三種のおつまみレシピ「洋梨カプレーゼ」「焼きカブのごま味噌あえ」「春菊と柿の白あえ」
アイスムとnoteによるエッセイコンテスト第四弾では、三名の受賞者を選ばせていただきました。「おつまみレシピ」をテーマに、お酒を飲む人にも、飲まない人にもおすすめの”ごはんがすすむ”オリジナリティあふれるレシピをご紹介します。「おつまみ」である手軽さと、誰でもおいしく作れるレシピがそろいました!
今回は、料理家・フードコーディネーターのあやかさんによるレシピ。少ない調理器具と少しの工程で作れるおつまみレシピを三つ考案してくれました。「もう少し飲みたい」と、「ちょっと物足りない」のおつまみニーズを満たしてくれるレシピ、ぜひ試してみてください。
特別な日やおもてなしに「洋梨カプレーゼ」
大人になってもイベントは心躍っちゃう。
そんな日は、普段のごはんよりちょっぴりおめかししたものを、自分のために、誰かのために、こしらえたい。そして、食卓を囲む人たちで、ルンとときめく時間を共有しながら過ごしてほしい。
材料(2人分)
下準備
・洋梨はひと口大に切る。
・(A)を混ぜ合わせる。
ポイント:とろっとするまで混ぜること
作り方
- 1. 器に洋梨、モッツァレラチーズ、生ハム、ディルを盛る。
- 2. (A)をかける。
- 3. 岩塩、ブラックペッパーをふる。
- 4. レモンの皮(千切り)を散らす。皮も余すことなく使う。
なにか特別な日に食べる少しおめかしした料理って、生活にアクセントを添えてくれる。
そういう風に、日々の食卓を楽しんでいる。
上品な甘みがある洋梨を使って、旬を愛でながらの食卓。白ワインが進んじゃいそう…少しほろ酔いになりながら、楽しんでほしい。たまにはね。
優しい甘みに包まれて「焼きカブのごま味噌あえ」
秋が終わりを告げる寒い日には、カブが食べたくなる。
煮物もおいしいけど、程よく食感を残しつつ、じっくり焼くことで甘~くなるカブは旬のごちそう。オリーブオイルと塩だけでも十分おいしい。
優しい甘みの衣のベールに包まれた ごま味噌和えにすると、更なるおいしさに出合うことができる。
材料(2人分)
下準備
・かぶは8等分のくし切りにする。
・(A)を混ぜ合わせる。
作り方
- 1. かぶを焼く。フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ 焼き色がつくまで焼く。
- 2. ボウルに1、(A)を入れて和える。
ほんのひと手間
茎の間に土が入っていることが多いので、気になればボウルに水をためて洗うとよい。
- 1. かぶの汚れが気になればふり洗いする。
- 2. かぶの茎の間には土が溜まりやすいので、つまようじなどでかき出す。
かぶの葉っぱは、ちりめんじゃこと一緒に炒めて、塩、醤油で味つけをしてふりかけにしても。ついつい頬張ってしまうおいしさ。
私は味見と言い訳しながら、ボウルのままパクパクと手が止まらなかった。ついつい癖になってしまうやさしい甘みとほっくり食感。
苦みと甘みのハーモニー「春菊と柿の白あえ」
野菜と果実の組み合わせが好き。秋にはおいしい春菊と柿の交わりをたのしむ。心地よいほろ苦さと、柿の甘さの相性がとっても良い。
チーズのようにコクがある和え衣に包まれたごちそうサラダのおいしさをぜひ味わってほしい。
材料(2人分)
下準備
・柿の皮をむいて、ひと口大に切る。
・くるみは粗めに刻む。
作り方
- 1. ボウルに(A)を入れて混ぜる。
- 2. 春菊・柿を1に加えて、春菊は手で摘みながらやさしく入れる。
- 3. ふんわりと和える。
- 4. 器に盛り、砕いたくるみを散らす。
くるみの食感と香りが入ることで、さらにおいしくなります。
春菊を選ぶときは 「サラダ春菊」などの、茎や葉が柔らかくて細いものがおすすめです。加熱をするとアクや苦味がでるので、春菊が苦手な方こそ生サラダとして食べてみてくださいね。
きっと、旬の時期になると何度も作りたくなる定番副菜になると思います。
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