アラサー独身女子代表・ケシミニャンのお見合い初体験!!【後編】
こんにちは!ケシミニャンです!
今回は前回からの続き…。
いよいよ、お見合い相手とご対面です!!
ご対面
お見合い相手のAさんと、そのお母さんとご対面。
Aさん「こんにちは、はじめまして」
ケシミ「(真面目で誠実そうな人だな…)」
お互いに挨拶を交わし、着席する。
知り合い同士である、向こうのお母さんと叔母で話が盛り上がる。
ランチコースを注文したので、次々と料理が運ばれてくる…。
ケシミニャンは、車の中で叔母に言われたように、あまり自分からは喋らず、大人しくしていた。
Aさん「ケシミさんは、休日は何をしてるんですか?」
Aさん「ケシミさんは、好きな食べ物とかって何ですか?」
そんなケシミニャンの様子を見て、積極的に話しかけてくれるAさん。
この、Aさんが積極的にリードしてくれる感じ…。
うん…
嫌いじゃない♡
ケシミニャンのなかで、お相手に対する好感度が上昇していく…。
ケシミ「(Aさん、人柄の良さそうな方だな…)」
料理はどれも美味しく、いつの間にか緊張も解け、終始楽しいムードでランチを食べ終えたのだった。
二人で
Aさんのお母さん「じゃあ、そろそろ行きましょうか」
お店を出ると、Aさんのお母さんに話しかけられた。
Aさんのお母さん「ケシミさん、良かったらAと2人で喫茶店でも…どうですか?」
な、なるほど。
お見合いでよくある、「あとは若い二人で…」ってやつだ!!!!!!!
うーん…。
特に断る理由がない。
ケシミ「あ、はい、是非…」
そして、ケシミニャンはAさんと二人きりで喫茶店へ行くことになった。
ケシミ「お願いしまーす」
Aさんの車に乗り、二人で喫茶店に向かう。
Aさん「…」
ケシミ「…」
あ、あれ?
か、会話がない…。
さっきみんなでお昼食べてるときは、Aさんから結構話しかけてくれたのに…。
な、なんか気まずい…。
ケシミ「ラ、ランチのお魚、美味しかったですね~ハハハ」
空気を察し、ケシミニャンから積極的に話しかけてみるが…。
なんか、Aさん…ちょっと難しい顔してる…。
えっ。
ケシミニャン、なんか変なことしちゃったかな…?
それとも、ケシミニャンのパンプスっていうか、足が匂うとか…?
い、いや、それは大丈夫なはずだな…。
出かける前、めちゃくちゃ足に消臭スプレーかけてきたし。
少し不安になりながらも、喫茶店に到着した。
喫茶店
Aさん「この喫茶店でいいですか」
ケシミ「あ、はい」
喫茶店に入り、着席してメニューを見る。
二人とも、同じホットコーヒーを注文した。
Aさん「…」
ケシミ「…」
ケシミ「あ、Aさん、私には、気を遣わないでくださいね!敬語とかじゃなくて、タメ口で全然大丈夫ですから!」
Aさん「あ、はい」
店員さん「ホットコーヒーでございます」
注文したホットコーヒーがきた。
Aさん「いただきます…」
ケシミ「!!」
Aさんの、コーヒーのカップを持つ手が、震えている…!!
ケシミ「(あっ、Aさん緊張してるんだ…!)」
Aさんって、本当に真面目な方なんだなぁ…。
Aさんが緊張しているということは…
今度はケシミニャンが頑張って、Aさんをリードしていかないといけないのか!?!?
謎の義務感に駆られるケシミニャン。
ケシミニャンもコミュニケーションはあまり得意ではないが…
とりあえず、Aさんにいろいろな質問をしてみる。
しかし、ケシミニャンの質問の投げ方がまずいのか…
会話があまり弾まない…。
そして、1時間が経過。
ケシミ「Aさん。私は、この後予定はないので、何時まででも大丈夫なんですが…。Aさんは時間、大丈夫ですか?」
ケシミニャンは、一応Aさんを気遣うつもりで聞いた。
Aさん「あ、はい、僕も大丈夫です…。じゃあ、そろそろ出ましょうか」
えっ。
時間、大丈夫だって言ったのに、喫茶店を出るってどういうこと…?
