5歳さん嫁非公認コラム Episode:2「のりこなせますか?彼女のPMSという大波を」
ちょっと奇抜な奥さまと元気な息子さん達とのユーモラスなエピソードが大人気!ツイッター界随一の恐(愛)妻家5歳(嫁公認アカウント)さんの連載最新話!
女性の身体を毎月襲うホルモンの大波・・・今回は、この大波を乗りこなすための5歳さん流の華麗なるサーフテクニックを紹介していただきました!
女性の身体を毎月襲う大波の正体、その名もPMS
過去にお付き合いをした女の子との別れのシチュエーションを振り返ると、『あの時、もしかしたら生理前だったのかもしれないな』と思うことがあります。
デリケートな話この上ないため、どうしても当事者の女の子達の中で、クローズドに話されることが多いですよね。でも、交際中あるいは結婚しているパートナーがいる場合、パートナーの男にも大きな影響を与えるイベントなので、生理前イライラ症候群【PMS(Premenstrual Syndrome)】について、われら男も積極的に考えていく必要があると、僕は考えます。
たまに会うガールフレンドならそこまで問題にはならないと思うけれど、一緒にいる時間が長くなればなるほど、それは避けて通れない問題になると思うのです。
事実、この問題に真剣に向き合わないために、今日も世界中のあちらこちらで、カップルが別れているように思います。いわゆるPMS破局です。
そんな悲しい事件が少しでも減ることを願い、僕が今まで経験したPMS案件を伝えたい。そして、多くのカップルが末長く付き合っていければなと筆を取った次第であります。
のりこなすしかない、このBIG WAVE!
このように、男が生理について語ると、『キモい』と感じて、嫌悪感を示す女性が多く見受けられるように思います。
もちろん、一番辛い思いをしているのは、女性自身であることに疑いの余地はありませんが、その生理前の嵐に巻き込まれるパートナーもまた、辛い思いをしていることに変わりないのです。
こういうことをいうと、『好きでイライラしてんじゃないのよ!』と怒られてしまいそうだけど、何も事情をわからないまま、突然イライラをぶつけられたとしたら、そんな僕らもある意味において、被害者であると考えることができるのではないでしょうか。
僕は、男が生理を良く理解することが出来れば、【被害者】から【理解者】になることが出来ると考えています。
僕自身も、付き合った当初は彼女の月に一度押し寄せる彼女のイライラの大波に対して、不条理を感じていました。
結婚してから七年の時を経てようやく、この波を難なく乗り越えることが出来るようになったのです。『大変だよね』と優しい気持ちで受け入れる様にして、打たれても打たれても『あと少しの我慢だ、彼女も辛いのだ』と静かに耐えることが出来るようになりました。
女性はホルモンの影響によって、月に4回性格が変わると言われています。
しかし、一生のうちに分泌される女性ホルモン量は、親指の爪に乗る程度と言われているから驚きです。2リットルもあれば世界が滅ぼせるのではないでしょうか。
少なくともプルトニウムと同じくらい世界の脅威となる物質である事は間違いないと思います。
パートナーたる男はこの脅威について、よく勉強し、特性を良く理解し、危険物取扱責任者一級を取る必要があるのです。
女性の性格やホルモンの変化は当然、見た目に現れないので、昨日までニコニコしていた彼女が朝起きたら豹変して暴れだしていたら、男は当然『な、何事?』と思う事でしょう。
男性諸君はいつもは多めに見てもらえているダラシない行為(食器を片付けない、靴下を脱ぎっぱなし、鼻くそをほじるetc)について、ある日急にブチ切れてしまうなんて経験はありませんか?理不尽に思えるかもしれませんが、彼女自身もどうする事も出来ません。だって世界をも滅亡させることだって出来るほどの脅威が、彼女の中では日々分泌されているのですから。
ここまで読んでくれた懸命な男性読者は、毎月女性の身体の中では大変な事が起こっているのだな、と気づき始めたのではないでしょうか。
僕もPMS問題を真剣に考えた事がなかった若かりし頃は『なんでこんな些細な事でそんなにキレられなきゃいけないんだよ!』とか『いきなり不安だからとか言って泣かれても困るよ』と思っていました。
怒っている理由は何?イライラしている原因は何?と。
男は頭(理論)で考える。女はこの時期は子宮に突き動かされる(衝動)。衝動は理論では説明出来ないのです。
この男の【何故?】に対しては【生理前だから】の一言に尽きてしまうのです。
男性は、生理前、女性の身体の中では、女性ホルモンという取扱い次第で大変な脅威となる物質が分泌されていて、分泌に伴う症状にはイライラが含まれるのだからしょうがないと、と受け入れるしかないのです。
だから、この時期に彼女に喧嘩を売られても、絶対に買ってはいけない。
八つ当たりをされても抵抗せずに受け身を取りましょう。柔道の稽古も必要です。
僕の場合は、ガンガン大安売りで嫁に喧嘩を売られるけど、今回はよしておきますと、丁重に御断りしています。投げられる専門の乱取り稽古だと思ってやり過ごしています。
男は愛の闘牛士たれ!
