5歳さん嫁非公認コラム Episode:48「オキシトシンを分泌させる結婚生活」
ちょっと奇抜な奥さまと元気な息子さん達とのユーモラスなエピソードが大人気!ツイッター界随一の恐(愛)妻家5歳(嫁公認アカウント)さんのコラム!
5歳さんが9年間の結婚生活を振り返って考える、夫婦円満の秘訣とは?
お二人とも無意識のうちに、心にも身体にもいいことを実践されているそうです。
第1章 夫婦円満の秘訣?
「5歳さん夫婦って仲良いですよね〜。夫婦円満の秘訣ってあるんですか?」と、インタビューなんかでよく聞かれます。
いちおう、9年間円満に(!?)夫婦生活を送ってきたわけですが、いま一度その秘訣はなんだったのかを考えてみました。
自分達の生活を振り返ってみると、もしかしたら、僕ら夫婦って割と自然にスキンシップを多めにとっているかもな…ということに気付きました。この辺りが夫婦円満の秘訣なのかなと思うので、ここから話していきましょう。
第2章 「30秒のハグで人のストレスは1/3減少する」
まずは基本的なスキンシップ【ハグ】についてです。
僕は帰宅すると、まず嫁のことを90秒くらいハグします。30秒のハグで1日のストレスが1/3減少すると言われていますので、単純計算で【30秒×3セット】ハグすればストレスゼロになるのでは!?とアホみたいな論理を思いついたのですが、真面目に計算すると、30秒で約30%のストレスが減り続け、5分以上続ければストレスは5%以下になります!
あくまでも、理論上の話ではありますが…ハグ5分でストレス95%カットって超すごくないですか??すぐにハグするべきですよね?
仕事が遅くなった夜は、嫁から「早く帰ってきてよ!?」「いまどこ!?」「遅い!」と寂しさのせいかピリピリしたメッセージがよく送られてくるのですが、帰宅してハグをしちゃえばこっちのもんです。ハグしながら背中をさすってあげると、ストレスでカチカチになった背中の筋肉がみるみる緩んでいくのがわかります。ハグをすることによって心が落ち着き、筋肉の緊張がほぐれるのだと思います。
ただし、ストレスメーターが完全に振り切れて爆発している時に「ほら、抱きしめてあげるから胸に飛び込んできな♡」と手を広げるとミゾオチを殴られる危険性があるので、普段から腹筋を鍛えておく必要はあります。
第3章 愛情ホルモン「オキシトシン」の絶大な効果
実際に、ハグをしている時には身体や脳内でさまざまな現象が起こっています。
その中でも有名なのが【オキシトシン】という脳内で分泌されるホルモン物質です。オキシトシンは様々な異名を持っているのですが、、、
「抱擁ホルモン」「信頼ホルモン」
「愛情ホルモン」「幸せホルモン」
「恋愛ホルモン」「癒しホルモン」
「思いやりホルモン」「絆ホルモン」
など、色んな呼ばれ方をしています。
オキシトシンは、人が幸せを感じている時にはほぼ確実に分泌されているホルモンなのですが、これだけ別名があるのにはちゃんとわけがあります。分泌された時の身体の変化がとにかくすごいのです。
・幸福感に包まれる
・恐怖心や不安感の減少
・好奇心が強くなり社交的になる
・信頼感が増す(ハグした相手に対して)
・精神的なストレスが癒される
・親密な人間関係を結ぼうという気持ちが湧く
・記憶力向上
・学習意欲向上
・免疫力アップ
・心臓の機能向上
パッと調べただけでも、これだけ身体に良い作用があるようです。ホルモンを増やす方法は色々ありますが、簡単なのがまずハグです。抱擁ホルモンと言われているくらいですからね!
僕はオキシトシンのことを別に意識していたわけではなく、自然に嫁とたわむれていました。嫁は特にスキンシップをとりたがる女の子なので、すれ違いざまに僕のお尻を触ってくるし、僕が風呂上がりに裸で歯磨きをしていると背後から近づいてきて必ずさわさわと触れてきます。僕も「はぁふん」と情けない声をつい出してしまうんだけど、それを見て嫁はキャッキャッと喜んでいる。部屋の中を裸でウロウロしていると嫁が走ってきて、確実にお尻を「パッシーーーン!!」と引っ叩いてきます。そして、やっぱり僕は「はぁふーーーん!!」と情けない声を出してしまうのです。「これは果たしてスキンシップなのか?」と疑問に思うところもありますが、嫁は積極的(?)にスキンシップを図ってきます。多分、僕も触られながらオキシトシンが出ちゃっているのだと思います。
僕もやられているばかりではなく、嫁の背後を取ってよくスキンシップを図ります。嫁はふざけて「もっとぉ〜〜」などとおどけた感じで言うのだけど、そのやり取りが面白いので2人でケタケタと笑っています。息子達はそんな僕らのやり取りを「またこいつらやってるよ〜」みたいな顔で見てきますが、そんなのお構いなしで2人で触れ合ったり、ふざけて引っ叩いたりしています。
ペットショップに行くと、子犬たちが割とガチで乗っかったりして軽くプロレスしてたりしますよね。うちの夫婦はあんな感じなんですよね。じゃれ合う犬。オキシトシンを出し合う関係です。
第4章 ハグ以外にも、こんな方法があるらしい
もちろん、オキシトシンが分泌される行為はハグだけではありません。夫婦だったらキスとかでもお手軽にオキシトシンが出ます。日々の生活の中では軽いキッスでも十分効果的です。僕は「いってきます」「ただいま」「おつかれさま」くらいの頻度でキスします。長く続く夫婦生活ですから、習慣と言ってしまえば味気がなくなってしまいますが、1日3キッス制を取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
ここまではスキンシップの話でしたが、もし触ったり、キスをしたり、それらが照れくさい、恥ずかしいというようでしたら、もっと簡単な方法があります。それは【会話】です。家族でしたら団欒の時間ですね。言葉でのコミュニケーションでもオキシトシンが分泌されるんです!
今までこのコラムを「ハグもキスもする相手がいないわ!!」と思って読んでいた人には朗報ですね。スキンシップはしたくても出来ないっていう状況になることもあると思いますが、会話ならば出来ますよね!?
僕達も毎日最低1時間は話すようにしています。嫁には本当に友達らしい友達がいない。「こーちゃんが唯一の友達だから!」と公言しているくらいなので、僕は旦那でもあり、一番の話し相手でもあるわけです。嫁は朝から夜まで何があったかを事細かに報告してくれます。僕は割と聞く側に徹するのですが、1時間思いっきり話すと、嫁は間違いなくオキシトシンが出たようなスッキリした顔をします。
今回、オキシトシンのことを調べながら僕の夫婦生活を振り返ってみたら、オキシトシンの分泌が促される行動ばかりしているという発見がありました。もし、これを読んで「オキシトシンが足りてないかも?」と思ったら、まずはパートナーを抱きしめるところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
では、あなたがより良い豊かなオキシトシンライフを送れることを願っています。さよなら。