【第六話】ゆっくり眠るために、今日は遅くまで起きていよう
shin5さんの子どもたちはいつも早起き!毎日起こしてくれるから、寝坊はしなくて済むけれど週末はゆっくり眠りたい……。そう思っていたときに見つけた、ハッピーで画期的な解決方法を今回は教えてくれました。
毎朝、子どもたちは起きるのが早すぎる。
「パパおはよう!あさごはんつくって!!」
そんな声で毎日、朝が始まっていく。
まだ眠たくても、のそのそと起きあがって子ども3人分の朝ごはんさえ作ってしまえば、その後ソファーで二度寝できるし、シャワーを浴びて気分を変えることもできる。
休日であれば、妻のいる寝室にこっそり行って「子どもたちの朝食は作ったから、もう少し寝ようかな」といって、温かい毛布に入れてもらってのんびり過ごすこともできる。
だけど、平日は5時くらいから子どもたちのうちの誰かが必ず起きてモゾモゾしはじめ、僕や妻、他の兄弟たちのベッドに移って、誰かを起こし始める。
結局、子どもたち全員が起きてベッドで遊んだり、リビングのおもちゃで遊びはじめたと思ったら、お腹がすいて僕を起こしにくるから困ってしまう。
「パパは会社に遅刻しなくてすむけどさ、毎朝早すぎない?」
「だって、おなかすいたんだもん!」
「早く起きるからお腹空くんだよ」
「でも、ねむくない!あさごはんたべたい!パパ!」
「わかったよ」
そんな会話を娘としながら、今日もゆっくりとキッチンへ向かう。
早朝から電車のおもちゃが走り出した時は、そんな会話もする必要がなく、急いで朝ごはんを作るしかない。
会社の昼休み。時間があいているとよく妻に電話をする。
「パパ、今日は会社で居眠りしなかった?」
「午前中は移動が多かったから大丈夫だよ」
「そっか。遅刻しないのはいいけど」
「子どもたちが毎朝4時とか5時に起きるのは早すぎるよね」
「毎朝早くに起きるのは、きついよね」
「仕事のある日はいいけど、休みの日はもっと寝たいな」
「そしたら、金曜日は夜更かししようか」
「それはいいね」
子どもたちは、早寝早起きが得意だ。
学校や幼稚園から帰ってきて、夕方にお風呂と夕食を済ませてしまうから、
早くても19時には寝てしまう。
それでも、休みの前日に「明日は遊園地におでかけしよう!」となれば、なかなか眠れなくなるくらいそわそわして、夜中に何度も起こしにくるくらい早い。
よし、金曜日の夜は夜更かしをしよう。
土曜日の朝、のんびり起きて家事をする日にしよう。
そういって、帰り道に子どもたちが好きなアニメーション映画の
新作DVDを借り、ポップコーンとチョコとアイスクリームを買って帰る予定を手帳に書きこんだ。
これで僕が帰る時間が遅くなると、子どもたちは先に寝てしまうから、金曜日は早く帰ろう。
定時に仕事を切り上げ、レンタルショップに行き新作のDVDを借りたら、妻から「お菓子とアイスクリームは買ったよ」と連絡があったので、そのまますぐに帰る。
家に着くと、子どもたちが待っていた。
「きょうは、おそくまでおきててもいいの?」
「なんのDVD??おかしもある?」
ちょっと眠そうな子どもたちと、これからのんびりと過ごそう。
夜更かししても、きっと次の日の朝は早くおきてしまうけど、そしたらまた、どこかにお出かけにいこう。