私が新入社員のときにやらかした、ちょっと恥ずかしい失敗談
どうも!ケシミニャンです!
このエッセイを書いているのは4月初旬なのですが…
通勤中、着慣れないスーツが初々しい、新社会人の姿を目にします。
カーッ、ま、まぶしい!!!
ケシミニャンも一応、あんなフレッシュな時があったんだよなぁ…(遠い目)。
というわけで、今回は、そんなフレッシュな新人時代を思い出し…
ケシミニャンが新入社員のときにやらかした、ちょっと恥ずかしい失敗の話で行こうと思います!
コロッケ定食ブーム?
それは、新卒で入社した会社での話…。
5月のことだったと思う。
上司が私的な旅行のため、数日不在になることとなった。
上司「不在の間、チームのみんなに迷惑をかけることになるから、お昼ご飯をご馳走させてほしい」
かなり年配の上司だったが、今思えばそのような理由でランチをご馳走してくれるなんて、かなり良い上司である…。
チームメンバーは、ケシミニャンも含めて6名程度だったと思う。
上司「じゃあオレの行きつけの●●食堂に行こう!
みんな、遠慮なく、好きな物を食べていいからな~!!!!!」
ケシミ(やったー!!!!!好きな物を食べていいんだ~~~!!!!!)
あらかじめお店に注文するために、先輩社員が一人ひとりに頼むメニューを聞いて回り始める。
先輩社員「ケシミさん!ケシミさんは何食べる?」
先輩社員に見せられた、お店のメニュー表を眺める。
手元を見ると、誰が何を頼むかのメモ書きがあった。
メモ書きには、こう書かれていた。
上司 コロッケ定食
社員1 コロッケ定食
社員2 コロッケ定食
社員3 コロッケ定食
社員4 コロッケ定食
社員5 コロッケ定食
ケシミ(は?コロッケ定食ブームか?)
読者のみなさまはもちろん、お分かりだと思うが…
何故、全員コロッケ定食だったのか…。
全員が、「値段・料理のでき上がるタイミング」ともに同じになるように、みんなが察して「コロッケ定食」で統一したのである。
しかし、新入社員で世間の右も左も知らぬ、社会性皆無のアホのケシミニャン。
本気で、何故全員がコロッケ定食にしているのか、理解できなかった。
マジで理解できなかった。
ケシミ(上司がおごってくれるって言うんだからさ…みんなもっと良いもの食べればいいのに…)
そしてケシミニャンは、全員がコロッケ定食を注文するなか…
自分の欲望に忠実に、自分の好きな物を遠慮なく注文してしまうのである。
ケシミ「にぎり寿司で」
先輩社員「…にぎり寿司…?」
ケシミニャンの注文をメモしようとした、先輩社員の手が止まった。
先輩社員「…にぎり寿司…?にぎり寿司とコロッケ定食、値段違うけど…大丈夫?」
ケシミ「値段違くても大丈夫です!」
…。
今なら、何故、先輩社員が「大丈夫?」と言ったのか分かる。
「お金を出してくれる、上司のことも考えなよ!!」。
ということだったのだが、当時のケシミニャンは、
「ん?先輩社員は、ケシミニャンがお金を払うわけじゃないのに、何の心配しているんだろう?」
と、思ったのである。
ああ…アホすぎる…。
先輩社員も、アホのゆとり社員に注意すると、何か面倒くさいことになりそうな気配を察知したのだろう。
それ以上は、何も言わなかった…。
結局、ケシミニャン一人が、みんなより値段がちょっと高いにぎり寿司で、他はみんなコロッケ定食という注文内容となってしまったのだ。
しかし。
本当の地獄は、これからである…。
まさかの上座事件
昼休み少し前になり、予約したお店に入ったチーム一同。
店員「ご予約いただいた○○様ですね~!お座敷、ご用意しています~!」
みんなでお座敷へ行く。
すると、上座の席にだけ、お醤油の瓶が置かれていた。
