「非リア充」だって「リア充」になりたい!!憧れへの悲しきチャレンジ【前編】
こんにちは!ケシミニャンです!
突然ですが、みなさんは「リア充」ですか?
改めて言う必要はないかと思いますが…。
ケシミニャンは、もちろん「非リア充」です。
さて第6回は「リア充への憧れ」というお話の、前編です!
また「リア充」について、ケシミニャンなりの考えもお話ししたいと思います。
「リア充」=「理想の自分」?
「リア充」は、もともとインターネットで使われていた言葉ですが、下記のような定義があるそうです。
《「リアル(現実の生活)が充実している」の略》ブログやSNSなどを通した関係ではなく、実社会における人間関係や趣味活動を楽しんでいること。または、そのような人。
(小学館「デジタル大辞泉」より抜粋)
はっきり言います。
ケシミニャンは…
ず~~~っと「リア充」に憧れています!!!!!
理由はズバリ「今の自分」に満足していないから。
ケシミニャンと比べて「リア充」の日常や人生は、いつだって、キラキラ光り輝いて見える…。
だから「リア充」になりたいって、思うのかもしれません。
ちなみに、前述の定義に加えて、ケシミニャンが勝手に考えている具体的な「リア充」像とは次の通りです。
● 友人が多く、年代を問わず交友関係が広い
● 初対面の人とでも難なく関われる
● 人と関わることが苦痛ではない
● 異性の友達が多い、またはモテる
● 恋人がいる
● お洒落な情報量が多く、話題が豊富
(美味しいお店とか、流行のブランドとか…)
● 趣味がアウトドア系、または流行のもの
● 行動力があり、色々な場所に行く
● 仕事やプライベートの両方が充実している
● 服装がお洒落である etc…
自分の思う「リア充」像を挙げてみて、気づきましたが…。
これ、ケシミニャンに足りないものばっかじゃないですか。
もしかしたら、ケシミニャンの追い求める「リア充」とは。
自分に足りないものを投影した「理想の自分像」なのかもしれません…。
格好だけでも「リア充」に…
結局「リア充」とは、コミュニケーション能力が高く、社交的・外向的な人であることは間違いないでしょう。
それに比べて、ケシミニャンときたら…。
● 自分に自信がないから消極的
● 初対面の人との会話も苦手
● いい歳して、些細なことで傷ついて落ち込む
● 友達はむちゃくちゃ少ない
● 彼氏がいない今は色々ご無沙汰
● 休日は家に引きこもってSNS
● 趣味は、家で一人お酒を飲むこと
あれ。
これ、孤独死する人の特徴じゃないですか。
不吉な考えが、一瞬頭をよぎりましたが…。
それはさておき。
「リア充」のようなことをすれば。
楽しく充実した日々を送れるし、自分のダメな性格も克服できるんじゃないだろうか?
そんな気持ちで「リア充」になるために、色々なことにチャレンジしたのです。
チャレンジ「は」、したのです…。
「リア充」チャレンジ
題して「ケシミニャンのリア充チャレンジ」。
これは、大学生から社会人2年目ぐらいまで、頑張っていたと思います…。
ケシミニャンがチャレンジしたことは、主に3つです。
● 「ノリの良い奴」を演出するため、遊びの誘いに乗る
● 「つきあいの良い奴」を演出するため、飲み会の誘いに乗る
● 「お洒落でセンスのある人」と思われたくて、ファッションに気を遣う
…。
ほとんどの人が、当たり前にできることかもしれませんが…。
人づきあいとか、年齢に伴った社交経験のないケシミニャンには、むちゃくちゃ疲れることなんです。
ケシミニャンが「リア充チャレンジ」し、撃沈した黒歴史は腐るほどありますが…。
今回はそのうちの一つ、題して「かわいそうなバーベキュー大会」のお話をします。
ケシミニャンが社会人1年目のとき。
全く親しくない同期や先輩社員たちから、牧場でのバーベキューに誘われました。
恐らく、バーベキュー会場を10人以上で利用すると、利用料が割引になる?とかの理由で、「数合わせ」として誘われました。
「バーベキュー」だなんて…
小学校の林間学校以来の大イベント!!!!!!!!
