5歳さん嫁非公認コラム Episode:43「これが燃え尽き症候群なのか」

2019/04/10 UPDATE

ちょっと奇抜な奥さまと元気な息子さん達とのユーモラスなエピソードが大人気!ツイッター界随一の恐(愛)妻家5歳(嫁公認アカウント)さんのコラム!

忙しくも充実した日々を送っている5歳さんですが、最近、ある異変が起きたそうです。
ついつい頑張りすぎている人も、これから頑張りたい人も、頑張っていることに気づいていない人も…まずは、今の自分を受け入れてあげることが大事なのかもしれません。

第1章 充実した日々の陰で

最近、「これが燃え尽き症候群なのか、、、」と感じてグッタリしていました。
というのも、ここ半年かなりのハードスケジュールで仕事をこなしてきた僕。コラムや記事も、ここ何カ月かは月に15本ペースで書いていたので、親指が腱鞘炎になりそうでした(スマホで原稿を書くスタイル)。そして、僕の本業は整体なんだけど、去年からオフィスで整体をやるというスタイルでやり始めて、そっちの方もめちゃくちゃ順調にいっている。毎日が楽しく、この半年はとにかく走り続けたって感じでした。自分的には「やりがいを見つけたぜ!」って感じで、充実した日々を過ごしていたつもりだったんです。

しかし、3週間くらい前からです。
な〜んのやる気も起きてこないのです。
もちろん、仕事モードがONになればバリバリとタスクをこなしてはいました。ライターの方はやる気は出なくても締め切りはやってくるので、今までに書きためていた原稿のストックを放出しながら乗り越えました。しかし、新しい原稿を前に「よし!書くぞ!」とスマホを開いた途端、やる気がしょぼしょぼとなくなり、イマジネーションのスイッチがバチンっと音を立ててOFFになってしまうのです。そのままSNSを何時間眺めていても良いアイデアは降りてこないし、「こりゃどうしたもんか、マジでどうしよう」と筆が進まなくてすっかり困り果てていました。俗に言う「ネタが尽きた」って状態だったんだと思います。

第2章 嫁は僕の一番の理解者

こういう時、僕は誰にも相談せずに一人で悩むタイプの人間なんですが、嫁には「なんか浮かない顔をしているけど、どうかしたの?」とすぐに気付かれました。さすが嫁です。常に僕の全てをチェックしているだけの事はあります。顔色の変化をすぐに察知するんですよね。
「いや、全然書くことが思い浮かばなくて」
冴えない顔で僕がそう呟くと、
「それって燃え尽き症候群ってやつじゃない?」
と嫁が言いました。

その言葉に、僕はめちゃくちゃピンときました。

「はぁ〜燃え尽きたのか〜」

そう思いながら、スケジュールがびっしりと埋まったここ半年分のカレンダーを見返しました。
「どうしたらいいんだろうな〜」と締め切りを目の前にして途方に暮れていると、嫁がこんな事を言ってくれました。

「こーちゃん、最近めっちゃ頑張ってたじゃん!コラムも記事もたくさん書いて、しかも全部面白かったよ!なんか、最近は都内のいいマンションに引っ越すぞ!って気合い入れてたけど、私は今の家でも充分満足してるよ!住み心地もすごく良いし。家族の為にたくさん働いてくれるのは嬉しいけど、無理して前みたいに胃潰瘍になったら心配だし、そんなに頑張らなくても大丈夫だよ!上を見たらきりがないじゃん?今のままでいいから、もっと家族とゆっくり過ごそうよ?」

はぁーーーー!!!嫁ぇええええ!!大好きだーーーー!!僕の中で何かが溢れ出しました。

単純だけど、こういう時に結婚してよかったなと心底思える。僕は普段は元気いっぱいだし、テンションもめちゃくちゃ高い。たとえ落ち込んでいても、周りにバレない様に気をつけているんですが、嫁にはバレちゃう!しかし、すぐにわかってくれているこの安心感!嫁最高!

ぶっちゃけ、「ネタが尽きた」と感じてからは、僕も枯渇感を乗り越えるために一人でジタバタと色々試してみました。「インプットが足りないんだ!」と思い、本屋で大量の漫画と本を買い漁り、映画も観まくって超インプットしまくりました。しかし、それでもダメだったので、次は「気分転換が必要なんだ!」と連日サウナに行って汗を流し、公園で軽く運動もしました。ちょっとだけ気持ち良くなりましたがイマジネーションのスイッチは入らず、「スタミナと栄養が足りてないのでは!?」と焼肉に行き、そしてタピオカやパンケーキで糖分摂取などなどなど、僕の今までやって上手くいってきた気分転換法をぜーんぶ試してみて、それでも全然ダメで…軽く絶望してました。

「いったい、どうしたらいいんだよ」

嫁は、そんな一人でジタバタとしている僕をジッと観察していたんだと思います。そんな時に声を掛けてくれたのです。

嫁はポジティブな人間では全然ないし、むしろネガティブ人間代表みたいな性格をしているんだけど、僕が落ち込んでいる時だけはめっちゃポジティブな人間に変身して励ましてくれる。

「どうにかなるって!Take It Easyだよ!」
「大丈夫だよ!piece of cakeだよ!」
「Life Goes Onでいこうぜ!」

ちなみに「Take It Easy」も「piece of cake」も「Life Goes On」も僕が好きでよく使っている言葉なんだけど、全然そういう気分になれない時にこそ嫁がこうやって声を掛けてくれて、思い出させてくれる。そして、何回もそうやって言われているうちに、ちょっとずつ精神が回復していくのがわかる。

夜寝る時は、横にいる嫁が「こーちゃんはよく頑張っているぞぉ〜よ〜しよし、よ〜しよし」
とムツゴロウ王国のムツゴロウさんみたいに僕の背中をわちゃわちゃとさすってくれる。すごく心が落ち着く。

嫁の励ましもあって、僕の気持ちは段々と上向きになり、こうやって原稿を書くまでに回復しました。今はまたイマジネーションの力が復活して、色んなアイデアも思い浮かんできたし、もうしばらく大丈夫だと思う。

第3章 Take It Easy だよ!

今回の事を振り返ってみても、やる気がすっかり無くなってしまった原因とか、決定的なキッカケとかに思い当たる節はないんだけど、多分、それは自分では気付いていない仕事の疲れだとか、季節の変わり目とか、目には見えないものだったのかな。4月になって、新しい環境や職場で頑張るぞ!と張り切って生活をしている人もたくさんいると思う。しかし、やっぱり今までと違う環境だと精神的なストレスはたまると思う。僕みたいにやる気が全く出ない状況になってしまった人にこう言いたい。

「どうにかなるって!Take It Easyだよ!」
「大丈夫だよ!piece of cakeだよ!」
「Life Goes Onでいこうぜ!」

投稿者名

5歳

34歳。嫁と息子2人。
嫁は可愛くて、恐ろしい。
息子達は可愛いくて、可愛い。
そんな4人家族の半径15mの生活。
嫁が快適に生活出来る事を一番に考えながら今日も僕は働いて、そして書く。
普段僕の話を聞いてくれる人はいないので皆さんが聞いて下さい。よろしくお願いします。
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