き続けた二人。お母さんのスマホで見ると、だんだんゴール(自宅)が近づいてきた様子。「もしかしたら今回は、公園がないかも…?」と思ったその時、ついに公園を発見!
「あった〜!!!」と大喜びのせり。
すべり台だけの、小さな公園。ですが、大切なミッションを成功させてくれた公園!
早速、すべり台で遊ぶせり。お母さんとも一緒にすべりました。
「ミッション成功!」
お母さんとハイタッチして、二人で大満足。ニコニコで公園を後にしました。
ほどよく体も疲れ…いや、かなり足が疲れ、帰宅したのは18時半。二人とも、お腹がぺこぺこです。急いで夕食の支度をして、せりはごはんをモリモリ食べました。
その夜、スマホの万歩計を見ると、
こんなに歩いていました。子どもの足だと、1万歩以上は歩きました。よく頑張ったね。
方向音痴のお母さんと6歳児の冒険。今回も、楽しい冒険になりました。
最後に食べた飴玉のおいしかったこと!二人とも夢中でガリガリ噛んでしまったことは、ナイショの話。
ワクワクとドキドキの夏の冒険!
ゆったりと時間を楽しむ親子の冒険!
ぜひ、この夏は冒険を楽しんでみてはいかがですか?