そして、他の座席にはコロッケ定食につく、ミニサラダがすでに置かれていた。
先輩社員「ケ、ケシミさんはにぎり寿司だから、この席(上座)だね…」
この時、さすがの鈍いケシミニャンも、自分がしたことのヤバさに気づいた。
ケシミ(そうか…。お店の人は、偉い人がお寿司を頼んだと思って、お寿司の人を上座にしたんだ…。そうか…ケシミニャン、みんなと同じ、コロッケ定食にしなくっちゃいけなかったんだ…)
今更、注文を変更できるワケもなく…。
何故、ケシミニャンは他のみんながコロッケ定食を頼んでいることを、「ブーム」などと思ったのか。
そして何故、上司の「遠慮なく、好きな物を食べていいぞ!」という言葉を鵜呑みにしてしまったのか…。
素直というか、ピュアというか…。
いや、単なるバカなんですけど。
当時、忖度という言葉も流行しておらず…。
ケシミニャンは忖度という言葉の意味はおろか、概念すら知らなかったのである…。
他人の言葉を、額面通りに受け取ってしまうところのあるケシミニャン。
「恥ずかしい」という気持ちを通り越し、もはや「無」の感情であった…。
そして、ランチを奢ってくれる上司は、ゲラゲラと笑いながら、平然と下座のほうに座ってしまったのだ。
恐らく、ケシミニャンのしたことに対して、笑ってくれていたんだと思うが…。
今思えば、この上司の懐が深く、そうやって笑ってくれたおかげで、その時のケシミニャンは助かった。
そして、上座にゆとり新入社員のケシミニャンが座り、上司や他の先輩社員は下座に座っているという謎の絵図ができ上がったのだ…。
店員「お待たせいたしました!にぎり寿司です!
コロッケ定食は、後からお持ちしますので、お待ちくださいね!!!」
そりゃ、にぎり寿司が最初にくるよね。
その後、コロッケ定食が続々と到着。
上司「じゃ、みんな、オレはしばらくいなくなっちゃうけど、頑張ってくれよな!!!いただきま~~~す!!!!」
上司の音頭で、一斉にランチを食べ始める一同。
ケシミニャンは、いくら大好きな寿司とはいえ、そんな状況では味も何も感じられなかった…。
たくさん失敗するということ
思えば、新入社員のときは、今以上に世間知らずで社会性もなかったケシミニャン。
仕事でも、かなり色々な失敗をしました…。
前述のような失敗もたくさんしましたし、自分が気づいていないだけで、ほかにも絶対、たくさんの人に迷惑をかけているんです…。
そして、新入社員の時は、ちょっとした失敗もミスも、本当に本当に辛かった…。
慣れない仕事や新生活のストレスも相まって、失敗をするたびに、自分は社会人としてやっていけないのではないか…、社会不適合者ではないか…、と落ち込んでいた。
でも、今ではそんな失敗も、懐かしいというか、何てことない失敗だったんだなって思います。
それは、そんな過去の失敗を笑い飛ばせるぐらい、いろいろなことを経験して、自分が強くなってきたからかなって、思う部分もあるけど…。
人間、新社会人とか関係なく、何歳になっても失敗は絶対にする!!
そして…。
どんな失敗もミスも、その時は大ごとのように感じられるけれど。
長い人生からしてみたら、いつか必ず、「そんな失敗、大したことじゃなかったなぁ」って思える日が、来るんだよね。
もちろん、反省は必要だけれど…。
自分が前に進んでいく限り、どんな失敗も笑い話にできる日が絶対に来ると思う。
いろいろな失敗をする、新社会人時代。
「人生のネタ帳を作ってるんだ!」ぐらいの気持ちでいけたら、最高だよね。
新社会人のみなさん。
失敗した数だけ、自分が頑張った証拠だからね!
ドンと構えていきましょう!!!
なんて思う、未だにダメ人間で失敗だらけのケシミニャンでした。