そんな久々の大イベントに、ドキドキしつつも…。
「職場の人とバーベキュー」という響きが、サイコーに「リア充」っぽいので、行ってみることにしました。
バーベキューで色々動き回ることを考え、TPOに合った服装を考えていました。
しかし、そんな状況でも「お洒落に見られたい」という、幼稚な見栄が何故か出てしまうケシミニャン…。
ちょっと自意識過剰すぎますよね。
TPOに合わせた、お洒落なファッション…。
そして、ケシミニャンが悩んだ末に選んだファッションとは…。
ガーリーな感じのシフォン素材(?)で、フワッとした紺色のズボン。
そして、高校の体育の時に使っていたスニーカーという、明らかにチグハグなファッション。
自分のファッションのおかしさに気づかぬまま、集合場所に到着したケシミニャン。
同期の男性「ケシミさん、何か疎開して来た人みたいな恰好だね」
…。
そうか。
ケシミニャンがフワっとしたズボンを履くと、モンペに見えるのか…。
冗談だとしても、かなり傷つく言葉でした。
そして、バーベキュー会場の牧場まで送迎バスに乗ること1時間。
牧場に到着。
バーベキューは、この牧場の一画を借りて行います。
「数合わせ」で誘われたとはいえ…。
やはりここは、積極的に食材の準備等をし…
「気の利く奴」アピールをするチャンス…!!!!!!!!
と、思いましたが…。
既に、リア充女性陣たちが手際よく準備を始めていて、そこにケシミニャンの出る幕は全くありませんでした。
男性陣の多くは、火の準備をしています。
…。
どちらの中にも入りづらい…。
そのため、ケシミニャンは食材等が入っていた、空の発泡スチロールの箱を積んでは降ろす、降ろしては積むという作業を繰返し、その場をやり過ごしました。
片づけをしている雰囲気を作ることで、みんなの仲間に入らない(入れない)「見せかけの理由」作りをしたのです。
必死でした。
肉がない!!!!!!!
なのに。
いや、だからか…。
片付けっぽいことはしていたけど、存在感が薄すぎたのでしょう。
バーベキューが始まり、ケシミニャンのとこまで一枚も肉が回ってきません。
これには、楽しくなかったら会費分の肉を食べて元を取ろうと思っていたケシミニャンの狙いが外れ、とてもガッカリしました。
だけど。
ここで「お肉食べたい!」なんて自己主張したら…。
がっついてる奴だと思われそうで、恥ずかしい気がする…。
ケシミニャンは、食欲ではなくプライドのほうを取り…。
ずっと我慢して、野菜や黒焦げになった玉ねぎを食べていました。
他のみんなは、お酒も入り、かなり盛り上がっています。
しかし、ケシミニャンは…。
みんなが何を話しているかなんて、興味がもてません。
だから、ずっと適当に相槌を打って聞いているフリをしていました。
みんな楽しそうだけれど。
ケシミニャンは、やっぱりバーベキューとか、職場の人と集まるとか…。
それが、「楽しい」とは、感じられませんでした。
帰りの送迎バスでも。
ケシミニャンは、みんなから少し離れた席でひとり、ずっと寝たふりをしました。
みんなの、楽しそうな話し声を聴きながら…。
…。
ケシミニャンの人生、こんなんばっか。
色々なことにチャレンジするのは、いいことだと思うんだけど…。
「リア充」が楽しんでいることを、自分が楽しもうとすると、とっても疲れる。
そして、何故か「損」した気持ちになってしまう…。
犬が猫にはなれないように。
ケシミニャンは、決して「リア充」になれない人種なのだと、
そのとき、悟ったのでした…。
(後編へ続く)