夫婦円満の秘訣【お互いの「手段」を認め合う。夫婦は違うから上手くいく!】
最強の萌えキャラである夫との、愛情とユーモア溢れる暮らしぶりがフォロワーから圧倒的な支持を得る主婦・のるんさんがアイスムで連載スタート!
抑えきれない夫への愛とともに綴られる5人家族の日常には、たくさんの幸せのヒントが!笑顔で読める、温かなエッセイをお送り致します。
ついに、始めちゃいました
みなさん、はじめまして。のるんです。
ついに140字に収まらなくなった夫への愛を存分に放出していこうと思いますので、よろしくお願いします。
我が家は娘3姉妹と夫婦2人で構成された5人家族です。
私の夫は、我が家に「大奥」と名付けて家に帰るのを楽しみにしている、ちょっと変わった人。
そんな夫と楽しく暮らしているのですが、性格は真逆と言っていいほど違う。
たとえば、洗濯の場合。私は洗濯する、干す、畳むといった流れで満足なんですけど、夫は洗濯槽の汚れをきれいにしたいタイプで、途中から別々に行動してるんですよね。「また後で会おう」と別れ、気づいた頃には「すごい!!」「そこの汚れは気づかなかった」「さすが!」となっていることが多くあります。
性格の違いは育児にも
夫婦で性格がこうも違うと、私の子育てと夫の子育ては、全然違うんです。
母親には、毎日長い時間一緒に子供と過ごして作り上げてきた、独自の育児法があると思います。私と娘達の間にも「この子にはこのやり方!」っていう方法があります。ですが、夫はそれを覆す、目から鱗の方法を実践するんです。
たとえば、三女が私とお風呂に入るときには、娘が立ったままシャワーを浴びて、その後ろから私が髪の毛をわしゃわしゃっと洗うという決まったフォーメーションがあって、そのやり方じゃないと髪の毛を洗わせてくれない。でも、夫と入るときには、夫のあぐらをかいた足の上に座って、お湯をためた風呂桶に足を入れながら大人しく洗われている。そして、ほかほかで出てくる。
それを見て「なるほどそんな裏技が…」なんて勉強することもしばしば。
夫は日中仕事で忙しく、子供と過ごせるのはごく限られた時間。帰宅後~子供が寝るまでの数時間で、独自のやり方を見つけて子育てしているんです。
嬉しいですよね。見聞きしてそれをなぞるだけの育児ではなく、逆に夫から教わる育児法があるなんて幸せだなって思います。
何年も母親をやっていても、頭を抱えるほど子供のことで悩むことがあります。
でも、夫が思いもよらぬ方法で状況を打開してくれる。
こういう時、夫婦で頭を抱えなくてよかったと感謝する。いや、いつも感謝してるんですけど、ありがたみが染みます。
夫がくれた魔法の言葉
以前、育児にてんてこまいだった私に夫が言ってくれた、魔法の言葉あるんです。
1歳児と小学生たちの育児が想像以上に大変で、毎日頭から煙を噴き出しながら過ごしていて、「自分がもっとうまく育児ができたらいいのに」「なんでできないんだろう」って一日の終わりに自己嫌悪に悩まされていた時期がありまして…
悩みはいつも夫に聞いてもらっていたんですが、ある日、夫が私の話を遮って
「できないって落ち込んでるけど、10歳と9歳と1歳の育児って初めてでしょ?初心者なんだからできないことあって当然じゃん」
って言ったんですよね。
なんかこの言葉にハッとしました。
自分はもう何年も母親やっているのに、しっかりできてなきゃいけないのに、って思っていたな…って。
すごく心が軽くなったのを覚えています。
今は子供たちが年を重ねる毎に「11歳児初心者ママですよろしく」って言うと「こちらも初心者パパですよろしく」と挨拶するように…
夫は私を子供たちの母としてだけじゃなく、きちんと一人の人間としてみてくれているっていうのも最高に嬉しかったですね。
この言葉、本当は私だけの秘密にしようと思っていたんですけど…本当に魔法の言葉だと思うので、「なんでできないんだろう」って自分を責めてしまう時には、ぜひ使ってみてください。
日々感謝と初心を忘れずに過ごしていきたいですね。
今回はこの辺で…
それでは皆さま、またお会いしましょう。