生粋の恋愛ポエマー0号室のツイート攻略本 目次「傷ついてください、それが当たり前ですから」
「どうしてラインの返信遅いわけ?」
「一緒にいるときぐらい携帯ゲームやめてくれない?」
「あの子とイチャつかないでよ、私が彼女なんだからさ」
恋人とこんな会話したこと、ありますか?
あ、思ってるだけじゃダメですよ?
きちんと言葉にして伝えたことはありますか?
前にSNSでフォロワーのみなさんに「恋人や友人に言いたいこと言えてますか?」というアンケートをとった事があるんですけど、結果はどうなったでしょう。
「はい」30%
「いいえ」70%
「言いたいこと言えない派」が大多数を占めている事がわかりました。もしかしたら、これを読んでいるあなたも「いいえ」派だったりして。
もしそうだという人がいたら、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
それでは、今回のテーマとも言えるツイートをご紹介します。
『だって、嫌われたくないから』
自分出せない恋愛なんて
— 0号室#4作目となる新刊発売中! (@0__room) 2019年1月24日
めちゃくちゃ疲れるし
ストレスしか溜まらない
はい、その通り。ストレスしか溜まりません。
自分という人間の表情や気分、思いを素直に表現できる人には、我慢しかできない人の苦しみや
痛みは理解できません。ですが、僕は理解できます。我慢しかできない側の人間だったからです(ちなみに、全くと言っていいほど意見を言えない人に限ります)。
過去に、好きで好きでたまらなかった女の子と付き合う事ができた僕は、付き合えた記念すべき1日目から、とある恐怖心と闘うことになりました。それは「嫌われたらどうしよう」という名前の気持ちでした。
こいつは厄介だった、本当に厄介だった。
何をするにも、この気持ちがひょっこり現れて、すべて悪い方向へとイメージを膨らませてしまうし、何かを伝えようとすれば、彼女の見えない心までいとも簡単に見通せると錯覚するくらいの力を発揮した(もちろん悪い方向に)。
彼女は性格も穏やかで明るい子のはずなんだけど、僕が悪い方向に考えてしまうので、彼女はもしかしたら怒るかもしれないし、すぐ別れるとか言い出すタイプかもしれない、となぜかまるで別人のように思えてしまっていたんです。
正直、辛かったですよ、勝手に架空の物語を作り出して、勝手に病んで、勝手に失望して、勝手に嫌われたって勘違いしちゃうんだから。
もし、あの頃の僕の気持ちをわかってくれる人がいるなら、変われた側として言わせてもらいます。
「もし、相手のそばにずっといたいのなら、自分をどこかで出していかなきゃ。それとも、口にガムテープしたまま歳をとりたいの?」
人と付き合うということは
人と付き合うということは、傷付くということ
— 0号室#4作目となる新刊発売中! (@0__room) 2015年10月4日
人と付き合うこと。つまり、生まれや育ちが違う者同士が、ある程度の時間や空間を共有して、少なからずお互いの人生を一つにしようとしていくわけですよ。
自分のクローン人間や思い通りに洗脳された相手じゃない限り、違う色が混ざり合うわけで。
わざと遠回しに言っていますが、要するに、自分以外の人と共存すると何かしらの問題が起きるってことです。
はい、ここで質問です。相手に言われたくないことを言われたり、されたくないことをされたりしても、あなたは傷つきませんか?
「え?傷つかないけど?」という方は悟りを開いている可能性があるので、ここから先はぜひ薄目で読んでください。
普通は、傷つきますよね。
当たり前です。だって、家族間でも傷つけ合うのに、他人と生きていくわけですから。
相手と長い時間を過ごしていると、だんだん相手のことがわかってきますが、それでも知らないことの方が多いものです。予想外の出来事も積み重なっていくので、相手がどんなに大好きな人だって「いつも2人仲良く」は簡単じゃありません。
このことをわかっていない人がお付き合いを始めてしまうと、すぐ嫌になり、別れ、自分は恋愛不向きだと口を尖らせてしまうことになります。
そういう方に、この文章を読んでほしいのです。
もう一度言います。「人と付き合うということは傷つくということ」。
そうして自分を知り、相手を知るのです。