生粋の恋愛ポエマー0号室のツイート攻略本 目次「伝える技術は、生き抜く技術」
「恋してますか?」「してます、超ツラいですけど」
「恋してますか?」「はい、毎日浮き沈みはあるけどなんとか続いてます」
「恋してますか?」「いいえ、もう傷つくのが怖くてできていません」
この質問をSNSにあげるたびに、ここには書ききれない程多くの悩みやSOSが僕の元に送られてきます。
これを読まれている方々はどうですか?
「今、恋してますか?その恋を楽しめていますか?」
胸を張ってYESと言える人と言えない人、この違いは一体どこにあるのでしょうか。
今回は、この質問に対する答え…なんて大それたことは書けませんが、今から書くことを読んで、好きなように咀嚼して血液に混ぜて栄養素にしてもらったり、気持ちの持っていき方、保ち方の参考にしたり、ハードな恋愛をしている方なんかは少し休憩する場所にしてくれたなら嬉しいです。
僕が普段、ツイッターで発信している、恋愛に対する言葉の裏側にある気持ちを書かせてもらいます。
『伝えたつもり、言ったつもり』
伝えたつもりは、何も伝わってないし
— 0号室#4作目となる新刊発売中! (@0__room) 2013年9月25日
言ったつもりは、何も言えてないんだ
自分が思ってるほど、相手には届いてないことの方が多いから
ドキッとした人、多いのではないでしょうか?
この言葉を書いたのは約6年前になりますが、僕自身も今書きながら、自分の言いたい事しか言わなかったコミュニケーション下手なあの頃を思い出してしまいました。
相手に気持ちを伝える時、してはいけないことがありますよね。
それは「一方通行で気持ちを伝えること」です。
言葉をボールに例えるならば、キャッチボールのように相手の受け取りやすいボールを投げるのではなく、ドッジボールのように相手にズバッと豪速球を当てて終わりにするやり方です。
キャッチボールならば、相手が次に何を話そうとしているかも予測しながら投げるので、会話にリズムが生まれ、心地よいラリーが続きます。
一方、ドッジボールの場合は真逆で、相手をめがけてボールをぶつけるだけなので、相手の気持ちを汲んであげる余裕はなく、ただただ「あースッキリした」と自分だけがストレス発散して相手を傷つけてしまうのです。
これを聞いて身に覚えのある方は、おそらく今恋愛がうまくいっていないか、つまらなくなってきているか、気持ちの行き場がなくて苦しんでいるのではないでしょうか?
2人のうちどちらかがこういうコミュニケーションの取り方しかできない場合は、かなりマズイ状態と言えますよね。
だって、そこに「思いやり」なんて気持ちは存在しないからです。
別れを決断した人に理由を聞くと、「思いやりが感じられなかったから」という意見がかなり多いんです。
もし、これを読んでいるあなたが「自分はドッジボールをしてしまっているかも」と思うなら、次の会話はキャッチボールを意識してみるといいかもしれません。
また、相手の伝え方がいつも一方的だなと感じる場合は、相手に自覚があれば話し合いで解決できそうですが、無自覚だと、付き合いが続いていく中で必ず我慢の限界がくるはずです。
そうならないために、まず相手に自覚させる事が一番の解決方法だと思います。
言いたいことを言い合うことの難しさ
変な意地張って、いいことなんて一つもなかった気がする
— 0号室#4作目となる新刊発売中! (@0__room) 2015年2月14日
これは、僕自身も苦い経験があります。
学生時代、当時お付き合いしていた方と些細なことで喧嘩をしてしまい、どちらも既に許している感じだったんですが、変な意地の張り合いをし続けて気まずくなり、結局別れてしまいました。
特に思春期は、気持ちがすごく繊細なので様々な感情が湧き上がってくるんですが、うまく言葉にできなかったり、感情表現の経験不足もあって、思うようにコミュニケーションがとれないことがあるんですよね。
もちろん、お互いの関係性が一番のキーになりますが、言いたいことを気兼ねなくスラスラ言いづらいようだと簡単にヒビが入ってしまいます。
良くも悪くも言いたいことを言い合えるっていうのはなかなか難しく、だからこそ、そういう関係に憧れるカップルが多いんですね。
付き合う対象には“顔面偏差値がイイ”とか“話が面白い”なんてことを求める人が多いと思います。そんな人と巡り会えたら最高ですよね。ですが、不思議なもので、次第に“一緒にいることが心地よくて何でも気軽に話せてしまう相手”に惹かれていくようになります。
「え?当たり前じゃないの?」と思っている方もいるとは思いますが、そこで相手を選ぶ人って意外と少ないんです。
今は、インスタ映えが当然で、「お洒落な人しか隣を歩いて欲しくない」と思っている若者が圧倒的に多いですからね。
見た目も大事ですが、最優先するのは気が合うかどうか。
気が合わなかったら、一緒にいてもつまらないですよ?
第三者の目や意見を気にするよりも、まずは自分の心が居心地良いって感じた人とお付き合いしてみてください。
恋を楽しむ秘訣は、心地良いコミュニケーションにあり。
これは、本当に本当です。