疑問に思ったが、ケシミニャンはそのとき…。
Aさんは会話も弾まないから、帰りたいんだと思った。
ケシミ「あ、はい…じゃあ、申し訳ないんですけど、私の家の近くまでお願いします…」
Aさんに車で自宅まで送ってもらい、その日はそれでお開きとなった。
しかし…。
この会話のやり取りが、のちに重要なターニングポイントだったということに気づくのは、後になってからである。
大勘違い?
後輩「ケシミ先輩~~!!!!この間のお見合い、どうだったんですかぁ~!?!?」
月曜日、出社すると仲良しの後輩ちゃんからお見合いのことをつっこまれた。
ケシミ「お相手の方はとても良さそうな人だったよ~。ただ、ちょっと緊張してたのかなぁ…。なんか帰りの車のなかとか、あんまりいろいろ話せなくて~。私が、失礼なことしちゃったのかも…」
後輩「えっ、どういうことですか?」
ケシミ「ランチ食べた後、二人で喫茶店に行ったんだよね。んで、私が、”この後時間大丈夫ですか?”って聞いたら、”時間は大丈夫です。じゃあ、行きましょうか”って言って、お相手が喫茶店出ちゃったの!だからそのまま、帰ってきたんだけど…」
後輩「えっ!ケシミ先輩、そのまま帰ってきたんですか??」
ケシミ「うん。だって、お相手が喫茶店出るって言うんだもん…。だからそのまま”家の近くまでお願いします”って言って、実家まで送ってもらったんだ~…」
後輩「先輩!!!!お相手は、喫茶店をとりあえず出て、この後どこか別の場所に行くつもりで、”じゃあ行きましょうか”って、言ったんじゃないですか!?!?それ、帰るって意味じゃなかったかもしれませんよ!?」
ケシミ「!!!!!!!!!!!」
そ、そうか…。
ケシミニャンは、お見合いの後は、てっきり喫茶店だけで終わりだと思っていた。
その後、どこかに行くことは、ケシミニャンの頭の中にはなかったのである。
別に、喫茶店のあと、デートみたいな感じで、二人でどっか行っても良かったんだよね…。
それに、Aさんも、もしかしたら喫茶店を出た後、どこかへ行くことを考えていて…。
帰るつもりで、喫茶店を出ると言ったわけではなかったかもしれない…。
そっか…。
コミュ障のケシミニャンと、緊張気味のAさんとの間で、すれ違いがあったのかもしれない…。
人の思い込みって、怖い…。
それと…。
ケシミニャン、恋愛偏差値、低すぎ…??
と、いうか…。
ケシミニャン、異性と二人きりで会うのが久々すぎて、デートの仕方(?)を忘れていたわ。
その後
とりあえず、会ってみようという気持ちで挑んでみた、今回のお見合い。
ケシミニャンは「お見合い」という枠にとらわれてしまって、あまり自然な感じでお相手に接することができなかったように思う。
特に、後輩ちゃんの言うように、二人でどこか行くなり、デートをしてきても良かったんだよね…。
う~ん…。
初対面だと、お互いのことがよく分からないから、気を遣ったり、遠慮しちゃったりする部分もあるけれど…
だからこそ、相手を知るために、もっと柔軟に、コミュニケーションをとった方がよかったのかもしれない…。
だけど…
そんなの、一度のお見合いじゃ全然分かんないな…。
一度会っただけじゃ、そんなの判断できないよ…。
お見合いも、なかなか奥の深い世界だなぁ…。
結局。
今回はご縁がなかったということになった。
もしも、Aさんが「喫茶店を出ましょうか」と言ったとき、ケシミニャンが「自宅までお願いします」なんて言っていなければ…。
違った結果になっていたのかもしれない…。
…。
ケシミニャンの春は、一体いつになったらくるのだろうか…。
てか、マジで、いつくんの?
ちょっとキレ気味で発泡酒を飲む、ケシミニャンでした。