このように書くと生理前、男に残された選択肢は耐える事しかないのか?と疑問に思う人もいると思うのですが、実は、攻めに転じる対応もあるのです。
まずは、前回の大波のタイミングを携帯のカレンダーに登録しておいて、その28日後をXデーとして設定しておきます。
そしてその二週間前辺りからとにかく彼女に優しく接する事が重要です。例えば、帰りにちょっとしたお土産を買ってあげたり、料理を作ってあげたり、デリケートなガラス細工を扱う様に優しく接してあげるだけで、僕は大波の被害を最小限に抑える事が出来ています。
もちろん、多少なりとも被害は出ますが、被害を極小化するためのリスクマネジメントです。
生理前には色んな特徴があります。
<カラダの症状>
腹痛・下腹部痛・胃痛・お腹が張る・腰痛・お尻から背中が痛い・肩コリ・胸の痛み、張り・頭痛・頭が重い・吐き気・寒気・のぼせ・動悸・めまい・貧血・カゼに似た症状・眠気・肌アレ・ニキビ・吹き出物・股のあいだのできもの・頭皮が脂っぽくなる・フケが出る・目の奥がズキズキする・口内炎・かゆみ・だるい・疲れやすい・むくみ・体重が増える・太る・食欲増進、減退・甘いものが食べたい・アルコールに弱くなる・消化不良・便秘が治る・下痢・排便痛・排尿痛・頻尿・痔が悪化・おならが出る・尿が臭う・体臭がきつくなる・デリケートゾーンのかゆみ・少量の出血・おりものに血が混じる・おりものが増える
<ココロの症状>
イライラ・精神的に不安定・憂うつ・うつっぽくなる・無気力・集中できない・細かい作業ができない・ボーっとする・朝起きられない・不眠・寝つけない
書き出せばキリがない、これを女性は毎月味わっているのですからそりゃ大変ですよね。
上述の症状のいくつかが見られたら、大波の前触れです。警戒網と優しいモードを発動しましょう。
僕の場合、彼女が『ティラミスが食べたい』『チゲ鍋が食べたい』と言い出したら、厳戒態勢を取ります。大波はすぐ目の前まで迫ってきているからです。
しかし、いかなる大波も、心の準備をしておけば案外受け入れられる物なのです。
自分の中で理不尽だと感じなけば優しく出来るものです。『今月も大変だね』という気持ちで接すれば良いのです。
その他の対策もあります。
例えば、先ほどの彼女がティラミスを食べたくなるというエピソードについてですが、これは、大波がくる前は、血糖値が急激に下がるので甘い物を食べたくなるために発生する現象なのです。
ここでケーキや洋菓子といった砂糖が大量に入ってる物を食べてしまうと、急激に血糖値が上昇し、かえって疲労感が増してしまう、というリスクがあるのです。
なので、緩やかに血糖値を上げることができるような、あずき、サツマイモ、栗等を使った和菓子をプレゼントする方がより良いと言われています。
つまり、栗羊羹と芋羊羹こそ、最強の防波堤なのです!大波に備えて、羊羹をストックしておきましょう。
また、大波は急激なホルモン変化が原因であるため、その大波をゆるやかな小波にする事で症状を軽減することができます。
症状に応じて低用量のピルや漢方薬を処方してもらうのも有効だと言われています。※必ず病院で相談して処方してもらいましょう
さらに追加の情報で、病院に行くのは少しな〜って方にオススメなのが【命の母ホワイト】です。うちの嫁は少し前から服用しているのですが、劇的に改善しました。試す価値ありです。※こちらも用法用量をよく確認して、心配な場合はお医者さんに相談して下さい※
以前、こんなツイートをしたのですがかなりの反響(賛否両論ありましたが)がありました。
PMSでお悩みの方に『命の母ホワイト』をおすすめしたい。嫁は生理前に虎の如く暴れていたのにこれを飲み始めて今では可愛い猫の様になりました。嫁も『最高としか言いようがない』と絶賛してます。全国の生理前虎系女子の皆さんはこれで可愛い猫になって下さい。男性も彼女にプレゼントしてみて。
— 5歳(嫁公認アカウント) (@meer_kato) 2017年5月23日
多くの女性がやはりPMSをどうにかしたいのだなと感じました。
彼女だって一年中不機嫌なわけではなく、1ヶ月のうち長くて2週間、月の半分は可愛くて優しい彼女なんですよ!(月の半分が長いのか短いのかという問題にはここでは触れません)
女性と付き合うという事は女性ホルモンと付き合う事です。
付き合い方を理解した上で彼女がある日突然暴れ牛の如く突進してきても、愛の闘牛士マタドールとなって赤いマントで優しく包み込んであげましょう。では、、、オレッ!!