おいしいものソウル、子どもと行く編

編集部通信

LIFE STYLE
2024.07.17

前回のうつわ編に続き、今回も韓国はソウルのお話です。私は子どもたちと一緒に行くことが多いので、子どもとも行きやすいお店をピックアップしてみました。

子どもとも行ける、王道タッカンマリ!「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」

とにかく、並ぶ。めちゃくちゃ、並ぶ。何時に行っても、だいたい並ぶ。だけど、並んでも食べたいタッカンマリ。

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「映えカフェ」へ行くのを楽しみにしているうちの娘(小5)も、ここのタッカンマリに関しては、いくらお店構えがディープでも毎回行きたがります。それくらいほんとうにおいしい。

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お店には日本人も韓国人もほかの海外からの方もあらゆるお客さんがいらっしゃいます。そして、子連れのお客さんもとても多い!!特に韓国の方はご家族で来ているお客さんが多い印象です。お鍋なので火には気をつける必要がありますが、お料理自体は辛くもないシンプルな味付けなので、お子さんでも食べやすいと思います。

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大人はキムチとビールと一緒に!

ちなみに韓国へ行かずとも今すぐ食べたい!という方は、ボルサリーノ関さんのこちらのレシピをどうぞ!

陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ
18 Jong-ro 40ga-gil, Jongno District, Seoul, 韓国
Googleマップ

鶏半羽からOK!「シジョ明洞タッカンマリ」

「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」は毎回行きたいくらいなのですが、人気がありすぎていつ行ってもとにかく並ぶのが、子どもとの旅だとどうしてもネック。今日は時間がない!という時や、並ぶのは子どもたちが飽きそう!という時におすすめなのが、隣にある「シジョ明洞タッカンマリ」。

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「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」ほど行列にならず、すぐに入れることもよくあります。こちらは、自分で混ぜて作るタレのうまみががっつりとあって、一口目で「お、おいしい!!」と感じる味。

「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」はじわじわとしみわたるおいしさ、こちらははっきりとわかりやすいおいしさ。その時の気分や状況に合わせてどちらのお店でも楽しめると思います!

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ちなみにこのお店は鶏半羽からオーダー可能なので、なんとおひとりさまでも行けちゃいます。なので一人旅のときもおすすめです!

シジョ明洞タッカンマリ
10 Jong-ro 40ga-gil, Jongno District, Seoul, 韓国
Googleマップ

野菜がいっぱい食べられるのもうれしい「チョンダムポッサム」

先日娘と二人で行ったのが安国(アングク)にある「チョンダムンポッサム」。安国は話題のカフェも多くあり、歩いているだけで楽しい街です。

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ここではポッサム(ゆで豚)とビビン麺のセット(2人用)を注文。韓国でサムギョプサルももちろんいいけれど、ポッサムだとあっさりしていて食べやすいです!

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ゆで豚を巻くための葉野菜の種類が多くてそれだけで楽しいのですが、特においしかったのが海藻類!!ほどよい風味が加わり、いつまでも飽きずに食べられます。

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私がもうお肉ですぐおなかいっぱいになってしまう一方、小5の娘は食べ盛りでもりもり食べるので、最後は娘がひたすらお肉を食べ、私はひたすら葉っぱと海藻を食べておりました…。むしゃむしゃ。

韓国料理は野菜がたくさん食べられるのもうれしいところ!

ちなみにおうちで楽しむには、枡田絵理奈さんのこちらの「和風ポッサム」のレシピもお手軽でおすすめです!

Jungdamun Bukchon(チョンダムポッサム)
https://www.instagram.com/jungdamun_bukchon/

旅疲れの胃にも優しい、干し鱈のスープ「武橋洞プゴグッチッ」

なんといってもおいしいものであふれている韓国。ちょっと胃がつかれてきたなという最終日の朝ごはんにとってもおすすめなのが、「武橋洞プゴグッチッ」の干し鱈のスープ。干し鱈って、日本ではあまり馴染みがない気がしますが、韓国ではよく使う食材だそうです。

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ちなみに私の京都の実家のおせちにはいつも棒鱈(ぼうだら)が入っていて、棒鱈を煮る香りで「ああお正月だ…!」と思ったのですが、「干し鱈」と聞いてなんとなくそれを思い出してなつかしくなりました。

このお店のメニューは、干し鱈のスープ一品のみ。席についたらすぐ、人数分のスープが運ばれてきます。

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子どもにはなかなか渋い味か?と思ったのですが、娘は「この旅一番おいしかったのはこのスープ!!」と言っていました。子どもが喜ぶがっつりメニュー!という感じではないけれど、くせもなく子どもでも食べやすいと思います。あったかいものってやっぱり落ち着きます。

テーブルにセットされたキムチやニラは食べ放題。干し鱈のスープはとても優しい味なので、この付け合せがよく合います。大人はキムチで辛くできるのもうれしい。

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テーブルに来た瞬間、ビシッ!と完璧に味が決まった料理ももちろん素晴らしいけれど、こういう「自分で微調整をする」料理も私は大好きです。自分の体と対話しながら、味をととのえていく感じ。

ロッテ百貨店から歩いて数分なので、免税店ショッピングで疲れたあとなんかにもおすすめです。

武橋洞プゴクッチッ
38 Eulji-ro 1-gil, Jung District, Seoul, 韓国
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見た目も味も大満足のベーグル「ロンドンベーグルミュージアム」

気づけばソウルはベーグル天国。あらゆるところにおしゃれなベーグル屋さんができています。いっぱい食べたい息子も、映えたいむすめも、アイスコーヒーで一休みしたい私も、みんなのニーズを満たしてくれるベーグル。いつも行くのは大人気の「ロンドンベーグルミュージアム」。私がよく行くのは安国(アングク)と狎鴎亭(アックジョン)にある店舗です。

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しっかりボリュームがあって、一人では食べきれないくらい。シンプルなベーグル。

最初は「流行りだから」とミーハー心で入ったのですが、食べてみるとこれがちょっとびっくりするくらい、しっかりおいしくてすっかりファンになりました。ベーグルの種類もほんとうにたくさんあって、選ぶのも楽しいです。

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なんといっても一つ一つがぎっしり重くてボリューム満点なので、お店には切り分けていろんな種類をシェアするお客さんがたくさんいました。子どもが小さいうちは一つを二人で分けても十分だと思います。テイクアウトもできるので、いつも私はお店で食べつつ気になったものはテイクアウトしています。最終日に寄って、お留守番の家族(主に夫)のおみやげにも。

あと、ベーグルはもちろんですが、このトリュフマッシュルームが絶品です。この日は娘と奪い合うように食べました。

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とにかく人気でいつも行列ができていますが、お店の外にあるタブレットでメールアドレスを入力してウエイティングが可能。120分待ち、なんてこともありますが、早めに行ってウエイティングリストに登録し、またソウル観光を楽しんで戻って来る、ということもできるので、人気店といえど子どもと一緒でも行きやすいと思います。

ロンドンベーグルミュージアム
https://www.instagram.com/london.bagel.museum

子どもも楽しい韓国ソウル!

韓国の旅というと、なんとなく「女子旅」だったり「友達との旅」というイメージがあったのですが、一緒に行ってみると子どもたちもしっかり楽しんでくれているようで、こちらがうれしくなりました。いつもと違う場所で、子どもたちと「おいしい!」と言い合った思い出が増えていくのは、なんだかいいものです。

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