生粋の恋愛ポエマー0号室のツイート攻略本 目次「良き出会いしてるって間髪をいれずに言えますか?」

2019/05/17 UPDATE

『出会い』

春。ついに新元号も決まり、新しい生活をスタートされた方も多いと思います。
新社会人としての初めての職場だったり、新しい学校生活だったりと環境がガラリと変わるこの時期、おそらくほとんどの方が同じ悩みを抱いていると思います。

それは「良き出会い」に恵まれるかどうか。

仕事のやり方や社会人としてのマナーがわからない、授業内容が不安で不安で仕方がない、という方も中にはいると思いますが、群を抜いて一番多い悩みは多分「人間関係」ではないでしょうか。
会社でいえば同期や上司、学校でいえば同級生や先輩、その中に果たして気の合う仲間と呼べる人達がいるかどうかで、今後の生活や人生までもがまるっきり変わってしまう気がするもの。
新しい環境で、誰と出会い、誰と繋がっていけるか、それは生きていく過程での大きなテーマでもありますよね。

さて、この場では、今までツイッターの中で呟いてきた言葉たちの裏側にある想いを語っていけたらいいなと思っています。
今日は「出会い」をテーマにしたツイートをご紹介したいと思います。



この言葉を呟いたとき、僕はプライベートも仕事もうまくいっていませんでした。
外資系のスポーツメーカーで働いていたのですが、なかなかスキルアップができずに足掻く毎日で、周りから期待されても結果が出せない、苦しい時期でした。
プライベートでは、彼女(今の奥さん)とお付き合いをしていました。彼女には自分よりも人としての魅力があり、そこに惹かれていたはずなのに、いつの間にかそれが嫉妬に変わっていきました。

正直、あの時は「何もかもうまくいかない」と自暴自棄になっていたと思います。
そんな辛い時期にも、僕の指針になってくれたのが彼女でした。
彼女はキャリアもあり、いつも知らないところで努力をする人でした。そんな彼女の周りには、明るく前向きで仕事も遊びも一生懸命な仲間たちがいて、一緒に集まるといつも色々な失敗談や成功例を聞くことができました。
そういう時間を共有できたことは、僕にとって宝物です。
そして、あの仲間達にはきっと僕一人では出会えなかった。
類は友を呼ぶ、この言葉はプラスにもマイナスにも働きます。
あなたの周りにも、自分と同じ境遇や同じ考え方を持った人達が集まっているはずです。
でも、どうせなら刺激を与えてくれる人達を集めたいですよね。

その「出会い」の受け止め方で、人生が変わる



よくこんな言葉を耳にします。

「出会わなきゃよかった」

誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
僕も社会に出るまではそういう考え方で生きていたタイプの人間だったので、苦しいときに真っ先に口から出るのはこの言葉でした。
酷く傷つく恋愛を経験したり、二度と顔も見たくないぐらい相手に嫌悪感を抱いてしまうなんてこともありました。

ただ、この言葉を書いた時にある変化が起こったんですよね。

先程も書きましたが、スポーツメーカーに就職した際、とある名物上司の下につくことになりました。
とにかく人使いが荒い、暴言は吐く、無茶振りが多い、それでいて誰よりも先に帰る。
自分でもよく耐えたなと思いますが、ブランドが好きというだけでモチベーションを保つのがやっとでした。
気が付けば1年半が経ち、その上司もそろそろ異動になるという噂を耳にしていましたが、ちょうどその頃新しいプロジェクトが始まることになりました。
僕はどうしても参加したかったのですが、2年目での起用は難しいとのことでした。
が、あの名物上司が自分を推薦してくれるという奇跡が起こり、プロジェクト参加が決まったのです。
異動になる前日、上司から「俺に意見してくる根性あるやつはお前だけだった」と言われ、そこで初めて自分を推薦してくれたことを知り、思わず男泣きしてしまいました。
「こんな人と出会わなきゃよかった」、そういう考え方をしていた自分が急に恥ずかしくなり、その日を境に変わっていきました。

経験してみないとなかなか理解はできないかもしれませんが、一つのエピソードとして知っておいてもらえると、案外生きやすくなるかもしれません。

投稿者名

0号室

「妻大好き症候群」の夫。2013年7月よりTwitterを開始。恋する気持ちを表したツイートが共感を呼び、フォロワー数25万人を突破。今年の3月に書籍4冊目を出版するなど文筆家、コピーライター、インフルエンサー、インスタグラマーとして幅広く活躍中。
HP(書籍関係):https://0roomroom.wixsite.com/mysite twitter:https://twitter.com/0__room instagram:https://www.instagram.com/0___room/