生粋の恋愛ポエマー0号室のツイート攻略本 目次「想い始めるより、想い続ける方がしんどくない?」
SNSで呟く恋愛ポエムがすべての恋する人の心を打つ、恋愛ポエマー0号室さんの新連載が始まります!
アイスムでは、0号室さんが今まで呟いてきた数々の名言に秘められた想いや真意を解説していただきます。
SNSでは表現しきれない、0号室さんの世界観が見られそう。待望の第1回、テーマは「誰かを想い続けること」。
はじめまして、0号室です。
はじめましての方がほとんどだと思うので、軽く自己紹介をしたいと思います。
結婚歴4年目を迎えますが、いまだに妻大好き症候群の病にかかっている夫です。
この病が功を奏して、僕ら夫婦の出会いを書きまとめた本や、恋愛指南本なども出版しています。
「なに、妻大好きとかキモい」とか「単なるポーズでしょ」と思われるかもしれません。このご時世、結婚してよかったとお互いが本気で思い合ってる夫婦はかなり少ないような気がします。その証拠に、SNSで妻が夫を、夫が妻をディスるツイートは、毎日のようにアップされるほどの人気トピックです。
なぜ、こうなってしまうのか。結婚してから何を怠ってしまっていたのか。そして、なぜそれでも別れずに夫婦生活を送られているのか。正直、僕らにとっては都市伝説並みに信じられないのですが、現状はそうなんですよね。
お互いに忙しかったり、子供がいたり…と、夫婦ってなかなか簡単にはいかないことも多いんですが、それでも「なぜそこに陥るまでに策を講じなかったのか」、僕にとってはそれが一番の謎なんです。
こういう夫婦が多いからこそ、夫婦円満なお話が本になるくらい物珍しいのかもしれませんね。
さて、少し話が逸れてしまいましたが、僕はツイッターやインスタグラムで恋愛に関することや、友人や家族にも当てはまる甘口辛口の言葉を書き続けています。
ここでは、今までツイートしてきた言葉を、決めたテーマ毎に取り上げ、その裏側を解説していこうかなと思っています。
見返したくなったら、僕のツイッターに飛んでもらえると幸いです。
誰かを想い続けることは
— 0号室#4作目となる新刊発売中! (@0__room) 2018年11月1日
マラソンに似ていると思う
辛ければリタイアもできる
それでも走り続けるかどうかだと思うな
『誰かを想い続けること』
今回は、「誰かを想い続けること」をテーマにしたツイートをご紹介します。
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誰かを想い続けることは、スポーツに例えるとマラソンに似ている
辛ければ足を止めれば、容易にリタイアもできる
それでも走り続ける人はいる
誰かの想いを背負うというのは、どうしたって重さが加わってしまう
でも、それでも走り続けられるかどうかだと思う
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みなさんは、今までやり続けてきたものってありますか?
例えば、ルーティーン化してきたものでもいいです。
好きでやってることでもいいですが、ここでは意識して続けてきたものを思い浮かべてください。
どうですかね、間髪いれずに即答できた方いますか?
イエスと即答できた方。羨ましいなと正直に思います。僕の場合はノーと即答できるくらい、やり続けてきたことがありません。
何かに興味を持ち、始めてみることは意外とすんなりできるのですが、これを維持して下さいと言われると急に顔色が変わるタイプの人間です。
「深く知りたい」という欲が生まれない限り、すぐ冷めてしまいます。
身をもって学んできたからこそ言えるのは、始めることよりも、それを継続することの方が遥かに難しいということ。
でも、そういえば最近は、夏に向けてイケてる身体を目指し、筋トレを3ヶ月間頑張って続けています。
まぁ、これはしっかりした目標があるからですが。
…またまた話が逸れましたが、この継続する力って、恋愛感情においても同じことが言えるのではないでしょうか。
つまり「好きになることよりも、好きでい続ける方が難しい」。
変化の中で向き合う
男女問わず、相手を好きでい続ける為には、毎回色々な誘惑に勝たなければなりませんし、パートナーの協力なしに勝ち続けることはできません。
たまには誘惑に負け、血の雨が降るくらいの喧嘩に発展することもあるほど。
僕にも3ヶ月に1回くらい、この荒波がやってきます。
うちの奥さんは西部劇のガンマンなみに正論を撃ち込んでくるので、いつも瀕死になりながらやっと分かってきたことなのですが、大切なのは「なんだかんだで好き」をもとに「必ず出る綻び」を修復し続けることです。
「好きなところを10個あげて」と言われたら、お互い老人になっても嬉しそうに語っていたいなとは思いますが、全員が全員そうなれるかと言ったら、それは難しいことかもしれません。
でも、やろうと思えばできることだとも思います。
好きって気持ちなんて、新鮮なうちが華で徐々に薄れていきますが、逆に芽生えてくるものもあります。
それは、相手を大切にしていきたいと思う気持ちです。
相手を大切にしたいと想い続けられるか、そして、喧嘩を重ねるたびに生まれる亀裂や綻びをその都度修復していけるかどうかが、2人の関係を決める運命の分かれ道だと思います。
毎日当たり前のように死へと近づいていく中で、環境も人も自分の気持ちさえも当たり前のように変わっていきます。
その変化は微々たるものかもしれませんが、目を向けずにいれば、いつしか「深い溝」に変わっているかもしれませんし、そうなってしまえば修復の余地はありません。
回避するには、常に相手を観察し、同時に自分の気持ちとも向き合う必要があります。
今、僕が胸を張ってイエスと即答できるとしたら、その気持ちに本気で取り組んでいることくらいかもしれません。